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家路 (2004年)

作詞・作曲・歌・演奏:増田達彦
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最近、文字投稿できず、また、下手な歌でごまかそうとしている、増田です。
2004年に作り、ひとりで宅録した歌ですが、70年代folkの匂いぷんぷんです。
ただ、2000年代になって、人々の孤独は、より増したような気がします。
どう生きても後悔するのが、人の常。
後悔しないような、家路にしたいものです。




家路
words & music by Tatsuhiko Masuda 2004年4月2日


家路を急ぐ人に 

背中を押され 

躓くように立ち止まる

駅前の交差点


どこかで響く 

携帯の着メロ 
 
俯きメール読む顔を 

照らす、ほの灯り 


春は名のみの 

北風が吹き抜け  

凍える耳を裂く 

すさんだ音のクラクション 


車体軋らせて 

バスが曲がって行く 

同じリズムで揺れる顔が 

みんな疲れてる

 

すべての人にやさしくいたいと 

思う心は傲慢なのだろうか?

ましておまえに 俺はどれだけ 

やさしくできたかと

唇をかむ





桜、散りそめる

黄昏の遊歩道   

家路を急ぐ肩に

春が降りかかる


流れる人波に

一人逆らうように   

空を見上げて

立ち尽くす俺がいる 



足許で弾ける

子供たちの笑い声  

小さな掌が

春を掬い上げている 



人はいつから

子供であることをやめ  

いつから人は、

大人になるのだろう


 
すべての人にやさしくいたいと 

思う心は傲慢なのだろうか?

ましておまえに 俺はどれだけ 

やさしくできたかと

唇をかむ


(サビ、繰り返し)

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