メンズエステの前で刑事に職務質問されて、その後大変な目にあった話
10年以上前の話になりますが、今でも鮮明に覚えています。東京の某繁華街の派遣型メンズエステを利用した際にレンタルルームに案内されました。
派遣型メンズエステでのサービスを終えて、そのレンタルルームから出た時に、こっそり後をつけていた生活安全課の刑事に突然、職務質問されました。後述しますがレンタルルームに入る時と出る時に録画もされていたようです。
職務質問を受けた後、交番に行ったり、何度も電話がかかってきたり、某区警察署に取り調べを受けに行ったりと大変な目にあいました。個人的に弁護士にも相談に行きました。
当時は、眠れなくなるほど不安で大変な目にあったのですが、それらを記録(読み物)として残しておこうと思います。
派遣型のメンズエステを利用
東京の某繁華街にある派遣型のメンズエステを利用しました。派遣型なのでレンタルルームに案内され、ホームページの案内にしたがって雑居ビルの3階か4階(正確に何階にあったのか忘れました)にエレベーターで向かいました。
この店は、2~3回利用したことがあったので、特に深い考えもなくレンタルルームに入りました。
サービスは当時よくあった普通のメンズエステで、特に過激なものではありませんでした。風俗店としての届出もされていて安心安全なお店だとホームページには書かれていました。
90分くらいのコースを受けて終了し、女性と一緒にエレベーターでレンタルルームのあった雑居ビルから出ました。雑居ビルは繁華街の中心に近かったため、多くの通行人がいました。雑居ビルの前で女性に手を振って別れ、帰宅しようとひとりで駅の方向に歩いて向かいました。(女性は反対側に歩いていき、おそらく近くにある待機所に戻りました。)
2〜3分ほど歩くと、突然後ろから2人組の男性に声をかけられました。威圧感があり、自然と近くの雑居ビルのエントランスの中に押しやられました。声をかけられたというより、「押し込まれた」という表現が当てはまるくらい威圧されました。
何が起こったのかまったく状況がつかめないまま、ひとりの男性が警察手帳を開いて見せながら「警察です。いま、⚪︎⚪︎というメンズエステを利用しましたよね。話を聞かせてください」と言われました。
まるで、ドラマのワンシーンのように警察手帳を広げて見せられ、いったい何が起こっているのか理解できませんでした。
雑居ビルのエントランスの隅に押しやられ、突然の出来事で動揺して、後から考えると職務質問は任意で断れたはずですが、断るという考えも思いつかず、「はい」と答えるのが精一杯でした。
「あなたがやったことは、⚪︎⚪︎(後述します)の可能性があります。近くの交番に来て調書を取らせてください」
「⚪︎⚪︎」というのは、寝耳に水で信じられませんでした。そんなことは全く知らず、想定していなかったことだったからです。
刑事の風貌は私服を着ていて普通のおじさんです。ひとりは50代くらいの上司、もうひとりは40代くらいの部下でした。上司の方は言葉と目に鋭さがあります。部下の方は上司よりも優しさがあるように思えました。ただ、これは厳しさと優しさを使い分ける戦略だったのだと思います。
声を掛けられた直後は、本当に刑事なのか怪しんでいましたが、近くにある繁華街の交番に連れて行かれたことで、刑事だということが確信できました。
そして、交番の中に案内され、(窓のない)取り調べ室で1時間くらい取り調べを受けることになりました。まさにドラマで出てくるような取り調べ室でした。
メンズエステでサービスを受けてから1時間もしないうちに、交番の取り調べ室にいるという、頭が混乱する出来事でした。
近くの交番での取り調べ
交番には制服を着た警察官が何人かいましたが、生活安全課の二人の刑事はその警官たちよりも立場が上のようで、皆から「ご苦労様です」と声をかけられていました。わたしはまるで犯罪者になって連行されてきたような気分で、心臓がバクバクしていました。
取り調べ室の机に二人の刑事が座り、(任意の)取り調べが始まりました。
まず、氏名、住所、職業、連絡先などの個人情報を細かく聞かれました。そして、どうやってその店を知ったのか、どうやって予約したのか、誰を指名したのか、具体的にどのようなサービスを受けたのか、などを聞かれました。
交番の中で刑事と話している中で、わたしが(任意で)連れて行かれ、取り調べを受けている理由がはっきりと分かりました。その理由は、なんと、
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