![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27393835/rectangle_large_type_2_ba26b0114cc32f46657308026aef7fdf.jpg?width=1200)
益子の住み処#5 迎え入れる庭のデザイン
我が家の敷地は、車幅4m程の狭い車道に面していますが、ここは近所の方のお散歩コースになっています。雑木林や竹林の中を通る車道で、木陰がとても気持ち良く、冬以外はお散歩に最適なようです。
お散歩がてら、我が家の庭を覗いてくれる方も多く、庭づくりの励みになっています。
空き家として購入した時は、車道側にはブロック塀とアルミフェンスが設置されていて、道行く人とこの敷地とは遮断されたイメージがありました。
プライバシーを保ちつつ、お散歩がてらにこのお庭を楽しんでもらえるデザインにしたいという思いから、「迎え入れる庭」としてデザインしてみました。
<デザインコンセプト>
住む人のプライバシーを保ちつつ、
道行く人にお庭を楽しんでもらえるデザイン
①無機質なアルミフェンスを木製に変え、フェンスには植物を絡ませる。
②フェンス前のボーダーガーデンには、雑木林との連続性を意識しつつ、花の咲く低木や草花を植栽。
③道行く人から見える位置に、ロックガーデンやビオトープを設置して、生き物を意識したお庭であることを印象づけると同時に、植栽を楽しんでもらう。
④ウッドデッキで過ごす姿が見えないような位置に、シンボルツリーを植栽する。
この空き家は、ブロック塀で閉鎖感を与えていると同時に、入り口はコンクリート舗装で覆われているために、植栽はできずに庭の奥までオープンになってしまうという物件。
無機質なブロック塀は、木素材や植物の柔らかさを借りて、道行く人を和ませるものに。そして、コンクリート舗装の入り口には大きめのプランターを置いて、目の行き場を逸らす工夫を。
道に面したエリアはその庭の顔になるので、私が大事にしたい「生き物のためのお庭」という想いが伝わるアイテム(ビートープ等)が見えるようにしました。
2020年6月時点で、まだ完成していませんが、できた場所から少しずつ公開していきたいと思います。
こちらの写真は、縁側横の小さなビオトープ。この様子はまた別記事で紹介したいと思います。