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チームビルディングとプレゼンテーション
11月16日(土)〜18日(月)の3日間、岩手県紫波町のオガールプラザで、都市経営プロフェッショナルスクールに参加してきました。
今回の合宿では、9月の北九州合宿で課題があがったグループでの取り組みの発表と、個人プロジェクトのブラッシュアップに取り組みました。
私が参加したCグループは、香川県高松市の丸亀町商店街の再開発事業について、事業計画〜事業スキームを考えて、5分プレゼンに落とし込むことでした。
グループゼミの詳細はこちら⇩
また、個人プロジェクトはわさび田見学・体験ツアーの次のステップアップについてプレゼン資料を作成しました。
今回の集中研修で私なりに振り返り、5つを挙げたいと思います。
1.大事なことは最初に言う。
今回のプレゼン時間は5分。
プレゼンする資料には【地域課題】【事業プラン】【財務計画】【公民連携の推進】【リスク管理】などについて作成しました。
抜かりなくプレゼン資料を作成すると盛り盛りになってしまい、そうすると「何が大事なポイントなのか」が分かりづらくなってしまう。
「自分達が何をしたいのか」をまず示して、相手の心を掴む。提示された項目通りに、ただ話すだけでは、相手には伝わらない。と1日目のコーチ陣へのプレゼンの時に痛感しました。
プロジェクトの背景と内容を順序建てて数字を用いてわかりやすくまとむて説明する。また質問に答えられるように準備しておくことが重要。
2.プレゼンする相手は誰か。
前の項目にも、重なりますが、プレゼンをする相手は誰なのかによって、プレゼンする内容も提示する資料も変わってくる。
「上司を説得するため」「協力企業の社長向けて」「お金を融資してもらう銀行」なのか「地権者」なのか。
また、今回1日目のプレゼンは、13名のコーチ・エグゼクティブコーチが3グループに分かれてプレゼンを聞き、それぞれがコメントを言ってくれました。
それぞれ立場も背景理解も異なります。
全てのアドバイスを鵜呑みにして直していたら全くまとまりません。
聞かれた「問い」に対して、
何を譲って、何を残すか
がとても大事なこと。
この作業がとっても大変でした。
でも、今回一度体験したことでポイントが掴むことができました。これを何度も繰り返してながら、自分たちがやりたいビジョンが明確になってきたと思います。
そして、「相手にプレゼンする」ことは「ギフト」を渡すと言うこと。
相手が喜んでくれる内容は何か。そのプロジェクト、一緒にやりたい!と思っを組んで使えるか。それに尽きる。
3.深堀りして考える。そしてすぐやる。
空想の物語を描いて、「こうなったらいいなぁ」ではなく、課題にたいして、「なぜこうなったのか」そして自分はその課題に対して「何をしたいか」を深く考える。
考える時に勉強していくと、さらに深くは考えることができ、思考の幅を広げてくれます。
そして「なんでそれをしたいか」を考えて考えて考え抜いても答えが見つからない。でもやりたいという気持ちを周りの人に話すと新しいアイディアやきっかけを提案してくれたりします。
そして、「わからないながらにやってみる」ということが大事。ということもコーチ陣から話がありました。
ただパソコンと向き合って作ったプロジェクトと、実際にやっていたり、動き出しているプロジェクトは解像度が違う。まず、やってみる、動いてみることが大事。
そして、プロジェクトの内容は「決めすぎない」ということも話されていました。
あまり最初から決めすぎてプロジェクトを進めてしまうと、息切れして続かなかったり、一緒に進めようと思っていた企業は面白みを感じず、断られてしまうということがある。
今回マイプロジェクトについても、あまり決めすぎず、場所をみてもらい、「どういう場所だったらやりたいか」をヒアリングし「自分の想い」を話しながら、一緒にやりたいという人に巡り合うまで話しつづける。そうすると、出会った人ではないところから思わぬ出会いやチャンスが巡ってきたり、自分が想い描いたプランよりさらに高付加価値なプロジェクトになるかもしれない。と、アドバイスをいただき、やり続けて解像度を高くし、自分がやりたいことの「柱」はブレずに展開を楽しむことの大事さを感じました。
また、2日目の懇親会は、オガールプラザ内にあるバレーボール専用体育館での懇親会がありました。
その時に話しが出たのが「瞬発力」の話。悩む前にまず手を挙げる「瞬発力」と、「声を出すこと」の大切さ。スタートダッシュをいかに瞬発力を鍛えることによって、周りより一歩先に進むことで、プロジェクトの難易度は異なる。
まず声を出して、動くこと。さらにやり続けること。がやっぱり大事。そして、提案してアドバイスをもらったら忘れないうちに「やる」。
アウトプットも時間を明けずにやる。そうすることでプロジェクトの展開は格段に上がる。
久しぶりに身体を動かして心地よい疲労感と、頭がリフレッシュできました。頭ばかり使うより身体を動かすことも大事。
4.数字から逃げない。
これも今回、チーム発表でも個人プレゼンでも聞いていて分かりやすく納得できる発表は「数字に基づく説明があるかないか」というポイントでした。「ただやっています。」「想いはこんなにもあります」と言っているだけでは、協力者を納得することはできません。数字と向き合い、わかりやすく提示していくことで、より課題は明確になり、プロジェクト内容としても現実味が生まれる。
数字から逃げない。
これがわかっているかわかっていないかで、プロジェクトの内容も変わってくる。そのことを実感値として感じました。
5.チームビルディング
今回、所属したCチームのプレゼン発表。発表した後にさらにブラッシュアップを、大の大人達が夜な夜な膝を合わせて向き合う。
2日目・3日目は個人プロジェクトの発表だけなので、個人プロジェクトの発表者以外はフリーになる。
しかしながら、2日目の夜もみんなで集まり発表者のプレゼン資料づくりに協力したり、発表しないプロジェクトでも参加者や卒業生、コーチ陣を捕まえては、発表し、意見をもらい、ブラッシュアップする姿がありました。
2日とも気付けば午前2:00。
ふらふらになりながらも、自分がチームの中で何ができるか考えて、やる。
できる人に任せっぱなしにするのではなく、できないながら、チームのために全力を出して、意見がぶつかりながら、ギリギリまでベストを尽くす。その経験が今回できたことは何事にも変えられない体験でした。
Cチームの団結力がさらに深くなった集中研修になりました。
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今回の秋季講習は自分の至らなさに向き合った3日間。できないながら無我夢中で「信頼」が得られるにはどうしたらいいのか考え続けました。
三宅コーチから「話しても答えられなければ、話しはそこで終わる。チームに必要とされなければ(貢献できなければ)声はかからなくなる。とアドバイスをもらい、スイッチのギアを入れ直してもらいました。それが本当にありがたかった。
次回はいよいよ3月の終了研修会。
私の課題は、オンラインレポートを終わらせること。
そして、次のアクションに繋げていくために、自宅裏の「離れ」を片付けること。
今回、マイストーンとして「なぜプロフェッショナルスクールに参加したか」と振り返ると、
「わさび産業を後世に引き継ぐ」こと。
しかしながら、農家(個人事業主)にとって、「稼ぐ」ことが生活に直結します。
しっかり稼ぎ、余剰金で未来へ投資し、後世へ引き継いでいくこと。
そして、山の環境を保全していくこと。
山の保全は、わさび栽培にとっては、生命線です。
なぜ子どもと一緒に山の保全活動・林業についての取り組みをしているのかについても整理したいと思いました。
トライと振り返りを繰り返しながら、あと109日、走りきりたいと思います。