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夢は、人生だ

僕の大好きな映画「カイジ」に出てくる利根川はこう言った。

「やるかやられるか。人生の残酷さを勝ちもせず生き残ろうなんて論外だ。勝つことが全てだ。勝たなきゃゴミだ!」

サッカーは勝負の世界。出た試合で勝てなければ次いつチャンスが来るかはわからない。利根川の言葉を常に言い聞かせてきた。

幸運にも多くの勝ちを積み重ねることができ、そして昨日、栃木シティはJ3昇格を決めた。
数年前の僕に、これを伝えてもおそらく信じないだろう。

2022年、古巣奈良クラブが昇格したときに書いたものがこれ。

いま読み返すと少し恥ずかしい。

栃木シティには悔しい思いを抱いて入った元Jリーガーがたくさんいる。
Jでのプレー経験がない選手はもちろん、再びその舞台でプレーをするんだとギラついている彼らとの練習は最高に痺れる。

僕の夢は叶ったとも言えるかもしれないが、今の気持ちは、目標を達成できた、のほうが近い気がする。

シティの選手たちと過ごしている間に、夢は「目標」に変わっていた。
良い環境に飛び込むことができて本当に良かったと思っている。

きっと夢というのは形が変わる。変わっていいものだ。

成し遂げたらまた違うものになるし、成し遂げられなくてもいい。誰かに託してもいい。
どんな形になろうが、意志さえあれば、人は成長していける。

数え切れないほど多くの方の支えがあってこその優勝、そして昇格。
素晴らしい経験をさせていただいて感謝しかありません。
これからも、人生という果てしない夢を、共に追いかけていきましょう。
たくさんの応援本当にありがとうございました!

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