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【RX&Co川内一史】2024.10.14 BEACH CROSS 99 エイジ50 Beach Life in 九十九里町

千葉県山武郡九十九里町の片貝中央海岸で行われる、海岸砂浜を自転車で走るレースです。
ルールは明快で、1周5.5km(実質≒5.1km)のビーチ周回コースを8.5周し(3時間内)先にゴールした者が勝者となる。(冬の競技としてオランダやベルギーなどで2000年頃から行われているらしい)
他者との競争ですが、制限時間内にゴールすることを目指す事を目的にする選手もいます。
自転車の仕様はかなり自由で「競技に耐える整備された自転車を使用すること。車種不問。ライト、保安部品、スタンド等は外すこと。タイヤ幅は33mm以上を装着すること。電動自転車は禁止、DHハンドルも禁止。」としか規定されていないので、マウンテンバイクやシクロクロスバイク、ママのちゃりまでユニークな自転車が持ち込まれます。
コースコンディションによって有利な自転車やタイヤがめまぐるしく変化するようです。

昨年度に続き2回目の開催ですが、前回は用意していたタイヤがフレームに入らず断念したので、初めてのレースです。

オランダのビーチレース チャンピオンもG-ONE Speedを使用しているらしい

準備

自転車はシクロクロス車に、奥様から借りた「650Bホイール+SCHWALBE G-ONE SPEED」27.5×2.00でエントリーします。
650Bを使用するのは初めてなので、レース4日前に砂を走ってみました、2barからタイヤ空気圧を下げて行き、体重をかけてギリギリリム打ちしない程度まで試しました。雨の後の砂だったのが影響してか、普通に乗れてしまいます。舗装路は段差超えもオートバイのように安心感があります。
ただし、ハンドリングはクイックになりました、少しバンクさせるとグイッっと切れ込んで行きます。
懸念していた、タイヤクリアランスも問題無さそうで一安心(片側1~2mmしか空いてません)。
と思いきや、帰宅してから後輪を外してみると僅かにフレームに擦った跡があり、後輪タイヤのみGRAVELKING SS 650×43B(27.5×1.75)に変更しました。

レース

ハピバ写真

レース翌日がRXbike オーナーの高岡さん(Roppongi Express)の誕生日という事でショップメンバーでハピバの飾りをテントに行い(準備中に見られてた気もするが)午前のチーム戦を見学しました。
RX&COからは ‟ハマグリさんチーム”と ‟ヤドカリさんチーム”計6名が参加7位、8位/11組となりました。

午前のチーム戦結果

試走>
コースの5.5kmで8.5周回(エイジ50エントリー)は走るまで想像できず、高め空気圧1.5berから始めました。浜からグラベルに上がるキャンバー部分にコースinして、舗装路を加速出来れば惰性利用で登れる事だけ確認し、追い風のグラベル(砂利道)へ出ましたが、グラベルに断続的に砂エリアがありました、調子に乗って砂を見ずに突っ込んだら下り気味から落ち込みになっていて、荷重移動が間に合わず前転落車し左脇腹と背中を強打し、暫く息が出来ませんでした。(試走は良く見て走りましょう)その後浜へ出た所で筧五郎選手(56サイクル)を見つけたので後ろに付かせて頂き(こっそり目についたのにすぐバレマシタ)スタート地点の柔らか目の砂エリアへ戻ってきました。落車を含めて16分くらいだったので試走が最速ラップだったかも。

昨年より距離が伸びたコース

1周した感想は、①「向かい風の海岸エリアで単独走は避けたい」
②「柔らか目の砂エリアは乗車して体力を奪われるよりRUNが安定してそうだ」③「砂利グラベルエリアは追い風を利用して砂は惰性でクリア出来れば優位そうだ」
柔らかい砂をRUNするなら空気圧は高めのままにしようと1.5berのままにしました。

機材:CRUX2020 Di2 650Bホイール タイヤ前SCHWALBE G-ONE SPEED(27.5×2.00) タイヤ後GRAVELKING SS(27.5×1.75) タイヤ空気圧:1.5bar 

スタート招集は無く、並んだ順に位置につけるようで入口近くに居たので2.5列目くらいの真ん中あたりからスタートしました。パレードの後海岸の直線からスタートなのでゆっくり出ますが、砂で乗りにくくRUNする人もチラホラ居ました。
まず、入賞争いの人の邪魔にならないように真っすぐ走ります。半分ほど走った浜に出る頃には、抜かれるのが落ち着いたので、向かい風のトレインを作るべく速度を少し落として速度の合いそうな人に声をかけてトレインを大きくしていきます。8~10人くらいで廻ると前のトレインに追いつき更に巨大化します。順番がなかなか廻ってこないので快適でした。

声掛けトレイン<あるとき>

しかし柔らかい砂エリアで集団は崩壊します、横に広がりRUN、歩き、クネクネ乗車と様々なクリア方法が入り乱れるので毎周会トレインを呼びかける必要がありますが、4周目くらいからはバラケてしまい、周囲に誰もいない状態になりました。
早々にエリート先頭の城野選手(Roppongi Express)や高岡選手(Roppongi Express)には2ラップされました。
4周目に森廣真奈選手(RX&CO)に後ろから「カワウチさん行きましょう!」と声を掛けられて、風除けにするのは気が引けたので並走しながら海岸線からグラベルエリアを走ったのですが、並走するのにケイデンスを上げすぎたようで6週目から右太ももに違和感が出始め海岸エリアで腿を押さえたら一気にツリました(目で見て変な筋肉の盛り上がり方をしています)飛び降りて立ち尽くし12分くらいの間に多くのライダーに「大丈夫?!」と心配され、ようやく動かせるようになったので再スタートしましたが、7週目のビーチに出る前の砂山で落車した拍子に左ハムストリングスをツリまして、再び10分立ち尽くしました。(自転車を起こしてくれたマーシャルさんありがとう)
7週を終わった所でリミット3時間に残り20分程で、ペースを戻さないとDNFなのは解っていましたが・・上がらず、3時間4分弱くらいのゴールタイムだったと思います。

8周回目 ビーチ独占!<ないとき>

8週目は海岸まで奥様が応援に来てくれ、柔らかい砂エリアでは南野暖選手(Flecha)kids2の2位に応援を頂き、ゴールで茨城CXスタッフメンバーなど数人に出迎えられ感謝のゴールでした。

全体で完走率70%以下の厳しいレースでした

エリートのレースは城野選手(Roppongi Express)が優勝し2位が高岡選手(Roppongi Express)と、女子エリートも森廣真奈選手(チーム無記載)が3位となりRXの日でした。


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