業界を絞りすぎると後で泣く。そして内定ゼロという事態を招く。
業界を絞りすぎている人、要注意です。
志望業界、優劣はあれどパッと2つ言えますか??
言えない場合、ちょっと危ないです。
「絶対女子アナになる!」
「絶対キャビンアテンダントになる!!」
という、就職浪人も覚悟の上な特殊なケースを除き、志望業界は2~3あった方がいいです。
なぜか。
それは、そもそもその第一志望の業界がまさかの大幅にミスマッチ!や、志望動機が全然合ってなかった!!
なんてことが起きてしまった時、方向転換ができないからです。
多いのは、幅広く業界を見ず、最初からマスコミ!とか広告!と、イメージで絞っている人。
自分にはこれしかない!と思い込んでしまっている人。
特に人気業界や業種、採用数が少ない企業を希望しているなら尚更ですね。
こんな方、多いんじゃないでしょうか??
・どうしてもメガバンクに入りたい。
・ 総合商社以外は興味が無い。
・テレビ局で働きたい。
・絶対オリエンタルランド!!
などは、就活生から本当によく聞くフレーズですね(笑)
じゃあ、なぜメガバンクに入りたいのか?
それは、地方銀行や信託銀行ではできないことか??
総合商社に入りたい理由は何?
海外で働いてみたいなら、他の業界は?
お給料であれば、外資系投資銀行の方がはるかに高いのでは??
なぜテレビ局に入社したいのか?
芸能人に会いたいなら、広告代理店とか芸能事務所でも会えるのでは?
番組作りたいなら制作会社?
報道志望なら新聞社や出版社はなぜ違う??
ディズニーが好きだからオリエンタルランド?
趣味じゃなくて仕事にするのはなぜ??
などなど、いろいろあると思います。
ミーハーな憧れではなく、「なぜ、そこに入りたいのか」ということを突きつめていくと、その会社その業界でなくても叶えられる志望動機だった、なんてことがあります。
そして、それが会社の求める人物像かというところを確認されます。
オリエンタルランドは、ただディズニーが好きな人を求めているんでしょうか?
きっと違います。
ただディズニーが好きな人ではなく、オリエンタルランド社で活躍できる人を求めているはずです。
面接では、必ずここが確認されます。
「他社ではなく、なぜ当社なのか?」
「当社で活躍できる人材か?」
ここが面接官に伝わらないとできないと、バッサリと落とされてしまいます。
そのため、ふわっとした表面的な志望動機で業界を絞ってしまうと、悲しいかな、全滅で内定ゼロということも充分あり得るのです。
ただ、受けてみてから初めて自分の志望動機の甘さに気付く人もいるでしょう。
もしくは、根っからその業界、職種が不向きということもあります。
例えば、キャビンアテンダントやブライダルのような接客を業務とする場合 、清潔感がなかったり、挨拶もろくにできなかったりと、印象や応対が悪ければ、その業界ではどの会社を受けても引っかかることはまずありません。
人前で話すのが非常に苦手そうだなーと思った人が、コミニュケーション力があります、それを活かして営業したいと主張したところで、面接官は腑に落ちません。納得感ゼロです。
つまり、そもそも自己分析や業界研究が足りないということに、受けながら落ちながら、就活後半で気付いたりする訳です。
そんな時、他の業界にシフトチェンジできるよう、就活スタート時に複数の業界を見ておくことで、リスクを分散することができます。
つまずいた時には、すぐに就活を立て直すことができます。
具体的には、エントリーする企業数で、銀行、保険、アパレル、コンサル等の業界区切りで
第一志望業界20~30社
第二志望業界10~20社
第三志望業界5~10社
このくらい目処がつけば、安心かと思いますので、参考にしていただければ幸いです✧‧˚