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東京マラソン2023
東京マラソン、走ってきました。
結果は2時間47分45秒。自己ベスト、いわゆるサブエガを達成することができました。
サブスリーも6回連続。ここは密かに結構こだわっているところです。
今回は準備期間で調子が乱高下した上に直前にはアクシデントもあり、
なんとか辻褄を合わせたようなレースになりました。
今後のために振り返ってみます。
準備期間の七転八倒
11月 208km
横浜マラソン後、脚のコンディション(特にふくらはぎ)の様子を見ながらジョグで繋いでいましたが、大抵2週間で回復してくるところがなかなかコンディションが戻らず。
ポイント練習をしないまま、江東シーサイドマラソンに出場。
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結果は1時間23分25秒。(3:58/km)
ふわっとしたままレースに入ってしまい、自分のイメージ通りに動けないなとずっと思いながら走っていました。
強烈な北風の吹いていた影響もあって、10月の東京レガシーハーフよりも遅く、ほとんどキロ4分のペース走というタイム。後半にはキロ4分30秒なんてラップも。
振り返ってみると、自分のランニング歴の中で3ヶ月の内にマラソン2本(8月の北海道、10月の横浜)をサブスリーで走ったことはもちろんなく、色々な面で反動が出ていた時期でした。
特にメンタル面が顕著で、2本フルマラソンをソツなく走れたことで、ハングリー精神というか、戦う気持ちみたいなものが弱くて、「凪」のような状態だったと思います。
こういう失敗レースをすると気づきがたくさんあります。今年も同じようなレーススケジュールになりそうなので、同じ轍を踏まないようにしたいです。
12月 441km
江東シーサイド後に猛反省をして、自分に活を入れつつ、走力と練習内容を客観的に見直しました。
この時期の主な練習内容は
ジョグ(時間を長く→90分〜120分)
LTクルーズインターバル(3:40/km×3km×3本)
30km走(4:15/km)
僕としては400km超えたのは久しぶりで、かつ練習の「質」という意味では過去1番だったかもしれません。速く走る練習、という意味でクルーズインターバルを週一回ペースでやり、ロングジョグか30km走でバリエーションも作れていました。
ただ、この急激な走行距離の増加のツケが年明けに回っていくことになりました。
1月 343km
年明けてから、めまいのようなフラつく日があったり、筋トレを高強度でやらなくても上半身の筋肉痛が抜けなかったりと、原因のよく分からない不調に陥りました。
なぜか走る分には問題ないのでジョグは継続できていましたが、やはり思い切った練習ができず。
そんな中で、再びレース。なんでレース前になるとコンディションが落ちるんだろう、と思いつつも新宿シティハーフマラソンに出場。
結果は1時間20分51秒。(3:50/km)PB
ここでは想定外の、自己ベストで走ることができました。
12月からの走り込みが功を奏したのか、この体調でもベストが出る、というのでホッとした反面、自分のイメージと一致していない不思議さもあって複雑な気持ちでした。
2月 192km
東京マラソンの3週前の30km走、2週前の20km走と、やや設定を落としたものの完遂できて、あとは調子が上向いてくれるようにとピーキングに入っていた2月23日。
まさかの胃腸炎を発症。
食べるものにも気をつけていたので、心当たりは全くありません。その上、胃腸炎は何度か経験済みなのですが、今回が最もひどい症状でした。
寝込んだのは2日間で、5日間走れず。もう東京は走れないだろう、走れるまで回復してもファンランに切り替えようと思ってほぼ諦めていました。
回復した段階で残りは6日。ジョグしてみたら思ったよりは走れたので、6日間でやれることはやってレース当日にどうするか考えようと切り替えました。
体重管理よりも栄養摂取を優先してたくさん食べて、脚の疲労は強制的に抜き切っているので直前でもそれなりに距離を走りました。
レース回顧
東京マラソン当日。
体調はフラットなところまでは戻っていたので、あとは出たとこ勝負。
気候に関してはまったく言い訳のできない絶好のコンディション。
Bブロックスタートで、これまでで最もスタートラインに近い整列でした。
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サブエガがターゲットなので何度もシミュレーションしたプランは、キロ3分55秒でハーフまで、そこからキロ4分ジャストで35kmまで行ければ、最後はキロ4分10秒まで落としてもOKというイメージ。
5km通過 19分49秒
10km通過 39分08秒 (ラップ19分19秒)
スタートロスは21秒。渋滞もすぐになくなって、新宿通りの下りなのでラップもすぐ3分台に。
ある程度集団で行きたくてサブエガ狙いに見えた集団に入りましたが、もう少し速い集団だったようで予定より速く10km通過。
東京マラソンのコースはまさに僕のホームコースで、序盤は出身大学が見え、神宮球場の帰り道と、会社の横を通り、20代で住んでいた上野界隈へ、という勝手知ったる道を走ります。
毎回あまり緊張感がなくて、良くも悪くもリラックスはできていました。
15km通過 58分48秒 (ラップ19分40秒)
20km通過 1時間18分39秒 (ラップ19分51秒)
中間点通過 1時間22分58秒
12km過ぎで、集団から離れてペースを少し落としました。今回はこの判断が結果的には良かったと思います。
単独走になったわけではなく、集団走でもなく、というバラバラとした感じでしばらく走りました。この時点では風もほぼなかったのもラッキーでした。
25km通過 1時間38分28秒 (ラップ19分49秒)
30km通過 1時間58分30秒 (ラップ20分02秒)
中間点を通過するとすぐに、自宅近くで家族の1回目の応援ポイントがありました。
ところが今回は下の子以外が気づかずにスルーw 僕の後ろを走っていた鬼滅のコスプレランナーを見ていたそうです。
両国から門前仲町の往復はもう目をつぶっても多分走れるくらい、毎日走っているコースなので、逆にマラソンをやっている非日常感があって楽しいところ。
ただ地味に小さいながら橋のアップダウンはあるので、ここはキロ4分ジャストでOKという作戦を淡々と実行しました。
門仲から折り返してきて、2回目の応援ポイントでは無事に家族の声援をもらい、浜町の30km地点でも設定タイム通り。
その上で、気は抜けないけどこのままキロ4なら行けるだろう、という余力があるように感じていました。
30kmでそういう感覚だったのは久しぶりでした。
35km通過 2時間18分32秒 (ラップ20分02秒)
40km通過 2時間38分52秒 (ラップ20分20秒)
京橋にあるオーロラビジョンで、ちょうど大迫選手がゴールしている映像が見えたのが2時間6分台。
それでも雰囲気的に誰かが先着したのが分かったので誰かな?と思いつつ日比谷を抜けて、田町方面へ。
ここからがいちばん東京マラソンの中で馴染みのあまりないセクションで、昨年はガクッとラップを落としていました。
その35km過ぎでも、キロ4を数秒越えるくらいでなんとかキープ。
37kmの田町の折り返しも昨年より近く感じるくらいで、これはサブエガは大丈夫だ、と思えました。
とはいえ折り返した途端にこの日初めて強い向かい風になり、何度かランナーの背中に付かせてもらって耐えたりギリギリの走りではありました。
Finish 2時間47分45秒 PB
日比谷のペニンシュラ東京を左折して丸の内仲通りの石畳へ。石畳は本当に走るのには向かないのでキツいですが、PBとサブエガが見えていたので元気でした。
東京マラソン出場4回目にして、初めて仲通りの光景を楽しみながら走れていた気がします。
柄にもなくオールスポーツさんを見つけてガッツポーズしてました。
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昨年は37秒足りなかった借りを返すゴール。
まとめ
こうして振り返ってみても、東京マラソンまでのプロセス、準備期間に関しては全く順調とは言えませんでした。
そもそも4ヶ月でどうにかしようというのではなく、もっと時間をかけてじっくり積んでいく必要はあったのかなという反省はあります。
それでもサブエガ、PBを出せたのは12月、1月と無理矢理にでも走った賜物でもあって、力業でなんとかしたとも言えます。
この東京マラソンが、僕の20回目のフルマラソンでした。
客観的に見れば、20回も走っているのに下手くそだなと思うことが多いし、もっとタイムが伸びててもいいよなとも思います。
ただこれくらいが自分らしいのも事実なので、引き続きじわじわと伸ばせるように、ゴーイングマイウェイで走っていきます。
余談:ゴール後のこと
大手町から電車で15分で自宅最寄り駅に着くので、前回に引き続き荷物預け「なし」でエントリーしていました。
すると今年はゴール後の動線が分けられていて、仲間は左に行くのに僕だけ右、パレスホテル方面に行くことになってしまって少し寂しかったですw
しかもほとんど人がいなくて、ほとんどの人は有料でも荷物を預けたんだなと分かりました。次に走る時は荷物をどうしようか、悩みます。
ちなみにランナーローブは昨年と全く同じものでした。
東京マラソン2023のギア
シューズ:ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2
ヘッドバンド、シングレット、手袋、アームカバー、ハーフタイツ:ナイキ
カーフスリーブ:2XU
サングラス:オークリー
フリップベルト
ジェル:モルテン×2、メダリスト
Instagramもぼちぼち更新中。最近はストーリーズ中心です。