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自分が枯れてしまうくらいの負荷。    ~トラウマからの脱却~

今、私は障がいのある子ども達の療育の仕事をしている。
パニックになる子、集団が苦手な子、衝動性の高い子、いろんな子がいる。

「この子達が自分に自信を持って大人になってほしい。」

それを1番に優先してやってきたつもりだ。
休日に自分の時間を使っても構わないくらい、子ども達へ、会社へ愛情を注いできたつもりだ。


もうその会社を辞めることを決めた。

ずっと会社のため、と仕事を頑張ってきたけど、もう私の心も身体も限界だと思った。このまま頑張ると、朝突然、出社できない日が来る。それがわかる。

大好きで大事にしてきた所だけに、悲しくなる。

会社にとって「無能」な人になってしまったのかと、情けなくなる。だから辞めることも怖かった。

さっき、ふと思ったのは、「私はこの仕事(人のお世話)が無理な状態」だ。ただそれだけ・・・だと。
どう例えたらいいんだろう。
例えばパイナップルをここで育てよう、栽培しようと思ったら無理があり、大変だ。
でも熱帯地区では、すくすくと育つ。おいしいパイナップルを収穫することができる。そんな感じ。

今の私が安心して生きていける所に身を置いていい。
堪えられるだけの負荷は受け取る。
けれど自分が枯れてしまうくらいの負荷は断ろう。
それだけのことだ。

今、会社ではとても温かい上司、スタッフに恵まれている。
安心したから、隠して押し込めていた弱さを出せたのだと、自分では思っている。

弱っちくて、思考が働かなくて、自信がなくて、自分が無い。
信念も無くて、美人でもない。
何も無い自分。

もう生きているのが怖くなる。
自分を見るのは怖い作業だ。

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