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もし無人島に一本だけカセットテープを持っていけるなら その4
もしも無人島に行くことなって一本だけカセットテープを持っていけるならどんな曲を入れるか?という妄想から始まりました。第4回目です。
カセットテープの編集方針はこちら。
A-4「沈丁花」DISH//(2021年)
90'sがメインのこのカセットテープには珍しい2020年代の曲です。
私の持論に「北村匠海君が嫌いなママさんはいない」というのがあるのですが、そんな彼の良さがよく出ている歌だと思います。
この歌は私のこどもが保育園を卒園するときに謝恩会で流すスライドショーの制作を担当しまして、BGMに流す曲を探していたときに知りました。
母への感謝を歌う曲ですのでスライドに合いそうだなと。ママさん受けも良さそうだし。
沈丁花という花の選択が渋いですよね。
私が中学の入学式で、生徒会長が新入生に向けたメッセージを読み上げたときに「沈丁花の花の咲く頃」という出だしにとてもたまげた記憶があります。
普通、入学といったら桜じゃないですか。そこを沈丁花でくるか、中学生はやっぱり大人だなあ、と感嘆したのをよく覚えています。
さて、大変好きな歌なのですが、ずっと気になっていることがあります。
それは「沈丁花の花 種を蒔いた9月」
沈丁花は種をまかないんじゃないかと思うんですよね。。
「さし木:タネができないので、さし木でふやします。前年に伸びた枝を利用して4月に行うか、その年に伸びた枝を利用して7月から8月に行います。」
...と、思っていたのですが、ネットはいろいろなことが分かるものですね。
ナツボウズ(またはオニシバリ)と呼ばれる沈丁花があるらしく(黄花沈丁花との表記もあり)、この花は実がなり、種を蒔くこともできるようです。
なので、おそらくこの歌で歌われている沈丁花は、黄色い沈丁花なのでしょう。
これからは黄色い花を思い浮かべながら、この歌を聴こうと思います。
余談ですが、北村匠海君が「君の膵臓をたべたい」に主演していたことを今更ながら知り、今更ながら原作を読んでみました。とても良かった。