【RX&Co川内一史】2024.9.15 茨木シクロクロス 常陸大宮 辰ノ口親水公園 ME3
河川敷の公園で行われるレースですが、大きく分けて3つの構成で出来ています。①芝エリア(部分的に舗装路)から→小川の両サイドに6つのショートキャンバーと約10段の階段で出来たテクニカルエリア ②竹林を切り開いた盛り土で起伏のある窪み泥のエリア ③河原の砂利(拳サイズの石畳)エリアとなっています。
水捌けが悪い箇所が点在し、深い泥区間がピンポイントで現れるCXらしいコースです。
昨シーズンは河原の砂利から土手横のピットエリアへターンするショートカットラインで(掘れて出て来た)岩にヒットしてサイドカットしパンク最下位ゴールとなったコースですが、24-25シーズン初戦でどうなることやら。
準備
シーズンオフの課題
①冬のCXで末端の冷えが他の選手より酷い事に気が付きました(指先の感覚が無くシフト誤操作する状況で、ノーグローブの選手が居る)、色々と対策しましたが、筋力不足で発熱が少ないと仮定し、筋トレをメニューに入れました。
②筋トレにも関連してますが、足首の不安定(片足立ちでフラフラする)がペダリングやコーナーでの不安要素と考え、バランスと安定(自重に負けない)を求め、カーフレイズや片足立ちを生活に取り入れました。少しは標準に近づいたと思います。
2024の夏は全国的に猛暑日が多く、9月に入っても熱帯夜が続き高強度のCX練習は厳しい状況でした。直前に小貝川冒険ランドへ行きRoppongi Expressの城野さんに‟チギらないように前を走って”もらい自分の走りとの違う部分を教えて貰いました。
<見つけた課題>
〇荷重抜重のタイミングが良いと自転車が軽やかに加速しているように見える。
〇ターン入口の速度が速い
〇タイトターン出口でペダルを踏み始めるタイミングが早い
〇サドルと尻が分離してて自転車が自在に動かせる
〇走行ラインが安定している
これらを意識しながら周回練習しますが、路面や加減速の影響か?荷重位置が不安定で恐怖感が抜けない気がします。
まだまだ筋力やバランス感覚を磨く必要もありそうです。
前日試走
コースレイアウトは昨シーズンとほぼ同じなので、泥の位置と起伏を確認しながら1周し不得意な場所をチッェクします。次に小川のキャンバー区間を乗車かRUNのどちらが速いかを他の選手を見ながら決めます。乗車出来そうで出来ないキャンバーで練習してしまうと、竹林~砂利区間の最速ラインを覚える時間が無くなりそうなので、高速区間でビビらないようにコースを覚えました(冒険ランドの練習で差が付いた要因を意識)。
余った時間で右降車して飛び乗りを確認(右ターンのキャンバーでRUNの効率が良くなるように)しました。
レース
機材:CRUX2020 Di2 タイヤIRC SERAC CX EDGE TUBELESS READY X-Guard タイヤ空気圧:前1.7bar 後1.8bar インサート(後輪のみ:ビットリア)
ピットエリア:予備車 BH RXteam タイヤIRCシラク チューブレスレディ 前後1.75bar インサート(後輪のみ:ビットリア)
試走時間の気温26℃から招集28℃レース中29~30℃と刻々と温度が上がって行きます。直前まで水分補給をコマメにしました。
ゼッケン11番は8列並びの2列目で芝の安定した左から2番目に並びました。天気予報は曇りでしたが、招集から太陽がジリジリ照り付けCXらしからぬスタート号砲となりました。
ペダルキャッチミスを考慮してサドルに尻を乗せてスタートしましたが、踏み込めず順位を落としターン1では後方から3番目くらいだった気がします。本来ならここから順位を上げて行く思考になるのですが、なぜか周囲の速度に同調しペースを上げられませんでした。3周目にようやくペースアップと尻を上げたのですが、右降りキャンバーで順位を上げるつもりが飛び乗りでヨロケてコーステープに引っ掛り、逆に順位を下げてしまいました。これで一気に集中力が落ち、暑さと戦うダラダラとしたレースをしてしまいました。
結果
25位/29人出走 (86%) AjoccPt:15pt/ME3(+6:45)
考察
スタートの意識が低すぎました、イメージが出来ておらずターン1までは集中して全力で行かないと順位が沈むのが解っていながら‟出来なかった”のが大きな要因だと思います。
竹林から砂利区間は前に追いつき、土手のグラベルで遅れる を繰り返しました。長いストレートで遅れず差を詰めるために何をすれば良いか考える必要が有りそうです。
暑さのせいにして、何もしなかった残念なレースでした。
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