暮らしをどう測るのか パート2
価値を見失った社会で
パート1でお話しした「良い社会とは何か」の視点を踏まえて考えると、おやおや?と考え直したくなることがたくさん浮かび上がります。
いろいろ説明したかったのですが、うまく説明する言葉が見つからないので今日はお伝えできないのですが、私の中で物/サービスを買う人と、それを作る人の間に大きな秘密の壁ができてしまったことが「対価」を評価しづらくしてしまった原因な気がしています。
ビジネスを考えてみませんか?
ここで、少し提案です。この大きな壁を取っ払い「対価」を評価しやすくなる方法があります。
それが自分の理想のビジネスを考えることです。
私は起業を目指して勉強をはじめて、早2年。
ビジネスモデルを書いては消し、いろんな方々にお知恵をいただきながらも、少しづつ前に進んでいます。
でも、起業する気がなくてもビジネスを考えることに意義があると思っています。
それは、「お金=対価」に対して自分ごとで考える機会が増やせる。ということです。
これは自分の心地の良い場所(安定した収入や組織の中)から抜け出して考えてみないと分からないことでした。
原価を積み上げていったり、人件費を計算したりしていると、自分の理想とするビジネスの形が絵に描いた餅みたいだったことに気づいたりします。
そうすると、「あれれ、この会社のこの価格ってどういう仕組みなの?」と世の中にあるいろんな物事の価値を考え直す力がついてきます。
値段の裏で その仲間や資源を犠牲にしてなりたっているビジネスは(自分にとって都合の)良いサービスであり、良い社会に貢献しているとは言えないと思います。だから、ビジネスを考えてみませんか?
商品/サービスの0から10までを考えることで、たくさんの人の努力が詰まっていることを実感できると思っています。
もっとビジネスが身近になって、「物の価値」について考える機会が増えると、良い社会になるんじゃないか。という今の私なりの考えでした。
「暮らしをどう測るか」をテーマにしたお話し、明日が最後、パート3です。私なりの豊かな暮らしってなんだろう?を書いていきます。
ではまた明日。