繋がれたバトンで目覚めた「眠れる美女」— シャトー・ラ・ラギューヌの復活の物語を贈ろう
メドック格付け3級に輝くシャトー・ラ・ラギューヌ。今でこそ安定した品質で評価されていますが、かつてはブドウ畑がわずか4ヘクタールにまで縮小し存続の危機に直面していました。多くの試練を乗り越え復活を果たしたその背景には、引き継がれてきたオーナーたちの努力がありました。
メドック格付け3級の名声と、襲い来る試練
シャトー・ラ・ラギューヌはガロンヌ川から約2kmに位置する、メドック最古のワイナリーのひとつです。18世紀から本格的にワイン造りを始め、19世紀には卓越したテロワールによりメドック格付け3級の地位を獲得しました。当時のオーナー、セーズ氏は「フィロキセラ」被害という難局にも屈せず、ワイナリーを支え続けます。
しかし、第二次世界大戦、経済恐慌、大規模な霜害などの重なる試練の中で、ついにシャトーは4ヘクタールに縮小し、存続が危ぶまれるほど追い詰められました。
継がれる復活へのバトンと、ついに目覚めた眠れる美女
1958年、ジョルジュ・ブルネ氏がオーナーとしてワイナリーを引き継ぎ、ぶどうの植樹やシャトーの近代化に取り組みます。この努力が復活への礎となりましたが、経済的負荷は重く、ブルネ氏もまた1964年にシャトーを手放すことに。
次にアラヤ社がオーナーとなり、さらに近代化を進めました。そして2000年代初頭、フレイ家が所有権を引き継ぎ大規模なブドウ園の整備や技術施設の改修、セラーの拡張など徹底的な復興が進められました。
長い眠りから目覚めたシャトー・ラ・ラギューヌは、ついにその潜在能力を発揮する時を迎えたのです。シャトーのウェブサイトにはこう記されています。
“La Lagune had enormous potential, but it was time to wake up the sleeping beauty.”
（ラ・ラギューヌには莫大な可能性がありましたが、眠れる美女を目覚めさせる時が来たのです）
「シャトー・ラ・ラギューヌ」を贈ろう
かつての輝きを取り戻そうと奮闘する人に
シャトー・ラ・ラギューヌは、名門シャトーが蘇った物語の象徴です。かつて成功しながらも今は縮小してしまったビジネスの再興を目指す方にとってこのワインは理想的な贈り物かもしれません。
ポテンシャルを感じるあの人に
眠れる美女のように、まだその力を発揮していないけれど強い可能性を感じるあの人に送ってみましょう。期待が伝わる良いプレゼントになるのではないでしょうか。