曲(まがり)の海 ~対馬への旅の記録2
光枝さんとは、アジア美術館の「水のアジア」の展示を通して知り合った。
釜山と博多の間で刻まれた家族の歴史に共通のものがあったのが、きっかけだった。
そして時間を共有する中で、光枝さんが海女学校を卒業されており、ご自身も海に潜ることや、いろんな偶然が重なり海女文化のある対馬へ行きついていたことを話してもらった。
光枝さんが通い続けた曲地区のことも聞いていた。
曲地区は、裸海女の文化が残る集落だという。
私はというと、それまでほとんど知らなかった対馬に、長女が高校進学することに