【54】子どもが「○○キライ!」と言ってきたときの正しい対応
どうも、おかゆです。いらっしゃいませ。
いつもありがとうございます。
今日は子どもの無邪気な言葉シリーズです。
「○○キライ!」と言ってきたらどう対処すればいいのかを考えてみます。
この記事でわかること
「○○キライ!」の本質
よく聞きますよね、「○○キライ!」。
食べ物の好き嫌いの時もあれば、お友達とケンカしちゃった時にも聞かれる言葉です。
もしかしたら「パパキライ!」の場合もあるのかな。
私だったら次の日仕事行けない…
ただ、この「○○キライ!」という言葉。
反射的に「好き嫌いはダメ」とか言っちゃったりしてませんか?
「〇〇ちゃんキライ!」
これを聞いて何を考えますか?
あなたはなんと声を掛けますか?
試しに例題です。
少し考えてみてください。
掛ける言葉をイメージできましたか?
人によって、かなり答えも変わってきそうです。
正直、”これが正しい”というものはないでしょう。
ただ、どう声を掛けるかで、本質に迫れるかどうかが分かれます。
<解答例>
「そっか、○○嫌いなんだね。何がそんなに嫌いなの?」
これがひとつの答えです。
理由を今から説明しますね。
”キライ”の種類
キライという感情は、下の図のように分けられます。
『五感的キライ』と『感情的キライ』です。
そのどちらなのかによって、最終の対応が変わります。
ただ、二言目までは固定です。
「そっか、イヤだったね」
ここまではひとつのテンプレなので、覚えておいても損はないでしょう。
話を戻します。
キライには2種類あると言いました。
実は、この”五感的キライ”と”感情的キライ”、こう置き換えられます。
そう、子どもの言う「キライ」には、本当に嫌いなものと実は嫌いではないものが混ざってしまってるんです。
これを区別しないと、その後の対応がズレにズレてしまいます。
もう一度テンプレを思い出してください。
この問いかけをすることで、子どもがなぜ○○を嫌いだと思っているか、「キライ」が本当なのか違う感情なのかもわかります。
そこから対処法を考えていくのが順当なプロセスでしょう。
”キライ”のタイプ別対処法
ここからは、具体的な対処法について考えていきます。
五感的キライの対処法
まず、五感的キライを防ぐ術はありません。
なので共感してあげた上で、なるべく原因となるものから遠ざけてあげましょう。
脳の発展途上である子どもにおいて、直接的に感じる五感的キライは我慢できるものではありません。
脳が成長していくにつれて、苦いものも食べられるようになりますし、ヌルっとした触感に鳥肌も立ちにくくなります。
ただ、注意点があります。
それは「○○キライ!」の○○が人である場合です。
その場合はきちんと叱る必要があります。
人に対して五感的キライが発生する場合、それはその人の生まれ持ったものや環境で発生するものです。
これをキライということを許してはなりません。
感情的キライの対処法
感情的キライの種類は、恐れ・悲しみ・怒りの3種類でしたね。
まずはしっかり話を聴いてあげましょう。
聞いていくうちに感情が薄れていくこともあります。
ただ、こちらも上と同じ注意点が。
対象が人の場合です。
対象が子どもであれば、子ども同士で解決させることがベストです。
ただ、そうもいかずに親の介入が必要な場合もあります。
しっかり話を聴いた上で対処法を考えましょう。
その場合、こちらも子どもと同じ感情的キライ状態にならないように注意してください。
客観的に物事を見られなくなるので、極端な行動に出てしまいやすくなります。
まとめ
前提として、ここでは自分の思っていることを自分の言葉で話せる年齢以上の人を対象としています。
まだ自分の考えを口にできない子どもの場合は、無条件で対象から引き離してあげるべきでしょう。
まあ、「パパキライ」は勘弁してあげて欲しいですけど。
あとがき
今回は「○○キライ!」という子どもからよく出る言葉への対処法を考えてみました。
ここまで読んでくれた方は、
「ニンジンキライ!」という子どもに対して
「いいから食べなさい!!」とは言わないでしょう。
そうなってくれたら嬉しいです。
ちなみに豆知識なんですが、今回ネガティブな感情として怒り・悲しみ・恐れを紹介しました。
感情の種類はプルチックモデルというもので表されているらしくて。
こんなの。
へえーなるほどなーって感じでした。
確かに感情の種類って数限りあるから、こうやって表現できるよなーと。
もしご興味があれば覗いてみてください。
最後に、キライという文字が文中に多すぎて、ゲシュタルト崩壊起こしませんでしたか?
私は起こしました。
なので途中から漢字を挟んでしまいました。
統一できなくて申し訳ございません。
ではまた!
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