【2日目】整形外科医がアテンドする2泊3日ローカルリトリート
木下斉さんが地方へ赴き、自主勉強会を主催する、狂犬ツアー。
今回は、2泊3日泊まり込みで新たな先端型まちづくりを学ぶプログラムで京都府の北部、日本海に面した京丹後市へ。
工程は6月14日(金)〜16日(日)の3日間。
本日は2日目。
ちなみに1日目はこちら。
狂犬ツアーの日程では、11:00〜与謝野町に新たに誕生したクラフトビール醸造所に行く予定まで午前中はフリータイム。
そこで、吉岡さんがぬかとゆげの姉妹店である
アウトドアサウナ「蒸-五箇サウナ-」に案内してもらえることに!
薪サウナは実は初めて。以前から気になっていたので、参加してきました。
朝8:00〜2日目スタートです。
1.アウトドアサウナ「蒸-五箇サウナ-」初体験!
「蒸-五箇サウナ」は、ぬかとゆげさんから車で15分。築100年古民家を改装し、水風呂は川に入るアウトドアサウナ。
囲炉裏もあって、おばあちゃんのお家に来たような佇まい。それを運営しているのが30代の若者2人。そのギャップが新鮮でした。
蒸-五箇サウナの、目指すのは『銭湯のような村のサウナ屋さん』だそう。
サウナに入っているとなんとなく、その意味が分かった気がしました。
今回、薪サウナは初経験でしたが、じんわり温まる感じがとても気持ちよく、熱くなりすぎないので、サウナが苦手な方でも楽しめると思いました。帰る時になって、身体がぽかぽかしているのに気づく。一緒だった皆さんもすごくいい笑顔になっていました。
サウナは一人で入ってととのうのも、もちろんいいのですが、こうして何人かでおしゃべりをしながらのサウナ時間もとても有益な時間だと思いました。
まさに銭湯のようなサウナ屋さんでした。
♨️蒸-五箇サウナ-さんは、2時間半の完全予約制のプライベートサウナです。
バスタオルや水着のレンタルはありますが、持参するのをオススメします。
ぜひ、Webサイトから検索してみてください。
📍プライベートサウナ「蒸-五箇サウナ-」
〒627-0053 京都府京丹後市峰山町鱒留1648
事前予約制完全貸切
【第一部】10:00~12:30
【第二部】13:00~15:30
【第三部】16:00~18:30
▾月曜・木曜・金曜 貸切2.5時間(※月曜日は第一部、第二部のみ。祝日の場合は第三部も営業)
価格 16,000円(4名様まで)
追加1名+3,000円
▾土曜・日曜・祝日 貸切2.5時間
価格 18,000円(4名様まで)追加1名+3,000円
2.与謝野ポップを使った地域に根付きはじめたPUBLIC BREWERY
2日目のお昼は、京丹後市の隣り町与謝野町に新たにできたクラフトビール醸造所「TANGOYA BREWERY & PUBLIC HOUSE」へ。
このクラフトビール醸造所は、「持続可能な地域をつくる」をビジョンに、地域の旗振り役を担う与謝野町発のローカルベンチャー「株式会社ローカルフラッグ」さんが与謝野駅前に作った醸造所。2023年6月にオープン。(クラフトビールの醸造は今年2月から)
その醸造所オープンを記念して、ローカルフラッグの濵田さんと木下さんの対談。なぜ、与謝野町でビール事業を始めたのか、濱田さんの経歴とともに、ローカルベンチャーの可能性について、ビールと軽食をいただきながら話しを伺いました。
濱田さんは、高校生の時から地元丹後の活性化について志を持ち、大学入学後は地方議員の事務所にインターンシップを行い、大学在学中に起業。
誰にも使われていなかったコワーキングスペースの運営を試みて与謝野町議会に提案するも「大学生は事業じゃなくて授業に行け」と否決されてしまう。
コワーキングスペースの事業が採択されると思い、社員を募集していたので、その地域にコミットする若者が「自分たちが地域の旗振りする」と会社名をローカルフラッグとした。
地域の困りごとを聞いたり、移住定住促進に向けて、行政からの移住相談窓口の受託や人材育成事業の実施。アトツギ支援事業など、地域プロデュース事業の運営等を行なっている。
ビール事業をはじめたきっかけは、与謝野町の地域資源を活かした事業で地方創生に繋げたいと、与謝野町で栽培に力を入れていたポップをフレッシュのまま使った「ASOBI BEER」が誕生。2020年に缶ビールでの販売を開始し、今では全国の大手スーパーや物販店でも見かけるようになった。
ビール事業と移住定住促進事業を次へのステップとして、与謝野駅前に、クラフトビール醸造所とパブリックスペースを併せ持った施設を作ったことで、1つ旗を立て、与謝野駅前の賑わいづくりにより一層力を入れていくのだそう。
こうして、20代の若者が自分の生まれ育ったまちを活性化しようと実際に事業を立ち上げ奮起する姿はとても眩しく輝かしいものだと思いました。そして、そうした若者のチャレンジに、地元事業者や地元の信金職員さんが全力でサポートしている姿がとても力になっていると思いました。
こうした若者達が自分の地域にいたら、私は何ができるのだろうか考えてしまいました。
(できることと言ったら、買え支えるくらいしかできませでした笑)
📍TANGOYA BREWERY & PUBLIC HOUSE
〒629-2302 京都府与謝郡与謝野町下山田1342−1
▽営業日 金曜〜日曜日17時30分~22時30分
▼定休日 月曜日から木曜日
予約は、お電話またはDMにて。貸切飲み放題要相談。
3.ぬかとゆげ、極上の発酵風呂初体験!
「TANGOYA BREWERY & PUBLIC HOUSE」から帰ってきて、夕方までは自由時間。
いよいよ、ぬかとゆげの発酵風呂に初体験。
ぬかの香りと、スタッフの方の神的な対応に、心身共に癒されました。
ふわふわのお布団をそっとかけてもらっているかの感覚なんですが、しっかりと重みはあって、じんわりと温めてくれます。
ぬかとゆげのスタッフさんとも少し話しをさせていただきました。
米ぬかは、生き物なので、きちんと手を加えて管理しないと、自然発酵が進み熱くなりすぎてしまうこともあって、ちょうどいい温度・質感を保つのは、すごくコントロールが難しいのだそう。
また、お客様によって「熱さ」の感じ方は人それぞれ異なります。
そのため、スタッフ同士で、日々研鑽し、また淡路島にある姉妹店へ赴いて意見交換や技術研究をしているのだそうです。
発酵風呂を体験した後は、夕食の時間までサウナに入りびたってました。
ずーっと入ってました(笑)
発酵風呂の後、翌日のお肌がツルツルに。これはハマります。
吉岡先生がオススメする「ぬかとゆげ」の入り方がnoteの記事にアップされていたので、ご紹介します。
今、ぬかとゆげの運営スタッフとして活躍しているキリさんとカジさんについての記事もすごくいいので、そちらも合わせて読んでいただくとより「ぬかとゆげ」が好きになると思います。
やっぱり魅力的な人には魅力的な人が集まるんだなぁと今回のツアーでも感じたことでもあります。
吉岡先生のぬかとゆげへの情熱も半端ないので、ぜひ、noteの読んでいただけると、行きたくなるはずですよ。
📍ぬかとゆげ
〒627-0012 京都府京丹後市峰山町杉谷941−1
▽営業時間
酵素風呂:8時40分〜18時(最終入酵18時)
サウナ:6時〜24時40分
-予約受付時間-
酵素風呂:当日13時までサウナ:当日22時まで
▼定休日:木曜日
4.京丹後で一番人気の日本料理の名店へ。
和の趣きのあるお庭を通り、入り口を入り中へ進むと目の前に、薪の揺らぎが出迎えてくれる【魚菜料理縄屋】さん。
Gault&Millau2024にも選出された京丹後でも有名なお店。
https://www.nawaya-restaurant.com/
なるべく地元で水揚げされた天然の魚介類と、自家菜園の野菜や地元の有機野菜を使い、薪の火で調理。
素材の味を丁寧に引き出し、繊細なお料理。
そしてSpecialなペアリング。
二晩限りの唯一無二、贅沢な夜。
京丹後のポテンシャルを堪能させていただきました✨
📍魚菜料理縄屋
〒627-0142 京都府京丹後市弥栄町黒部2517
電話 0772-65-2127
▽営業時間
昼 12:00 (11:45入店 )/ 夜 18:30 (18:15入店)
▼定休日 火 水 木(木曜日は夜のみ営業)
不定休(2024年9月より月火水(水曜日は夜のみ営業に変更予定)
▷オンライン予約
完全予約制 (予約日の3日前から60日先までのご予約が可能です。)
全8席 L字カウンター席
(貸切りの場合は、5名様から10名様まで。松葉蟹のコースは8名様まで。お電話にてご確認ください)
1日目rawさんに、2日目は、蒸-サウナ-さんに、縄屋さん。
京丹後で2日間、京丹後の自然や食材にも魅力されましたが、一番心に残ったのは「薪」の価値を再認識したことが、今回京丹後に来て一番の衝撃でした!
「薪」といったらBBQのイメージしかなかったところを、こんなにもカッコよく「薪を扱う」姿を見せられてしまうと、今までの「薪に対する価値観」が180度、変わりました。
本来、百年前までは、人々は食事をするときも竈門に火を焚き、お風呂も薪を焚べて、湯を沸かし入っていました。
人の生活と薪はとても身近な存在でした。
現代社会になって、ガス・電気が普及し、何もかもが便利に使えるようになりました。
それと同時に「薪」の需要はどんどん減り、人の生活から消えてしまいました。
ただ、今回こうして、「薪」を使った料理をいただき、サウナもはいり、
何ものにも変えられない贅沢な瞬間だと思いました。
「本当の幸せは何か」と気づかせてもらえた京丹後の2泊3日の旅でした。
今回、工房には伺えませんでしたが、届けていただいた、「弥栄窯」さんの窯焼きパン。プリオッシュは本当に美味。
「弥栄窯」さんのパンの販売は、週1回土曜日のみ。注文をもらった分しか作らない。
すべて手捏ねで薪窯で焼く。小麦またはライ麦と水のみで発酵種を作る伝統的な手法を用い、発酵機は使わずに船のような形をした木桶の中で 全ての生地を手捏ねし、薪窯で焼いていく。
超絶なローテクでパンづくりに命を燃やす若い夫婦が作るパン。自宅に帰って大事にいただきました!次回はぜひ工房へ伺いたい。
📍〒627-0102 京都府京丹後市弥栄町須川3084 ※カーナビでは間違った場所が表示されます
《完全予約制》
京丹後市内で受け取れる場所がいくつかあります。
パンは第1、2、3、5 週の土曜日に焼いています。
5.番外編・よしおかクリニックがすごかった!
3日目の朝、せっかくなのでと、休日でお休みの「よしおかクリニック」を見学させていただく。
クリニックはショッピングモールの4階にありました。広さと設備の充実さにびっくり‼️はるかに「まちのクリニック」の範疇を超えた最新の設備と、パーソナルトレーニング室まで完備。
高校時代、運動部だったので、怪我をした時にこうして治療からリハビリまで一気に見てもらえる施設がショッピングモール内にあるのは、とても行きやすいし、心強いなぁと思いました。
よしおかクリニックでは、保険診療ではなく、自由診療としてのメディカルチェックで、レントゲンを含む骨格のチェックや医療用インボディでの体組成評価、チェックで明らかになったことへのセルフエクササイズ指導、希望者は胃カメラなどの人間ドックや鍼灸やマッサージなども行なっています。
ぜひ、今回京丹後が気になった方は、よしおかクリニックでのメディカルチェック+ぬかとゆげを予約してみるのをオススメします。
📍〒627-0005 京都府京丹後市峰山町新町1606−1
まとめを書きながら、京丹後ロスが再度思い出してきました。また、京丹後に訪れたい。
吉岡先生、3日間アテンドありがとうございました。
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