ハーブとごはんと身体
タイではハーブが身近にあります
市場に行くと、必ず野菜コーナーがあり、袋つめされていない
新鮮な野菜と一緒にパクチーやバジルなど売られています。
なかには、ひと束でトムヤンクンスープができるセットもあり、日常的に体内のデトックスを行える環境にあります。
糖の吸収を抑える効果や消化不良の起こりにくいタイ料理においてその風味と成分によって、健康上の利点を得ることができますので、腸内環境にも良い効果をもたらします。
また、タイ料理においてハーブの使用は食品の合成調味料を超えていますので、自然な味付けの恩恵を受けて、その強力で抜本的な効果は、タイでは空気そのものと同じくらい一般的に使用されています。
ハーブとタイ料理と健康
タイ料理は、幸せと健康に役立ち、ハーブには自然の薬効成分が全体の束として多く含まれているため、「食事は薬」自然医学の料理とも言えます。
身体の様々なシステムに作用して、健康を改善し、症状を和らげ、病気を予防します。
例えば、レモングラス、生姜、ガランガルは消化を行う胃の痛み、鼓腸、嘔吐や消化不良に対処します。
サトイモの根とローリエ、月桂樹の葉は血糖の問題を処理し、ホーラパー(スィートバジル)とカルダモンは心臓血管系の問題を助けます。
カルダモンの鉄分は、貧血や鉄欠乏症の改善に機能し、カルダモンはホーラーパーと一緒でビタミンCも含んでいます。
タイ料理には伝統医学における4大要素の考え方が大きく作用しています。
体内にある地、火、水、風のバランスを取ることによって健康な身体に、免疫力を高めて病になりにくい身体作りができるという考え方です。
甘み、しょっぱい、辛い、苦いなどの味覚も同様に考えられています。
ご飯に、パンに、ジュースにお菓子は続き
炭水化物を多く摂取しているという統計があり
甘いもの、塩っぽい味付けのもの好まれているようです。
タイでは、風、水、土、火の4つの要素のバランスをとるため、
辛くて酸っぱく、甘くて苦いという非常に異なる味を
組み合わせるのが大好きです。
全てが当てはまるわけでもありませんが、
現代の食事において特に足りないのは「苦味」といわれます
自然界には豊富な苦味も人の手が入ると
無くなってしまうようです。
味のバランスは身体にとても大切な事は確かのようです。