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怖い人に攻撃されないようにすることを突き詰めたら、自分が怖い人になる気がした

 通勤電車の中で、思わずくしゃみをしました。止められませんでした。

 そしたら、電車の中の人が怖くなりました。

 おそらく私は、こう思ったのでしょう。「マスクをしているとはいえ、人がいる場所で咳やくしゃみをすると、感染を恐れる人から攻撃されるかもしれない」と。

 今朝、朝ごはんを作る時間がなく、通勤途中のコンビニでパンを買い、歩きながら食べました。

 そしたら、道を歩く人たちが少し怖くなりました。

 おそらく、私はこう思ったのでしょう。「食べ歩きって、コロナ感染につながるから禁止している地域があったよなあ。あれ、これって大丈夫かな」と。


「コロナウイルス感染予防に個人としても全力を尽くす。その上で、社会道徳はきちんと守る。その上でちゃんと働いて社会貢献している。その上で、誰も傷つけてない。その上で、家族も友人も大事にする。その上で……その上で……。。。。。」

 僕が人を怖がらないための条件は、なかなか果てしないようです。


 ちょっと別の話をしたいと思います。


 今日は仕事が早く終わりました。きちんとコロナ対策をしている飲食店で、帰りにお酒を飲みました。感染しないよう、1人で。

 飲食店の店員の感じのいい接客と美味しい料理に癒されました。

 飲食店の店員さんは怖くありませんでした。

 コロナ禍で、お酒を飲みに行く罪悪感はあっても、店員さんから攻撃される訳はないので、当然かもしれません。

 「コロナウイルス感染予防に個人としても全力を尽くす。その上で社会道徳はきちんと守る。その上でちゃんと働いて社会貢献している。その上で、誰も傷つけてない。その上で、家族も友人も大事にする。その上で……その上で……。。。。。」

 その道を突っ張った先、その先にいる私は、誰かにとっての怖い人になるのでしょうか。

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