過集中(ハイパーフォーカス)との付き合い方
今回はADHDのメリットでもある「過集中」についてピックアップします。
過集中は、ADHDの特徴のひとつです。
過集中とは、好きなことや興味があることに何時間でも集中することができる能力です。
「過集中」の反対の言葉を言うなら「注意の散漫」です。
過集中(ハイパーフォーカス)することのメリットもありますがデメリットもあります。
ここでは過集中の付き合い方について解説してきます。
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【目次】
1、過集中が起こる仕組み
2、過集中と付き合うための心構え
3、過集中のメリット
4、過集中のデメリット
5、過集中の付き合い方
6、まとめ
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1、過集中が起こる仕組み
脳の前側にある「前頭葉」で、特に活発な「ドーパミン」という物質が低い状態にあります。
「ドーパミン」が低いことにより「別の作業への切り替え」「好きなことしかやらない」
車で言うと「ギアをシフトすること」が難しくなるなどの影響がでます。
(へーっという感じですよね。)
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2、過集中と付き合うための心構え
過集中はいいことも悪いこともあります。好きなことに没頭して成果を生み出した芸術家や研究家も多くいます。一方では締め切りに間に合わず学校や会社で成績不良になる人もいます。( ´△`)
ではどうやって過集中と付き合っていけばいのか?
ジョージータウン大学医学部の精神科医であるラリーシルバー医学博士の見解では過集中との折り合いの付け方は「対処療法」でしかないと話しています。
対処療法とは、根本治療ではなく一時的に対処するものをさします。
薬でなんとかするのではなく、その場その場で対処する方法が良いとされています。
(対処の方法をこれから紹介します。その前にメリットデメリットから!)
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3、過集中のメリット
・短時間で多くのことを成し遂げることができる♪
・興味があることに完全に注意を向けられることができる♫
・何時間も集中して努力することができるので特定のスキルもアップする♬
(偏った知識を持ちがちとも言われますが、それで成功している人も多くいるので誰に何を言われようとあなたの価値観や好きなことを大切にしていれば大丈夫です( ͡° ͜ʖ ͡°))
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4、過集中のデメリット
・期日に間に合わないことがある^^;
・先延ばししやすい(^^;;
・周囲の人が時間や書類などを管理するサポート役を担う必要もある
・つまりサポーターが協力的だとなお良い◎
・過集中で感覚鈍麻を持っている(ASD傾向)場合、疲れに気づかず体調不良を起こすこともある(^◇^;)
(そもそも過集中を持っている人は、自分が過集中していたことすら気がつかない人も多くいます。それは子供に多いとされています)
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5、過集中の付き合い方
■過集中と付き合うための心構え
・過集中のデメリットばかり目を向けずにメリットにも目を向けること
・対処し、過集中しないようにするのではなく、過集中を適切な環境で使いこなし能力を利用することがポイントである
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
■過集中で人生ラクに生きるための成功例
・過集中を武器にしているADHDの起業家も多くいる
(ADHDを持つ35%が30代になるまでに自営業を開業しているデータがあります)
・子供の場合、学校教育の教育水準を上げる必要があると研究者は述べている。
具体的な例で言うと、日本の歴史の授業で「戦国時代の年号を覚える授業」よりも、「戦国時代の劇を行う授業」の方がADHDを持つ子供はよく覚えられる。など
(「習うようより慣れろ」ってやつですね)
ϵ( 'Θ' )϶
■でも、どうしてもやりたくないことをしなければならない場合は?
オススメの方法が2種類あるので紹介する
①やりたくないけどやらなくてはならないことをしなければいけない場合
「やりたくないこと」を「こなした」あとに、すぐに「自分へのご褒美」を受けること。
「やるべきこと」
↓
「頑張った自分へのご褒美」
例:年末調整の書類を書くのがめんどくさいけど、やらなくちゃいけない場合
「年末調整の記入をする」
↓
「GODIVAのチョコレートドリンクを飲む」
ポイントは、「ご褒美」はやりたくない作業が終わった瞬間に自分に与えることです!
即効!速攻!即座!( ̄+ー ̄)
・・・
②好きなことを一定時間行ってから休憩を挟み、やるべきことをやる
「好きなこと」
↓
「自然な休憩」(特に時間指定はない)
↓
「やるべきこと」
過集中を持つ人は、過集中しているとき「フロー状態」に入っている。
過集中した後にすぐに別の作業に切り替えることは難しく、周囲の人からの声掛けがあっても「ねぇ、ちゃんと聞こえてた?」「理解してる?」と言われるのはこれが所以である。
事実、過集中を持ってる人は過集中した後もしばらくは「フロー状態」になっており、話しかけられても気づかないというより「頭に入る準備ができていない状態」に近いのだ。
過集中を持っている人は「フロー状態」で理解が収まるかもしれないが、周囲の人からしたら「?」なので、あらかじめ伝えておく必要があると考える。
「まだ夢の中にいる感じ」「余熱をとってる」「焼きたてのクッキーを冷やしている感じだからちょっと待って」などの表現でわかるかもしれない。
なので、具体的な休憩の時間はわざと書いていないが、過集中を持つ人が自然に休憩できて、フロー状態から戻ったときに、本来のやるべきことをすると良いとされている。
(自然な休憩の必要性ってやつです( ˙-˙ ))
・・・
*いっちゃんの場合
①と②を両方取り入れています
例えば
「やるべきこと」=医療費控除の計算
↓
「自分へのご褒美」=杏仁豆腐食べる
↓
「自然な休憩」=ソファでぼーっとする
↓
「好きなこと」=アニメ見る
↓
戻る
人それぞれなので自分に合う方法を見つけてみてください笑
(=´∀`)人(´∀`=)
6、まとめ
・過集中は薬でなんとかするものではなく「能力を利用」するもの
・過集中を持つ人の多くは習うより慣れろタイプ
・やりたくないことをやらなければならないとき(先延ばし対策)
①やりたくないことをやった後すぐに自分へのご褒美を与える
②別の作業へ切り替えるとき、焼き立てのクッキーを冷ましている時間(休憩)を設ける
・必要に応じて信頼できる人にサポートしてもらうよう具体的に頼む
*あくまで研究のデータからです。これらはいっちゃんの感想や考えではありません。時折誤解される方がいらっしゃるのでご承知ください。
おわり(๑・̑◡・̑๑)
参考資料
Hyperfocus: The ADHD Phenomenon of Intense Fixation
BY ROYCE FLIPPIN
Medically reviewed by ADDitude’s ADHD Medical Review Panel
サイト
https☆//www.google.co.jp/amp/s/www.additudemag.com/understanding-adhd-hyperfocus/amp/
(☆=:)
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同志よ、
逆境を生き抜いて未来は笑って過ごそうぞ
おすすめの本
PS☆
ごはんのとき、好きな食べ物から食べるんだけどやっぱドーパミン不足なのかな笑笑
美味しいものはすぐにたべたいもんね)^o^(
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