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サードラベルを贈ろう、未来への期待を込めたプレゼントに「マルゴー・ド・ブラーヌ」

サードラベルとは、ワイナリーが提供する第三のブランドやラベルを指します。通常、ワイナリーは最上級の「ファーストラベル」を筆頭に、その次に「セカンドラベル」をリリースしますが、サードラベルはこれらに比べて手頃な価格で、日常的に楽しめるワインとして位置付けられています。
特にメドック格付けクラスのワインでは、セカンドラベルでも高価なことが多いですが、ストーリー性を持つサードラベルを選べば予算に合った素晴らしい贈り物になるかもしれません。

格付け二級シャトー、ブラーヌ・カントナックのサードラベル

シャトー・ブラーヌ・カントナックは、メドック格付けで二級に位置する実力派シャトーで、ボルドー屈指の名門ワイン造り一族であるリュルトン家が所有しています。1993年にオーナーとなったアンリ・リュルトン氏は、ワイン造りに対して妥協を許さず、その情熱を注いできました。彼は醸造学に精通し、新しい技術を積極的に取り入れるとともに、畑の改良を進め、シャトーの評価をさらに高めました。シャトー・ブラーヌ・カントナックのワインは、マルゴー地区の中でも特にエレガントで柔らかなスタイルが魅力です。「マルゴー・ド・ブラーヌ」は、このシャトーのサードラベルにあたるワインです。

将来のファーストラベルやセカンドラベルに使用される若樹から作られるワイン

サードラベルの製法に厳密な規定はありませんが、シャトー・ブラーヌ・カントナックでは、将来ファーストやセカンドラベルに使用される若いブドウ樹から作られたワインがサードラベルとして提供されています。一般的に、ブドウの樹は古いほど質の高いワインができるとされています。古い樹は実をつける量が減る一方で、栄養が凝縮され、より濃厚な果実が得られます。また、樹の根が深くまで伸びることで、その土地特有の風味がより明確になると言われています。
ファーストラベルにはこうした古樹が使われますが、その前の若い樹から採れたブドウを使用したワインが「マルゴー・ド・ブラーヌ」なのです。

マルゴー・ド・ブラーヌを贈るのにふさわしい人

将来、ファーストラベルのブドウとなる可能性を秘めた若樹から作られるワインであることから、「未来への期待」を込めて贈ると喜ばれるでしょう。
職場の新人や将来有望な人材へのプレゼント、また、二十歳の記念日に贈るのにもぴったりです。サードラベルであるため価格も手頃で、贈る側も受け取る側も気負わずに楽しめるワインです。

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