見出し画像

2024年の瓶宮

こんばんは、瓶宮です。

今年の瓶宮を振り返ってみます。今年はでかい変化があった!

①入社してはたらく

これよね!!!
去年、血涙を流す思いで就活をしており、ずーーーーーーーーーーーーーーーっと「24卒」と言われまくり聞かされまくりました。1年も前から、2024年という未来にて働くことを前提に行動するのが変。だから2024年って未来やんけ!と思っていたら、もう今年も終わりそうになっている。ハア?これから未来の先を生きる……って話ですかい……?

という与太話は置いておき、社会人生活に飛び込んだというのが今年一大きな変化です。
まあ、働きたくないわな。
1日の半分が労働という無に奪われ、もう半分は食う・寝る→おしまい。研修期間のうちは定時で帰れていましたが、最近は20時とかまで居残ることも。この時間がマシな業界もあるらしい。本当にお疲れ様だよ。そんで私はこんなに時間を消費して何がしたいんだよ、と思う。
通勤電車もさァ、うぜ〜しよォ……!と思ってnoteを書いたらいつもより多めにいいねがきたので、たぶんみんなそう思ってるっぽいです。

あと、オモコロチャンネルを見すぎていたこともあり、実際の同期や同僚、そんなに仲良くなったりしないんですね!!というカルチャーショックも受けた。いや、あいつらが変なんだよな……。

なんか、労働に対してすごいいろいろ書きたいことがあるな。以下、箇条書きにしてみようかな。

・時間は資源なんですよ インターステラーを見ろ
・東京メトロ、真っ白い部屋でしか生活させてもらえなかった人がデザインしたんか?ってくらい、色がなさすぎる
・職場になった街は基本的にきら〜い……がつきまとう
・そういう街に限って置いてある「生活を豊かに🎶」系モニュメント、結局「うちらこんなことも商売に組み込めるんですよ」というマウンティングでしかないので傲慢
・でも、オフィス街マジで色ないし湿ってるしなので、そういう欺瞞も仕方ないのかもしれない
・体力ゲーというのは、案外本当
・他責すな、自責思考が大事や!といわれるが、真に受けてしまうのはちょい自責思考寄りの人なので、みなさんは堂々と他責思考でよい

熱が引かなかったら、これで1本書こうかな。

②本をつくった!

すごい……ッ!すごいよ……ッ!私ってやりゃできるんじゃん……ッ!

ことし文学賞に出してみた長編小説と、noteにあげていたいくつの短編小説、最後に短歌を添えて大学生創作エディションをつくりました。いや〜、満足感がすごいや。

本をつくるにあたっては、本当に気が滅入りそうになりました。まず意味の分からない単語が当たり前のように使われている……!表紙はともかく、塗り足し……?ノンブル……?ハア?なんですのん という。おれの知らない世界がある〜!
幸いにも本をつくったことがある友人がいまして、いろいろわからないことを尋ねさせてもらいました。持つべきものはオタクの友だちだ……!

オタクの友だちがいないみなさんにも朗報。 
まずはこのnoteを読もう。

そして読んだ後は、作りたい本のサイズ・テンプレとかで調べれば、偉大なる先人たちが作ってくださった小説テンプレをダウンロードさせてくれる。そこにおまえの文章をねじ込めば、このまま印刷しても大丈夫なようにはなる。みんなありがとう、ありがとう。

自分の本ができると、かなり自己肯定感が高まります。私は自分をアウトプットして形に残しましたけど?という。実行した結果が形として現れているので、目に見える報酬大好きマンとしてはこれほど支えになるものはない。自分の思考が形になっているのでなおさらだ。思考=自我だと思っているので。

また本つくりたい!

③ブラックジャック

こんなに夢中になるとは思いませんでした。
ハマっていたのは、去年からにはなりますが、今年になってからもアニメ、OVA、劇場版、原作漫画、触れることができるものはかなり触れてきた自負があり……!

そして、高橋一生さんが主演で実写化ドラマも6月にやりましたね!なんてラッキーなんだ。リアタイと見逃し配信で3回くらい観てしまった。

医療ドラマでありながら、人間とはかくあるべきなのか?をとらえているのが好きなんだな、と思います。さまざまな患者がBJのもとを訪れ、彼らひとりひとりの人生の選択の中にこの場面が組み込まれ、生き延びようとする/生かそうと処置をするこの行動が果たして正しい選択だったのか?
意外とBJも全部が全部正しいわけではない、ときっぱり描いているのが印象的でした。ハマる前の私は、「先生の言うことやることに正しくないことがあるわけないだろう!」と思っていたものですが、ピノコを姉と会わせるところとか、あれでよかったんか?と思う。お姉さんはもともと腫瘍だった妹であるピノコを汚らわしい存在であると忌避しており……。うん……。(けど、OVA「おとずれた思い出」でそこに新たな進展も描かれているんですよ!みんなみて~~~)

ブラックジャック連載50周年を冠して、ブラックジャック展もやっているようでした。ちょうど行けそうなタイミングはないだろうか……と思索していたところ、松本でやってるじゃん!てなわけで、BJのために旅行がてら行ってきました。推しが人を駆り立てるパワーは尋常ではない。
次のチャプターで旅行編をば書きます!

④旅行

社会人生活に放り込まれるぞ、とのことで、死ぬ前に旅行をしました。社会に出るということは、死と同等のことなので。生きている時間にカウントされないのでね……。

・神戸

今年も神戸に行けました。神戸は好きな街だから行けてうれしい。知事選が大変なことになっていてかなしい。

めちゃよくない!?

夜の中華街を散策したり、前回はカバーに覆われよくわからない状態になっていたマリンタワーの赤さをじっくり目に焼き付けたり。

あ!そうか。
手塚治虫記念館に行ったんだ。すっかり記憶から抜けていた。写真見て思い出したぞ。どんだけハマってんだ。
キャラクターたちの手形足型が地面に埋まっていて、「おい、いるやんけ!」となった。BJの足、意外と小さかったです。

・草津
ゼミの友人たちと卒業旅行。事前にみんなで作ったコピー本を持っていき、すべての景色を見せるという異常行動をしてしまった。黒歴史をいっしょにつくってくれる友人がいてありがたい限りだ。

レンタル浴衣に着替えて射的をしたり足湯に浸かりまくったりしました。夜はあったかい温泉に入って、お酒を飲みながらボドゲをやってみたりして、めちゃくちゃ盛り上がった。大学生っぽいことができました。
あと、ふつうに住宅街みたいなところに迷い込んだり、雪が降っている中散策したり、えへえへ言いながら歩き回った。こういう時間が一番楽しかったりする。

・大阪
入社日前日に駆け込みで、Panorama Panama Townのライブに行くためにひとり弾丸大阪旅行を決めてきました。夢を終わらせたくなかったので……。

ツネヨ

大阪城へ行こうと思っていたのですが、あまりにも人が多すぎて新幹線の時間が怖かったので、その近くにある博物館に足を運ぶことに。これが意外とよかった。人少ないし。大阪の変遷をたどると言いながら、実際にはかなり日本史。もしかして東京って歴史なんもなかったりする?ってくらい、大阪の歴史が見覚えありすぎます。活気ある感じが展示からもぐんぐん伝わってきて楽しかったです。トーシロだけど博物館たのしい……!

・松本

ブラックジャック展がやっているぞと聞きつけて特急あずさに乗って長野へGO 結構揺れるし、後ろに座っていた子どもが席をガンガン蹴ってくるが社会人なので我慢できるぞ!

松本もかなり好きな景色の街でした。やっぱり、山がすぐ近くに見える都市ってなんでこんなに魅力的なのだろう。適度な圧迫感が心地よさを与えてくれる。

ブラックジャック展、むちゃくちゃよかったです。行っただけで全話読んだよと言ってもいいくらい、濃密に全部が紹介されている……!年明けには横浜にまわってくると聞いたので、もっかい行っちゃおっかなと思っている。

5月なのにクソクソクソ暑くて外に出られなかったので、やっぱり博物館に行きまくったわけなのですが、こっちもこっちでよかった。ゆったり回れる感じが落ち着く。米俵でできた馬がなんかよかった。

旅行は知らないことを知れる体験の中でも、特に贅沢な体験です。本を読んでいるだけじゃ見られない景色が味わえたりする。ぽまいらや私は本を読まなければならないが、書を捨てて旅に出るのもよいことなのです。
また旅行いきたいな。

⑤引っ越した

BIG BIG BIG イベント!!!!なのに書くの忘れてた。労働とはまさに、こうして私たちを蝕んでいる。

私は実家に自分の部屋をもたない人間なので、今度の仕事で在宅になっちまったらおしまいだぞ、ということで、実家を出たのでした。そんな瓶宮さんの様子はこちらのnoteに全部書いてあります。

引っ越し当初のことは書いたので、最近の調子を書いてみようと思います。

家事をやることが板についてきました。最近、一人で料理をしたことがない私がカレー作りに挑戦し、水気がなさすぎるカレーをつくりました。なべをかきまぜようとしてルーをすくったら、なべの形にぼこっとすべてが持ち上がり思わず悲鳴が出た。食べられないことはなかったです。後日、同居人が水気のあるカレーに改造してくれました。水気ってサイコー!

そして、帰巣本能がかなりこっちに寄ってきた。当時は、ここはどこか違う場所という認識で実家のほうが"家"だった。それが3か月してくると、どちらにも帰巣本能が薄くなってくる感覚があり、精神的住所をもたないいまの私はアナーキストだぞ、と思ったことがよくあった。会社から帰ってくるのに、よくわからない道を歩いているなあ、と感じる。だからといってでっかい影響があるわけでもないのだが、私というルーツが少しずつ塗り替えられている感覚だけがうっすらと残っていました。

そしていま、やっと精神的住所を構えることができ始めてきました。わが家だな、と思える。やっと安心材料になってきてくれたぞ、と思います。なので、本当に葛飾北斎とかいう引っ越しオタク画家ジジイはイカレ野郎だと思う。私を含めた大半の人はどっしり構えていたいと思っているし、あるいは葛飾北斎のように同じところにとどまりたくないよ、と思っている。そっちの生活もそっちで楽しいのかもしれない。私はそういう欲望を映画で満たしているのかもしれない。

いまだに収納をうまくできていない。ラック的な、棚的なやつを買って小物を整理したいです。

⑥そのほかのこと

・The Snutsを追いかけて、ついに来日ワンマンライブまで行ってしまったのはおもしろいことだった。よくある、「フェスで見かけたバンドよかったからライブいく」が私の身にも降りかかるんだなと思ったからだ。

・TWO DOOR CINEMA CLUBいい〜。

・一番大好きなバンド、[Alexandros]が主催フェスを相模原で大々的にひらいており。うれしい。うれしすぎるよなあ。駅メロもあるしさ。ホームタウンになったね。かなり大きな年になったんでは、と思います。

・ホールドオーバーズが最近ウケていてうれしい。私は夏に観ましたよ、フッ……と高見の見物をしてしまう。ダサいからやめたい。

・映画で言えば、関心領域やオッペンハイマー、ジョーカー2あたりは打ちのめされたなあという感想。どうにかなりませんか。いやあ、ほんとに……。

・文学賞に出したやつは一次審査に引っ掛かることもなく死んだ。毎年出してみるのもいいかもしれない。

・時間がなくて、映画の感想記事をまったく書けなくなってしまった。その代わりではあるけど、フィルマークスには観たらちゃんと書いている。映画好きな方は読んでみてね。

『瓶』さんの映画レビュー | Filmarks
https://filmarks.com/users/kameharu1005 #Filmarks #映画


今年はこんな感じでした!今年、瓶宮のnoteを読んでくれた人、関わってくれた人、本当にありがとうございます。2025年もたのしくやっていこう!
それでは!!


いいなと思ったら応援しよう!