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その後の ヤフオクST250 ②
前回記述し忘れましたが、フロントフォークのオーバーホールついでに、ボロボロだったフォークブーツも新調しました。
さてキャブのオーバーホールですが、各エアと、フューエルの閉塞チェックを行い、洗浄を終えて組み上げです。このキャブレターは、エアのパイロットスクリューしかなく、ガスの濃さはメインジェットの番手を変えるしかありません。別に、マフラーを替えたわけではないので、純正番手のまま組みます。
キャブを組み上げて車体に装着し、いざエンジン始動。エアのパイロットは、組み上げたときに、あらかじめ戻し量をサービスマニュアルの規定値にしておきました。
ん?スロットル1/8開あたりで、ガス欠のような吹け上りで、回転が失速してしまいます。もしかして...。
やってしまいました。メインジェットのプライマリーとセカンダリーを入れ間違えてしまいました。視力の衰えが恨めしい。気を取り直してさっさと組み直し、エンジン始動です。
見事きれいに吹け上りました。それと同時に不快だったアフターファイアーも消え、アイドリングも安定しました。ちょっと高めだったアイドリングも調整しました。これでツーリングも不安なく行けます。
後日オーバーフローのチェックをしましたが、オーバーフローの痕跡は無く、その後もしていません。
購入してから約1年半くらいが経過しました。結構楽しめましたが、やはりヤフオクのバイクは、程度がそれなり良くても覚悟は必要ですね。偶然良い出品者の方にあたったので、楽しく仕上げられましたが、全くメカに弱い方が購入していたら、この車体でさえかなりの出費になったと思います。
これからヤフオクなどのオークションで購入を考えている方がこの記事を読まれていたら、例えトラブルが連発したとしても、それを楽しむだけの度量が必要だと考えます。ただ一方的に出品者を責める前に、どんなに程度が良くとも未整備であるということを、認識すべきでしょう。
私は、自分で手をかけて仕上げていく過程が、愛着を育てているように感じます。
さて、メカが完調になったので、1泊2日くらいのツーリングに使用できるように仕上げたいです。次回は、そのあたりをご報告します。