【第6回】ブロガー・WEBライターで文芸(エッセイ・コラム・小説)を仕事にするなら

#RTした人の小説を読みに行く をやってみた」で以前からちらほら受けていた質問について回答します。

 WEBライターには「レビューや実作などで小説に関われる仕事を……」ってひとが多い。といってもこれはぼくの肌感ではあるのだけれど、とにかくここ10年で「文章を書く」というのは自己実現(あんまり好きなことばじゃない)とビジネスを両立するスキルとして格段に注目されてきたし、これはブロガーの台頭によって形成された価値観だろう。
 じっさいに、WEBライターにあこがれてエッセイやコラムの仕事をしたい!という若いひとも増えているらしく、こういう相談を受けるライターさんもちらほらいる。ぼくもTwitterのDMを開いているときたしかにたまにこうした相談を受けた記憶がある。
 こうしたケースでは「まずはブログでも開設して書きたいことをとにかくたくさん発信するといいですよ」系のアドバイスに落ち着く(というかそれくらいしか言うことがない)のだけど、何をどのくらいやればいいのか……みたいな話はあんまりされてないしぼく自身もしてこなかったし、ぼく自身もブロガー・WEBライターから文章の仕事をはじめたので、以下ちょっとまとめておこうかなとおもう。

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