見出し画像

特別な日に大切な人へ贈るワイン「シャトー・カロン・セギュール」

紹介するまでもなくハートのエチケットで有名なワイン「シャトー・カロン・セギュール」。バレンタインや特別な日に大切な人へ贈られるワイン。その魅力を改めてご紹介します。

ぶどう畑のプリンスが愛したシャトー

ぶどう畑のプリンス

ボルドー地方サン・テステフ村に位置するメドック格付け第三級のシャトー・カロン・セギュール。18世紀にこのシャトーを所有していたニコラ=アレクサンドル・ド・セギュール侯爵にちなんでハートのエチケットが誕生しました。
侯爵は、のちに一級シャトーとなるラフィットやラトゥールを所有しながらも、「最も好きなシャトーはどれですか?」という質問に対し「われラトゥール、ラフィットをつくりしが、わが心カロンにあり」と語ったと言われており、その一途な思いが反映された象徴的なワインです。
セギュール侯爵はルイ15世から「ぶどう畑のプリンス」と呼ばれ、18世紀にシャトー・カロン・セギュールの評判を確立しました。「品質のために必要なことはすべて行う」という徹底した姿勢は、その後のシャトーの基盤となり、20世紀には第一級シャトーに匹敵するほどのワインを生み出すまでに成長します。

愛らしいエチケットに隠されたクラシックなボルドースタイル

近年のカロン・セギュールの品質を支えてきたのは、マダム・ドゥニーズ・ガスクトンです。彼女の信念は、「賞を取ることではなく、偉大なワインを愛する人々に楽しんでもらうこと」。この精神のもと、カロン・セギュールは格付け第一級に匹敵する評価を得るようになりました。ワイン評論家のロバート・パーカー氏も「カロン・セギュールは、サンテステフのシャトーの中でも最も伝統的で、長熟するワインを作り続けている」と高く評価しています。愛らしいハートのラベルに秘められた、クラシックなボルドースタイルの奥深さが、世界中のワイン愛好家に支持されています。

カロン・セギュールを贈ろう

シャトー・カロン・セギュールはクラシックなボルドースタイルのワインであり、飲み頃を迎えるまでに10〜15年の熟成が必要です。長期熟成を楽しむには価格帯も高いため、セカンドラベルやサードラベルを選ぶのも一つの手です。いずれのエチケットにもハートが描かれており、大切な思いはしっかりと伝わるでしょう。

シャトー・カロン・セギュール

最低でも10〜15年の熟成が必要です。結婚20周年や30周年などの節目に同じ年月を共にしたワインを開けたり、子供が生まれた記念に生まれ年のビンテージを購入するのも素敵な楽しみ方です。

ル・マルキ・ド・カロン・セギュール(セカンドラベル)

若いビンテージでも飲みやすいのが、セカンドラベルのル・マルキ・ド・カロン・セギュール。購入後すぐに楽しみたい場合にはこちらがおすすめです。

サンテステフ・ド・カロン・セギュール(サードラベル)

お付き合い始めの相手に、重厚なファーストラベルは少し負担になるかもしれません。そんな時には、カジュアルにサードラベルを贈り、将来ファーストラベルを共に味わう約束をするのもロマンチックです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?