【詩】沈み込む夕日に


沈み込む夕日に
湧き上がる感情

うぉーうぉーうぉー

水平線の向こうに
迫りくる静けさ
もうじき夜のとばりが
すっと下りる

感情が少しずつ
繊細に複雑になる
すると瞬く間に
星々が夜空を彩る

さざ波の寄せて返すのが
聞こえてくる

目に見えない世界の夜明け

灯台へ続く遠くの岬に
家々の明かりが連なる

Invisible world

連れが缶コーヒーを手渡した
温かさが手から喉を通って
溜息へ変わる

星よ
俺はここにいるぞ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?