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都市経営プロフェッショナルスクール開校式を受講して。

今年6月から始まった、「都市経営プロフェッショナルスクール」。
eラーニングのオンラインで課題図書と動画を視聴し、その都度レポートを提出、まちづくりの基礎的知識をインプットし、7月からはグループ分けされて、開校しグループでディスカッションしてきました。
そして、迎えた9月7日〜8日の開校式と集合研修会。

そこで感じたこと、学んだことを書き留めたいと思います。

1.集合研修前は体調を整えておくこと

プロフェッショナルスクールを受講して、一番大事だと痛感したのが「時間の使い方」。
6月から毎週1課程ずつ、動画と課題図書が配信され、動画を見てコメント+課題図書を読んでコメントが届きます。
進捗状況がわかるので、かなりのプレッシャーがかかります。いかに頭の中で整理し、文章に書く。仕事の合間にやりますが、まだ慣れないと、動画を見てコメントを書くのに1時間以上がかかる。集中しないとなかなか書けない。
さらに、開校式までにチームでフィールドワークに向けて事前に小倉の情報を下調べをしたり、個人プレゼンのために、情報収集とプレゼン資料づくり。さらに、他のプロジェクトのプレゼン資料づくりの締め切りが9月6日まで。
気づけば、1週間ほど、睡眠2〜3時間の日が続いていました。
それは頭が働くはずはありません。
パフォーマンスが下がっているのが、自分でも痛感しました。
体調を整えて参加する。日々の生活の中に、いかにルーティンワークとして、プロスクールを組み入れるか。時間の使い方に向き合えるかが、大事だと思いました。

2.フィールドワークがなぜ必要なのか。

今回は、小倉駅から周囲500mの範囲を、各チームでそれぞれのテーマを設定し、まちをフィールドワークをし、翌日に発表することが今回の課題になりました。

北九州市といえば、明治時代〜高度経済成長期が終わる1970年代までは、日本最大の「炭鉱のまち」として、九州一の大都市として成長し、100万都市となった。
小倉駅は新幹線のターミナル駅でもあり(博多までは新幹線で20分)、北九州空港もあり、船舶・海運業も盛んでアジアにも近い優位な立地である。

フィールドワークをはじめる前に、講師陣から、北九州市の
・人口動態
・産業の歴史や背景など産業スケール
・人の流れ(どの町から北九州に来て、北九州の人たちはどこへ行くのか)
・地価
・家賃断層帯
など、ミクロとマクロで都市型分析を行い、深く読み解き、方向性をつくること。
とアドバイスをもらう。
RESUSなど今は調べればだいたいの情報はネットで出てきます。
しかしながら、その情報から何を紐解いていくのか。これは、初めはなかなかできません。
その為に、チームで情報を共有してディスカッションしていくことが求められると思いました。
ただし、それは皆、同じ方向を向いていかないと、話がまとまらない。
個人で調べて終わりでは、駄目。
データから都市分析をし、街に出ていくと見方が変わります。
そして大事なことは「違和感を感じる」をまちにダイブして聞いてみる。
ただ歩いてみるだけではなく、お店に入ってお店の方に話を聞く。飲み屋さんで隣りのお客様に話しかけてみる。そうすることで、データ分析では読み取れない生身の声を聞ける。
それが大事なことだったのだと、2日目の研修最後に気づきました。

かつてリノベーションまちづくりのスタートとなったメルカート三番街
北九州の台所と呼ばれる「旦過市場」
2024年1月3日に起きた大規模火災の爪痕が残る。
いまだに現金のやりとり。お金いれる
「ざる」が吊されている姿がシュール。
小倉駅
小倉駅から一本路地に入ると、いまだに大人の映画館やストリップ劇場などが並ぶエリアが残る。
紫川沿いには「リバーウォーク」
老舗デパート井筒屋本館と新館の間からの小倉城この通りは、駅から離れているものの人が多かった。

3.チームビルディングの必要性 


今回私が参加しているチームはCチーム。
メンバーは17名+講師3名で、チームでまちづくりのノウハウを共に学んでいく仲間たちです。
事前に4回ほどオンラインミーティングでディスカッションしてきましたが、ミーティングに参加されず、研修の当日に「初めまして」のメンバーもいました。
そうすると、2日間でチームビルディングをしていくことになります。
どこに住んでいて、どんな仕事をしていて、なぜプロスクールに参加したのか。
いかに、事前にミーティングしているかが重要だということを身をもって感じた経験になりました。
そして、上っ面なビジョンを掲げても、何も相手には伝わらないことも改めて感じました。
ただ、「違う」と否定するだけでは、相手を説得するには至りません。
なぜ違うのかを説明し、「私ならこういう施策を考える」ということを提示しなければ、議論は進みません。
心の中で、一歩引いて、みんなで仲良くは、いい提案はできないことを改めて感じた2日間の研修会でした。

フィールドワークから1次会2次会3次会と交流を深めていく中で、人となりが見えてきてきます。
ただ、「居る」だけでは、意味はありません。
「自分の頭で考え、自分の言葉で話す。」
その先でしか、物事は進みません。
本当に大事なこと。
再度、11月の集合研修までにチームビルディングをいかに構築していくか。
そのためには、役割分担が必要だと思いました。
リーダーは誰か。まずはそこから。
チームの仲間と引き続き、切磋琢磨していき、最高のチームになりたいと思います。


4.個別プレゼンは、まずバッターボックスに立つこと。

今回の集中研修では、各チーム(4チーム)のフィールドワークのプレゼンの後、個人の取り組んでいるプロジェクトのプレゼンの時間もありました。
各チーム3人まで。の中で、立候補制で発表者が会場でプレゼンしました。
プレゼン時間は3分。
スライドは3枚まで。
その中に、
・自分が何をしているかを明確であること
・秋季研修までに何をやるか
・具体的な数字があること

そして、一番大事なことは「自分が何をしたいか」というパッションを持って話すこと。

そう絞られると、自分の所属と何をしているか。
そして、11月までに何をするのか。

をまとめて書くしかない。

以前、狂犬ツアーで一度プレゼンをさせていただいた経験があったので、今一度、自分の事業のことだけを話した。
話す中で、周りを巻き込む(他人の力を借りる)プロジェクトではなく、
「自分が何をしたいか。」が見えてくる。
発表の中身は、30点以下。他力に頼った内容だった。
でもバッターボックスに立って発表することで、どんな人なのかをわかってもらえて、その後、コーチ陣の皆様や参加者の皆様から意見交換がもらうことができました。

「自分が何をやりたいか。」
これに尽きる。

私の一番の想いは 
「自分のセカンドハウス」を作ること。
環境にも自分にも負担をかけない次世代の住宅。
次世代に引き継ぐ住まい・職場環境を整えること。
負の遺産を整理して、プラスの資産にする。

そして、
我が家のわさびをトップブランドにすること。

【農業の価値】と【不動産の価値】を組み合わせて、衰退している地域の価値を上げていく。

今回の研修を元に、11月までにやるべきことを明確にし、動いて行きたいと思います。


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