W杯予選が終わったので、今回は惜しくも出場権を逃したパナマ代表を紹介する
W杯予選のプレーオフも全て終わり、出場32ヶ国が全て決まりました。(エクアドルの件はチリが上訴するかどうかによりますが)
北中米カリブ海地区からはカナダ、メキシコ、アメリカと
大陸間プレーオフを勝利したコスタリカがW杯に出場します。
そんな北中米予選で、コスタリカに次ぐ5位に終わったパナマ。
惜しくも2大会連続出場とはなりませんでしたが、今回は激しい予選を戦ったパナマ代表メンバーを紹介したいと思います。
※1・・・予選期間中に移籍した選手は『所属』のところに「→」がある
※2・・・『予選成績』は最終予選(全14試合)のもの
■監督
◎トーマス・クリスチャンセン
生年月日:1973年3月11日
身長:180cm
国籍:スペイン/デンマーク
2020年7月23日に、前日に解任されていたアルゼンチン人のアメリカ・ガジェゴの後任としてパナマ代表監督に就任。自身初の代表監督就任となった。
ゴールドカップでのグループリーグ敗退や、2次予選のキュラソー戦で苦戦を強いられるなど苦しい結果が続いたが、最終予選では攻撃的スタイルがチームに浸透し、W杯出場権こそ逃したものの終盤までプレーオフ圏を争った結果の5位と健闘。
予選後の去就が注目されていたが、2026年まで契約を延長することが発表された。
■ゴールキーパー
◎ルイス・メヒア
生年月日:1991年3月16日
身長:193cm
所属:フェニックス(ウルグアイ)→ウニオン・エスパニョーラ(チリ)
予選成績:14試合0得点
最終予選全試合にフル出場した守護神。
10代で渡ったウルグアイで長くプレーし、現在はチリでプレーしている実力者。ロシアW杯では、クラブで定位置を確保できずメンバー入りも逃したが、以後は名手ペネドの後継者という難しいミッションをこなす。
2020年の親善試合の日本戦では、エリア外への飛び出しで南野を倒してしまい退場となった。
◎オルランド・モスケラ
生年月日:1994年12月25日
身長:191cm
所属:オールウェイズ・レディ(ボリビア)→カラボボ(ベネズエラ)
予選成績:0試合0得点
2020年の日本戦で退場したメヒアに代わって出場し、代表デビューを果たした第2ゴールキーパー。1次予選序盤の2試合に出場し、最終予選ではメヒアの控えとして代表に帯同した。
予選中、カルデロンと共に無所属の期間があり、クリスチャンセン監督の頭を悩ませたことも。
◎ホセ・カルデロン
生年月日:1985年8月14日
身長:187cm
所属:サンフランシスコ(パナマ)→無所属
予選成績:0試合0得点
ロシアW杯ではペネドに次ぐ2番手としてメンバー入りしたベテラン。
1次予選のアンギラ戦に出場し、最終予選では3番手として帯同。
2021年11月、車を運転中に自動車事故に遭うも、幸い怪我は無かった。
■ディフェンダー
◎ミカエル・アミル・ムリージョ
生年月日:1996年2月11日
身長:183cm
所属:アンデルレヒト(ベルギー)
予選成績:14試合0得点
現在のパナマ代表では、最も高いレベルのクラブでプレーしている選手。
NYレッドブルズ時代はセンターバックもこなしたが、今は代表でも所属クラブでも右サイドバックが板についてきた。
守備では当たり負けしない強靭な肉体を生かして守り、攻撃では果敢な攻め上がりから鋭いクロスでチャンスを演出する。
アンデルレヒトでもレギュラーとして活躍しているがカードを貰うことが多く、今季のベルギーリーグ・プレーオフのユニオン・サンジロワーズ戦でボールを奪った日本代表の三笘に対する危険なプレーで一発退場となり、日本のサッカーファンから非難を浴びたことも。
◎フィデル・エスコバル
生年月日:1995年1月19日
身長:182cm
所属:アルコルコン(スペイン2部)→クルトゥラル・レオネサ(スペイン3部)
予選成績:14試合0得点
ロシアW杯予選から台頭し、今やパナマ不動のセンターバックとなった。決し大柄ではないものの、鋭い読みでピンチの芽を刈り取る。
今回の予選では無得点に終わったが、前回の予選ではホンジュラスを相手に強烈フリーキックを沈めるなど足元も優れている。
スポルティング・リスボンのBチームに所属していた2017年に、出場機会を求めレンタル契約を解除しようとして渡欧を拒否し、クラブから法的措置を取らされそうになった過去がある。
◎アンドレス・アンドラーデ
生年月日:1998年10月16日
身長:187cm
所属:アルミニア・ビーレフェルト(ドイツ)
予選成績:9試合1得点
パナマ人選手史上初のブンデスリーガプレイヤーとなった左利きの大型センターバック。
ジャマイカ戦ではボール奪取から駆け上がりミドルシュートを決めるなど
意外な攻撃性能を発揮したが、ホームのエルサルバドル戦では開始早々のミスで失点に絡んでしまった。怪我もあり代表から外れた時もあったが、復帰すればスタメン出場と代表での序列は高い。
ビーレフェルトに来る前はメキシコやオーストリアで経験を積んできた。
◎エリック・ダビス
生年月日:1991年3月31日
身長:180㎝
所属:ドゥナイスカー・ストレダ(スロバキア)
予選成績:13試合2得点
ロシアW杯からポジションを掴んだ攻撃的な左サイドバック。
アウェーのホンジュラス戦では、逆転弾となるフリーキックを沈めたほか、ジャマイカ戦ではPK失敗も勝ち越し弾を決めた。
所属チームの入れ替わりが激しいパナマ代表では珍しく、2015年からドゥナイスカー・ストレダでプレーを続けている。
◎ハロルド・カミングス
生年月日:1992年3月1日
身長:183㎝
所属:オールウェイズ・レディ(ボリビア)→アラベ・ウニド(パナマ)
予選成績:5試合0得点
ロシアW杯にも出場した、アメリカ大陸の数々のリーグでの経験が豊富で屈強なセンターバック。
最終予選前はキャプテンマークも巻いたが、アンドラーデの台頭もあって
序列を落とし、招集を見送られた時期も。
ホームのジャマイカ戦では38分に負傷したアンドラーデと交代して出場も、
56分に自身も負傷する不運に見舞われアリアノと交代した。
◎セサル・ブラックマン
生年月日:1998年4月2日
身長:174㎝
所属:ドゥナイスカー・ストレダ(スロバキア)
予選成績:3試合0得点
所属クラブでは、パナマ代表でも同僚のダビスと左右でサイドバックを組むこともある若き右サイドバック。
予選には常に帯同していたが、ムリージョの壁は高く出番は限られた。
ドゥナイスカー・ストレダには2017年から在籍している。
◎ホセ・コルドバ
生年月日:2001年6月3日
身長:185㎝
所属:レフスキ・ソフィア(ブルガリア)
予選成績:1試合0得点
ブルガリアの古豪チームに所属するパナマ期待の新星センターバック。
予選最終戦のカナダ戦で代表デビューを果たすとフル出場し勝利に貢献。
レフスキ・ソフィアではレギュラーとして活躍しており、CSKAソフィアとのダービーマッチとなったカップ戦決勝でもフル出場し、チームの優勝に大きく貢献した。
◎ホルヘ・グティエレス
生年月日:1998年9月1日
身長:171㎝
所属:タウロ(パナマ)
予選成績:1試合0得点
1月のペルーとの親善試合で代表デビューした左サイドバック。
ホームのホンジュラス戦で、出場停止のダビスに代わってスタメン出場した。
2020-21シーズンはスペイン4部のUDメリーリャでプレーした経験を持つ。
◎アズマハル・アリアノ
生年月日:1991年1月14日
身長:182㎝
所属:アリアンサ・アトレティコ(ペルー)→モナガス(ベネズエラ)
予選成績:2試合1得点
アウェイとホームのジャマイカ戦に途中出場したセンターバック。
負傷したカミングスに代わって出場したホームのジャマイカ戦では決勝ゴールを挙げたものの、その2試合以外では出場機会がなかった。
経験豊富だが代表では出番自体が少なく、不思議と国際舞台にも縁がない。
◎ロデリック・ミラー
生年月日:1992年4月3日
身長:190㎝
所属:アル・クウワ・アル・ジャウィヤ(イラク)
予選成績:1試合0得点
しばらく代表と疎遠になっていたセンターバックが、アウェイのメキシコ戦で久々のスタメン出場も72分に負傷交代。その試合以外では招集外だった。
2016年にはアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)の一員として、日本で行われたクラブW杯に帯同した経験を持つ。(出場機会は無し)
◎ジオバニー・ラモス
生年月日:1997年1月26日
身長:180㎝
所属:アトレティコ・ベネズエラ(ベネズエラ)→デポルティボ・ラ・グアイラ(ベネズエラ)
予選成績:1試合0得点
一昨年に代表デビューし、現在はベネズエラでプレーするセンターバック。
守備陣に実力者が揃う代表では分厚い層に阻まれ、負傷したミラーに代わって入ったメキシコ戦のみの出場に終わった。
■ミッドフィルダー
◎アニバル・ゴドイ
生年月日:1990年2月10日
身長:183㎝
所属:ナッシュビル(MLS)
予選成績:13試合2得点
無尽蔵のスタミナと巧みなパスで攻守に貢献する左利きのボランチで、最終予選10試合で腕章を巻いたキャプテンでもある。
ホームのアメリカ戦ではコーナーキックから決勝点を挙げ歴史的勝利に貢献も、予選敗退が決まったアウェーでのアメリカ戦では痛恨の2PKを与えてしまった(ゴドイ自身も1得点を挙げた)。
現所属のナッシュビルには、チームがMLS入りした2020年にサンノゼ・アースクエイクスから移籍加入した。
グリーンカード(米国永住権)を保持しており、MLSでは国内選手として扱われる。
◎アダルベルト・カラスキージャ
生年月日:1998年11月28日
身長:170㎝
所属:ヒューストン・ダイナモ(MLS)
予選成績:11試合0得点
小柄ながら、豊富な運動量を武器に中盤を支配するセントラルミッドフィルダー。粗もあったが、予選を通じてチームに欠かせない戦力となった。
レンタル元であるカルタヘナ(スペイン2部)でプレーしていた20-21シーズンには、レアル・マドリード・カスティージャのラウール・ゴンザレス監督が獲得を熱望したと言われており、パナマ国内でも将来を期待されている選手。
◎アブディエル・アヤルサ
生年月日:1992年9月12日
身長:190㎝
所属:シエンシアーノ(ペルー)→クスコ(ペルー2部)
予選成績:9試合0得点
2019年に27歳で代表デビューを果たした遅咲きの長身セントラル。スタメンこそ2試合に留まるも貴重なバックアッパーとしてチームに帯同し、9試合に出場するなど代表に欠かせない選手に。
23歳までは、働きながらパナマ下部リーグでプレーをしていた苦労人。
◎クリスティアン・マルティネス
生年月日:1997年2月6日
身長:170㎝
所属:プラザ・アマドール(パナマ)→モナガス(ベネズエラ)
予選成績:8試合0得点
19歳で代表デビューを飾り、MLSへと移籍した経歴を持つ守備的ミッドフィルダー。
その後はレンタル移籍を繰り返し代表からも遠ざかっていたが、今予選のホームでのアメリカ戦で3年ぶりの出場を果たすと勝利に貢献しそれ以降は代表にも定着した。
◎ホセ・ルイス・ロドリゲス
生年月日:1998年6月19日
身長:180㎝
所属:スポルティング・ヒホン(スペイン2部)
予選成績:11試合0得点
大抜擢されたロシアW杯では、19歳にして3試合にスタメン出場した左利きのウィンガー。
代表にも定着し、卓越したボールテクニックでチャンスに絡むが、今予選では1アシストを記録したものの無得点に終わった。
現在はスペインのアラベスから2年連続でスペイン2部のチームにレンタルしている。
◎エドガー・ジョエル・バルセナス
生年月日:1993年10月23日
身長:175㎝
所属:レガネス(スペイン2部)
予選成績:12試合0得点
「エル・マーゴ(魔術師)」の異名を持つ、現代表の10番を背負う右利きのウインガー。
その名に違わないスピードとテクニックで相手サイドを切り裂き、チャンスを作る。今予選では右サイドのほか、左サイドとトップ下も務めた。
メキシコのティファナが保有権を持ち4年連続でスペイン2部へレンタル移籍している。
◎アルベルト・キンテーロ
生年月日:1987年12月18日
身長:167㎝
所属:ウニベルシタリオ(ペルー)
予選成績:12試合0得点
小柄だが、高い足下の技術で得点に絡むベテランのテクニシャン。
今予選ではあらゆる攻撃的ポジションをこなすなど高いユーティリティ性を見せたものの、骨折により欠場したロシアW杯の雪辱は叶わず。
2017年から現在のクラブでプレーを続けている。
◎セサル・ヤニス
生年月日:1996年1月28日
身長:164㎝
所属:レアル・サラゴサ(スペイン2部)→サモラ(スペイン3部)
予選成績:11試合1得点
2020年に代表デビューすると、以降定着し続けているサイドアタッカー。
予選では主に途中出場が多く、アウェーのホンジュラス戦では貴重な同点弾を決めた。
昨年夏にレアル・サラゴサへレンタル移籍するも出番が少なく、冬にレンタル移籍を解消しスペイン3部のサモラへ再レンタルした。
◎アルマンド・クーパー
生年月日:1987年11月26日
身長:173㎝
所属:アラベ・ウニド(パナマ)
予選成績:4試合0得点
現代表では最多の122試合出場を誇りロシアW杯にも出場した、中盤のあらゆるポジションをハイレベルにこなすベテラン。
今予選では主に途中出場でゲームに絡んだが、予選終盤は十字靭帯断裂により帯同できず。
パナマ人として初めてドイツのプロリーグでプレーした選手でもある。
◎オマール・ブラウン
生年月日:1994年5月3日
身長:170㎝
所属:フォージ(カナダ)
予選成績:2試合0得点
アメリカやコスタリカのほか、イスラエルでのプレー経験もある右サイドプレイヤー。
11月の2試合に帯同しアウェーでのホンジュラス戦ではアシストも記録したが、それ以外の試合では出番なしに終わった。
◎ビクトール・メディナ
生年月日:2001年2月18日
身長:177㎝
所属:タウロ(パナマ)→サプリサ(コスタリカ)
予選成績:1試合0得点
今年、コスタリカの名門にレンタル移籍を果たした若手ミッドフィルダー。
サプリサでも出場機会を得ており、アシストも記録している。
今予選では最終盤に招集され、アメリカ戦の後半45分間に出場した。
■フォワード
◎ロランド・ブラックバーン
生年月日:1990年1月9日
身長:180cm
所属:ザ・ストロンゲスト(ボリビア)→ロイヤル・パリ(ボリビア)
予選成績:14試合4得点
本命不在だったセンターフォワードの座に最終予選から君臨。
1次予選、2次予選では全く出番がなかったが最終予選から代表に呼ばれると、全14試合に出場し4得点1アシストと役目を果たした。
代表デビューは2010年で経験も豊富だが、ペレスやテハダ、G・トーレスなど先人の壁が高く、なかなか定着することができなかった。
◎セシリオ・ワーテルマン
生年月日:1991年4月13日
身長:181cm
所属:エベルトン(チリ)→コブレサル(チリ)
予選成績:5試合3得点
5試合中3試合が途中出場ながら3得点と、指揮官の起用の期待に応えたストライカー。得点が欲しい場面で投入され、巧みな足下としなやかなキックで得点を奪う。
ブラックバーンと同様に2010年に代表デビューし、以降は遠ざかっていたが1次予選で3得点、キュラソーとの2次予選で1得点をマークすると以後は代表に定着することに成功した。
◎フレディ・ゴンドラ
生年月日:1995年9月18日
身長:186cm
所属:デポルティボ・タチラ(ベネズエラ)→アラフエレンセ(コスタリカ)
予選成績:9試合1得点
前線のポジションをあらゆるポジションをこなす左ウイング。
最終予選の序盤に代表デビューし、フル出場こそなかったが代表には定着。
ホームのエルサルバドル戦では1ゴール1アシストの活躍で逆転勝利に貢献した。
◎ガブリエル・トーレス
生年月日:1988年10月31日
身長:180cm
所属:アラフエレンセ(コスタリカ)→アントファガスタ(チリ)
予選成績:5試合1得点
アメリカ大陸の数々のリーグで活躍し、ベネズエラでは得点王にもなった点取り屋で、現代表では最も代表歴の長い最古参(2005年10月~)。
ベテランとなった今予選では主に控えとして帯同したが、最終戦のカナダ戦で決勝ゴールを決め、得点力に錆付きがないことを証明した。
若くから将来を有望視され、マンUに練習参加した過去も。
◎イスマエル・ディアス
生年月日:1997年5月12日
身長:182cm
所属:タウロ(パナマ)→ウニベルシダ・カトリカ(エクアドル)
予選成績:1試合0得点
かつて15歳2ヶ月でプロデビューし、ポルトのBチームでも活躍していた「パナマの神童」。
怪我もあって伸び悩み、ロシアW杯後は代表に定着できずにいたが予選途中から代表に帯同し、ホームでのホンジュラス戦に出場した。
移籍したエクアドルリーグでも好調で、円熟味を迎える年齢となる次回の予選では、エースとなってチームを牽引することが期待される。
◎エドゥアルド・ゲレーロ
生年月日:2000年2月21日
身長:180㎝
所属:マッカビ・テルアビブ(イスラエル)→ハポエル・エルサレム(イスラエル)
予選成績:2試合0得点
17歳8ヶ月で代表デビューし、現在はイスラエルでプレーするパナマ期待の若手アタッカー。予選では2試合に途中出場した。
イスラエルの名門クラブであるマッカビ・テルアビブが保有権を持ち、2022年冬にハポエル・エルサレムへレンタル移籍した。
◎アルフレッド・ステフェンス
生年月日:1994年12月25日
身長:178cm
所属:アラグア(ベネズエラ)→9・デ・オクチュブレ(エクアドル)
予選成績:7試合0得点
スロバキアやポルトガルでのプレー経験もあるセンターフォワード。
予選前半の7試合に出場したが、後の7試合では1試合にベンチ入りしたのみに留まり、出番がなかった。
◎ホセ・ファハルド
生年月日:1993年8月18日
身長:180cm
所属:9・デ・オクチュブレ(エクアドル)→クスコ(ペルー2部)
予選成績:5試合0得点
17-18シーズンのパナマ後期リーグで得点王に輝き、インデペンディエンテをリーグ初優勝に導いた実績のあるセンターフォワード。
最終予選では5試合に出場し1アシストも、得点はあげられなかった。
◎ジャイル・カトゥイ
生年月日:1992年1月28日
身長:180cm
所属:オールウェイズ・レディ(ボリビア)→テクニコ・ウニベルシタリオ(エクアドル)
予選成績:1試合0得点
昨年、29歳で代表デビューを果たした遅咲きのセンターフォワード。
最終予選はアウェーのエルサルバドル戦で交代出場した際の3分間の出場に留まった。
■予選で出番が無かった実力者
◎ロマン・トーレス
生年月日:1985年3月20日
身長:188cm
所属:ウニベルシタリオ(パナマ)→無所属
前回予選ではW杯出場を決めた決勝点をマークし国民的英雄となったセンターバック。ロシアW杯後に代表引退を決めたものの、後に復帰を果たした。しかし、クリスチャンセン監督就任以降は世代交代の煽りを受けたか2020年以降は招集されなかった。
今予選敗退後には監督、協会、技術開発部門に関わるペネドに対する不平ともとれるツイートで物議に。
◎アドルフォ・マチャド
生年月日:1985年2月14日
身長:182cm
所属:サン・カルロス(コスタリカ)→サンフランシスコ(パナマ)
センターバックと右サイドバックをこなす守備のスペシャリスト。
前回W杯後も代表に呼ばれ続け、1次予選と2次予選、ゴールドカップにも出場したが最終予選では招集外となっていた。
◎オスカル・リントン
生年月日:1993年1月29日
身長:185㎝
所属:今治(日本3部)→スリマ・ワンダラーズ(マルタ)
2020年の日本戦でも出場し、2021年は今治でもプレーしたセンターバック。
今回の予選の序盤戦では代表招集されるもののベンチ外が続き出番がなく、2022年からは招集外となった。
今治退団後は、以前所属していたマルタのスリマ・ワンダラーズに復帰。
◎ミゲル・カマルゴ
生年月日:1993年9月5日
身長:177cm
所属:インデペンディエンテ・メデジン(コロンビア)
本職は攻撃的ミッドフィルダーだが、代表では主にサイドでプレー。
確かな攻撃性能を持ちながらも、度重なる怪我が代表定着を妨げてきた。
今予選も1次予選では出番を得るものの、最終予選では期間中の腓骨骨折により招集外に。
◎アブディエル・アローヨ
生年月日:1993年12月13日
身長:182cm
所属:アラベ・ウニド(パナマ)→セサル・バジェホ(ペルー)
爆発的なスピードとテクニックが武器のストライカー。
前回予選を戦ったゴメス監督の下では重宝されロシアW杯後も呼ばれていたが、クリスチャンセン監督就任以降は出番をもらえず。
親善試合のペルー戦で久々に招集されるも、コロナ感染で辞退と不運も重なった。
■今後が期待される若手選手
◎イバン・アンダーソン
生年月日:1997年11月24日
身長:175㎝
所属:ウニベルシタリオ(パナマ)→モナガス(ベネズエラ)
代表では2試合のキャップを持つ右サイドバック。
現在ベネズエラリーグで上位争いするチームでも出番を得ているが
守備陣の層が厚い代表では出番をなかなか貰えていない。
◎マヌエル・ガンボア
生年月日:1999年2月5日
身長:185㎝
所属:プラザ・アマドール(パナマ)→コムニカシオネス(グアテマラ)
かつてのバロイやロマン・トーレスを彷彿とさせる風貌のセンターバック。
2019年のU-20W杯に出場経験を持ち、予選後の親善試合のウルグアイ戦で代表デビューを果たした。
所属するコムニカシオネスではCONCACAFチャンピオンズリーグに出場し、ニューヨーク・シティ戦でゴールも決めた。
◎ビクトル・グリフィス
生年月日:2000年12月12日
身長:174㎝
所属:ポートランド・ティンバーズ2(アメリカ3部)
2020年の日本との親善試合でもスタメン出場した若き守備的ミッドフィルダー。最終予選では出番が無かったが、代表では既に10キャップを数える。
元パナマ代表MFのマルコス・サンチェスとは、11歳差の異父兄弟にあたる。
◎ロドルフォ・ベガ
生年月日:2003年6月12日
身長:171㎝
所属:プラザ・アマドール(パナマ)
昨年1月、親善試合のセルビア戦で17歳7ヶ月で代表デビューした守備的ミッドフィルダー。
それ以降はA代表には呼ばれていないものの、U-20代表ではキャプテンマークを巻き、将来を渇望される1人。
◎ニュートン・ウィリアムス
生年月日:2001年1月2日
身長:191㎝
所属:パルメイラスB(ブラジル)→9・デ・オクチュブレ(エクアドル)
昨年パルメイラスのBチームに所属していた長身センターフォワード。現代表にはいない上背があり、今後の代表に定着できるか注目。
1月に移ったエクアドルリーグで出場機会を得るものの、まだ目立った結果は出せていない。