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雪と笑顔と、小さな幸せ

朝、目覚ましより早く目が覚めた。
今日がスノボの日だから。
ワクワクしながら車を走らせ、途中のコンビニでホットコーヒーを買う。
冬の朝の冷たい空気に、湯気がふわっと溶けていくのが好き。

ゲレンデに着くと、一面の銀世界。最初の一本は、ちょっと緊張しながら滑る。でも、体が慣れてくると、風を切る感覚がたまらなく気持ちいい。ターンがきれいに決まるたびに、小さな達成感が積み重なっていく。

お昼ごはんは、ゲレンデ飯。冷えた体に染みるラーメンは、どうしてこんなに美味しいんだろう。友達と「やばい、これ優勝」「ゲレンデ補正ってあるよね」なんて話しながら、笑い合う時間も幸せのひとつ。

午後もたっぷり滑って、気づけば夕方。帰り道の車の中は、ほどよい疲れと満足感で、心地よい眠気がやってくる。BGMはお気に入りのプレイリスト。窓の外には、オレンジ色に染まる山の景色。

こんな一日が、特別じゃないけど特別。
「楽しかったなあ」と思いながら、また次のスノボが楽しみになる。

日常の中の小さな幸せって、こういう瞬間なのかもしれない。

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