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これってHSPの特性?①
最近SNSやメディアでも「HSP」が話題になっていますね。
「HSPって何?何かの病気?」と思っていたら、内向性、繊細、敏感な特性をもつ人だとわかり、自分に当てはまることが多いのでネットで見つけたテストを受けた結果、私は典型的なHSPということが判明。
私は子どもの頃から「変わった子」と言われ続けていて、自分でも「なんで〇〇ちゃんみたいになれないんだろう?」と思っていました。私の考え方とか感じ方って、理解できない人多いんですよね。
HSPを知って「私のこれはHSPの特性だったのかも」と感じたことを何回かに分けて書いてみます(たくさんあるので)。もしかしたら、単に私の性格の問題かもしれないので、その時は突っ込み無しでお願いします。
子どもと遊ぶのが苦手
私は、父方でも母方でもいとこの中で年長だったので、いつも年下の子の面倒見係でした。でも正直いって私は子どもと遊ぶのが苦手!小さな子どもはすぐに機嫌が悪くなったり、気に入らないと泣き出したり・・・そんなときはどうしていいかわからなくなり、自分も半べそかいてました。
HSPって、相手の感情に敏感と知って納得!
私は感情の変わりやすい人が苦手で、相手が家族だろうと親友だろうと機嫌の悪い人には近寄れないし、よほどの事が無い限り話しかけたくありません。
引っ込み思案・消極的
子どもの頃から「引っ込み思案じゃダメ!」「もっと積極的に」と親や先生から言われ続け、幼いながら自分でも「こんなんじゃだめだ」と思い、少しずつ「明るい子」「話しやすい子」「楽しい子」になるよう努力していました。
でも相当神経を使っていたようで、子どもの頃からよく神経性の胃炎を発症し、近くの胃腸内科に通院する常連患者でした。人生で初めてバリウムを飲んだのは小学校3年生の時で、年に何度も胃痛でバリウム検査をする私に、医師が「まだ小さな子どもなのに、何に神経使っているんだ?」と聞いてきたほどです。
当時は心療内科はあまりなかった(聞いたことが無い)けど、私に必要だったのは胃腸内科ではなく心療内科だったのかもしれない。
初めて会う人、馴染みのない人にリアクションができない
いまだにどうしても苦手な事が乗り物で席を譲ること。高齢の人が立っていると席を譲ってあげたいという気持ちになるけど、タイミングとか「断られたらバツが悪そう」とか考えてしまうんです。乗り物で席を譲るのは今も克服できなくて、バスに乗るときは立つ人が居ない後ろに座るようにしています。
飲み会とかで上司にお酒を注ぎに行くのも苦手!お酒を注ぐときに何か一言喋らなきゃいけないのが辛い・・・話題がなくて「・・・」になることも。「課長や係長ならまだしも、専務とか部長とかほとんど面識のない上司と何話せばいいの?」って感じでした。
旅行が好き
私は旅行が好き!とくに海外旅行が好きです。景色や街並みを見たり、いつもと違う物を食べるのが好きなのも理由だけど、旅先では自分を知る人にばったり会うこともないし、挨拶する必要もないのがいいんですよ。
実は一人旅が好きだったりします。誰とも喋らず気ままに歩くのが好きなんです。今は旅のパートナーは夫なので、気を使ったりムリして喋ったりする必要が無く一人旅とそう変わらないですけどね。むしろ方向音痴の私のナビゲーターになってくれるので助かります。
人の前に立って主張するのが苦手
実は昔、母校でもある大学の講師を頼まれたことがあるんです。普通に考えたら、こんな名誉なことありませんよね?しかし私にとっては、とんでもないこと!考えただけで胃がキリキリ痛くなるほど苦痛なことなので即答でお断りしました。
家族に話すと「なんで断るの?断る理由がわからない。」と言われ、かなり落ち込んだことがあります。講師を断ったことではなくて、自分以外の人には「断る理由がわからない」のがショックでした。
今思えば、HSPとそうでない人との壁だったんだな・・・と。
複数人で連るむのが苦手
中学生くらいになると女子はグループで行動をするようになります。遊びに行くときも、教室を移動するときも、お昼を食べるときも、トイレに行くときも。
トイレに連るんで行く必要性が分からなくて、「トイレ行くの付き合って」とか「待って!私も一緒にトイレ行く」とか言われるのが嫌で、トイレだけはいつも1人でさっさと行っていました。でも、周りの女子から「いつも1人で行動しているよね?友達居ないの?」という目で見られるんですよね(^^;
人の目を気にする私にとって、グループは隠れ蓑みたいなものだったのかもしれない。でも、今も親友と思える友人はグループによってできたことを考えると、決して無駄なものではなかったんだと思っています。
交友関係は広くないけど、友人と思える人は全員親友
今の私の交友関係は狭いです。私には、群れる相手とか、困ったときだけ人を利用するような(自称)友達は必要ないと思っているので、全く不自由はありません。
私が友人と思っている人は、なんでも相談できる親友ばかりです。なかなか会えないけど、会わなくても親友に変わりありません。みんな、私の性格とか考え方を受け入れてくれて、私が「できない」と言えば無理強いしないので彼女たちの前では自然に振舞えます。
HSPの特性のひとつに「広く浅くではなく狭く深い交友関係を好む」と知って、なるほどなって思いました。
電話で話すのが苦手
私は、ほんと、電話が大嫌いなんです。
友人にも、家族にも、ほとんど自分からは電話しません。独身の時も、自分から彼氏とかに電話したことほとんどありません。可愛くない女でした。
何かを問い合わせる電話なんて本当に苦手で、電話をかける前に話すことをメモしておかないと不安になるほどです。電話というよりも、知らない人と話をするのが苦手というのもあるんでしょうね。
今は自分専用の携帯電話があるけど、それでも自分から電話はほとんどしないで、メールとかLINEで済ませてしまいます。
就職活動の時も、電話が苦手なので事務職は避けて、電話にほとんど出る必要のない技術職を選んだほどです。
自分にかかってくる電話は全く問題ないんです。家族や友人からかかってくる電話では、1時間、2時間喋り続けることよくあります。電話を切った後はドッと疲れますけどね(^^;
最近、ライターとして「電話で取材」を強制されて、辞めた仕事がひとつあります。お世話になったクライアントさんだったんですけど、最初に「取材は勘弁してください」と言って納得してくれたはずだったのに、「大丈夫ですから!」「やってみましょう!」の一点張りで、耐えられなくなって辞めました。後悔はしていません。
接客が苦手
学生時代に色々なアルバイトをしました。ワープロで書類作成、書類整理、喫茶店のウェイトレス、本屋の店員、イベント会場のお茶くみ、etc・・・をした結果、自分に一番適していない職業が接客だと自覚。
別に、お客さんに嫌なことをされたわけじゃないけど苦痛でした。ほかの人たちが楽しそうにしているのを見て、「なんで私にはできないんだろう?」と落ち込みました。今なら納得できます。
HSPは、はっきり言って社会を生きにくい
ここまで読んでくださった方の中には「面倒くさい」と思った方もいたかと思います。私も自分で思います、自分はめちゃくちゃ面倒くさい人間だと。
今までは他の人にできることが自分はできない事に対して劣等感を持ったり、罪悪感を感じたりしていました。でも、HPSを自覚して自分のできることだけをするようになって、かなり気持ちが楽になったのは確かです。
違う自分になるために努力したことは何度もあります。でもムリをすると私の場合は体に負担が来てしまうようです。もう人生も半分以上生きているので、これからはムリすることなく、自分ができることを精一杯すればいいかなと思うようになりました。