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稀有な幸せな時代に生きている

わが子が中学生の時、日本史のテスト勉強をしていて、「歴史って戦いばかり出てくるね。」と言った。

確かに、

〜の戦い、〜の乱、〜合戦、〜大戦…

教科書の中には、これでもかというほど、戦いがあふれている。

またある時の歴史の授業で、教科書にある大化から始まる日本の元号の中で、戦いが起こらなかった元号は稀有だと教わってきた。
ほとんどの元号で戦いが勃発した日本の歴史の中で、大正時代は戦争がなく、豊かな文化が発展した時代だったと、先生から聞いたという。


よく考えてみたら、平成も、我が国には戦争がなかった。


景気低迷など暗いニュースが流れるけれど、
私達は戦争のない稀有な幸せな時代に生きているのだと、改めて気づく。

令和の時代も、歴史の教科書には戦いの記載されない、平和な時代となってほしい。

そして、その年号や戦いの名前を暗記して、テストで正確に解答して、「できた!」と喜ぶことだけを学習とせずに、平和な時代を繋いでいく契機にして欲しいなと、思った。