徳島不思議百物語 第10回「聖地と饅頭の切れない関係」
第10回 聖地と饅頭の切れない関係
饅頭は元々外来の食文化であったが、今となってはすっかり日本文化にとっては無くてはならないものになっている。この饅頭をよくよく考えてみると、必ず神社仏閣の門前町で発達し、親しまれている。つまり、聖地と饅頭は常にセットとなっているのだ。今回はパワースポットに連動する形で、パワーフードとして人気が高まっている徳島の饅頭について述べてみたい。
我が国の饅頭は、中国の饅頭(マントウ)が1349年に林浄因によって持ち込まれたのが始まりであり、禅宗のお茶と一緒に食べる仏教菓子として流布していった。つまり、日本に持ち込まれた時点で既に、饅頭はお寺という聖地と関連深かったのである。
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