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【Fly fishing川内】2024年8月14~17日宮城・秋田源流域4日間釣行

8月8日16時43分 日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し(宮崎県日南市で震度6弱、北九州市では震度2を計測)19時15分に「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されました。
夏季休暇2日前の事で、いつかは発生する「南海トラフ地震」を意識せずには居られない状況です。

地球の変化から逃れられない

釣行の目的(個人的見解)

大きな地震を2度経験しており
1回目は阪神・淡路大震災(1995年1月17日午前5時)
2回目は東日本大震災(2011年3月11日14時)
「南海トラフ地震2038~2040年説」なるものが噂されていますが、地球に住む限り、身の回りに地震が突然発生するリスクからは逃れられないと考えています。
過去の地震では都心部(大阪市と東京港区)を生活拠点としており、会社運営を維持する必要があったため仕事の都合で、発生直後は動きたくても動けないという経験をしました。
状況は、まず正確な情報が得られない事が続き、ライフラインが正常に働かなくなり、周囲の人が不安を抱え人の行動が予測できなくなる状況でした。
以降、「自然災害は突然来る」と頭の隅に置いて過ごすようになったと思います。災害が発生した時から被災後の対応については専門家の意見がネットなどに多く有るので書きませんが、個人的に準備や訓練が必要と考えます。
①仕事などの社会的状況により動けない状況が発生する(主に社会的責任)
②状況が落ち着いた時には移動手段が破綻している

被災時の手段として生活拠点を移動する方法があります
避難が最後になっても動けるように、タンデムのオフロードオートバイ(セロー225)を所有していましたが、道路が規制されるとガソリンが無くなる事も経験しました。高速道路は補修が速いですが緊急車両優先で一般に開放されるのは時間が掛かります。今は自転車が最も現実的な移動手段だと思っています。(舗装路が分断されていても歩けるならCX(シクロクロス)車なら走行が不能になる事は無く、3~5日あれば500kmくらいは楽に移動できます。CXerは災害移動に強い人たちだと思います)

映画で津波から逃げる オートバイ
ガソリン不要 歩ければ自転車を担げるCX車

養老孟司氏は都市と地方の2重生活を「参勤交代」と言っているようですが、災害対策として複数個所の避難場所を用意しておくのは良い事だと思います。利便性が高い都市部は快適ですが、被災地となってしまうと、とても弱いと思います。疎開先の候補として有効な地方の過疎の地域は都市部ほどの便利さが無いので生活に経験が必要です。

住処の多様性?

今回の釣行は宮城県(大崎市鳴子温泉鬼首)の吹上高原キャンプ場を拠点として行動しました。3泊のテント生活は都心の生活と比較して何が違うのかを体験する目的が有りますが、快適性の低い生活圏で身体を馴らすのには、まず楽しみながらスキルを身に着けるのが良いと考えています。

水洗トイレ・給湯器・温泉施設のキャンプ場

釣行

Day1(軍沢最上流部)
8月12日に東北地方に上陸した台風5号の影響で沢は濁りが残り、水位も数cm多目です。この時期に水量が増えるのは魚の活性には良い傾向で、谷に降りて釣り初めて早々に奥様が尺イワナを釣り上げました。その後退渓までの7時間釣れ続け初日を終えました。

Day2(軍沢ロングコース)
アプリの天気予報では雨予報でしたが、予報が好転したので谷底まで1時間のロングコースを釣りました。そろそろ濁りが治まっていると予想しましたが、濁りは多目でした。イワナの活性は前日と比べると悪くヒラキ部分に魚が見えません。それでも距離で稼いで尺イワナも出す事が出来ました。

Day3(マダゴ沢下側)
がっつり雨予報でしたが、結果雨具を1度着ただけでほぼ降られず快適でした。この沢はヤマメとイワナの混在域ですが、この日はシシャモのようなサイズのヤマメに翻弄され、反応は有るけれど針に掛からない状況が続きサイズも釣果もあまりよくありませんでした。

Day4(軍沢最上流部)
テント道具をAM5:00から片付け、8:00にキャンプサイトを出ました。13:00から雨予報だったので、午前中にDay1で釣ったポイントの良い所だけをサクッと釣る予定でしたが、なぜか快晴。釣果は厳し目ですが、退渓地点で時間が余ったため、更に上流へ釣り上がり例年だと行く手を阻むゴルジュ(両脇の壁が切り立った渕)がありますが、大雨の影響で砂利が埋まって歩けるようになっていて、そのまま1時間ほど釣り上がりました。渓相も若干急勾配で楽しめました。

考察

人は集団生活をしている時と、そうでない時は行動意識に違いが有ると思いますが、都会の便利な生活だけをしていると見えない事やモノ、感覚に鈍感になりすぎるように思えます。
キャンプサイトと谷底を往復していると、地球の変化(人にとっての災害など)に人が環境適合する必然性を再認識させられるように思います。
草木・水・昆虫・獣の知識が不足して怖がるのも その表れだと感じます。
‟自然環境変化に強いシクロクロッサー”を目指したいと思います。

FlyFisher×CXer


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