飼育日記「めだかのきもち」㉗暑さ対策・台風の備え
ベランダビオトープで生き物たちが安心して暮らすことを考えた時、懸念されるリスクがいくつかある。
夏の暑さは何とか切り抜けた。
8月。日陰の無いルーフでカルキ抜きのために水道水を置いておくと、いい湯加減になるのに1時間もかからなかった。
対策。夜明けから2時間も経つと、東に向いたサッシ側に徐々に日陰ができる。待てないほど日差しが強く暑い朝は、花の終えたバラの鉢で横から来る太陽をさえぎる。
出かけるときはメダカ鉢にかけた網の上に、大きな保冷剤を乗せて、よしずで覆う。
それでも水が温まってしまったら、室内に置いたカルキ抜き済みの水で上部の水を替える。隅っこに保冷剤を入れたこともある。
かなり手荒いやり方だと思ったが、成魚達は太陽光を浴びつつ夏を乗り越えてくれた。
次の懸念は台風である。
室内に取り込める鉢では育ってきた若魚が同居するには小さ過ぎた。2倍ほどになった鉢を風と雨からどう守るか、台風接近のニュースで思案を始める。
なんということはなかった。
台風の時はいつもバラの鉢をサッシ側に寄せるが、その間にメダカ鉢を置いて、スッポリビニールで覆っただけである。
これから風雨が激しくなるが、サッシ越しに様子がわかるので、安心である。
ビニールで覆われた暗い水の中で、仲良くやっていてくれることを願っている。
10. 1