機能形態学~筋肉~

 今回は筋肉編です。

 前回の骨編はどうでしたか?一回で理解出来たあなたも、復習を心がけて何回も見直しているあなたも骨編に続いて筋肉編まで見に来てくれたあなたもみんなステキです!

 筋肉編は非常に少ないので肩の力を抜いてリラックスして行きましょう。

〇筋肉系

 まずは筋肉の種類について知る必要があります。我々がよく使う 「大胸筋、腹筋、背筋」 という分類では無く、もっと根本的な区分けです。

画像2

引用先:筋肉の分類|医学的見地から
https://kasotuukablog.com/kinnikushurui/

 具体的に口で説明する前に上の図を見てください。この図を見ると筋肉は横紋筋と平滑筋に大別出来る事が理解出来ると思います。まずはここをしっかり押えてください。

 何度もしつこく言いますが、大まかな分類を理解してから細かい作用を見ていきましょう。つまり、「血管が平滑筋、、腹筋は横紋筋で骨格筋、、背筋も横紋筋で骨格筋、、」と細かい所から見るのでは無く、とにかく筋肉は横紋筋と平滑筋に分かれていることを理解すれば完璧です。

 次は、横紋筋・平滑筋について見ていきましょう。

・横紋筋
 横紋筋は先の図の通り骨格筋と心筋に大別されます。ここでいう骨格筋とは、あなたが想像しているとおり腹筋、大胸筋、背筋等、筋肉トレーニングで鍛える事ができる筋肉で、心筋は、イメージ通り心臓の筋肉です。

 意外とシンプルですよね!なので、私は筋肉の範囲にあまり抵抗感がありません(笑)

 そして、随意的・不随意的についてですが、随意的とはつまり、自分の意思で動かせる筋肉のことです。筋トレで鍛える事が出来る部位だと認識してもらえたら大丈夫です。不随意的は反対に、自分の意思で動かすことの出来ない部位です。心臓や内臓等ですね。

 同じ骨格筋なのに心筋は不随意的に分類されているのは、心臓の拍動なんて自分でコントロールできないからです。できたら怖いですよね(笑)

 もし内臓を自在に動かせる世界線があれば、小腸の蠕動運動を自在にコントロールし緊急の便意に対応したり、消化管の運動を亢進させて、たくさん食べたり出来そうですよね。

・平滑筋
 平滑筋と聞いて、あなたはピンと来ますか?私はさっぱり(笑)。名前からは何もイメージ出来ませんが、血管や内臓系のものは全部平滑筋です。深く考えても仕方ないので、めんどくさかったら骨格筋・心筋以外はすべて平滑筋と覚えてしまいましょう。

画像1

引用先:Sharez for Trainer|パーソナルトレーナー向けメディア|筋肉の基礎知識|筋肉の構造【3種類について理解しておこう(図解あり)】
https://sharez-for-trainer.com/muscle-structure/

 整理しやすいように図を用意したので、今までの説明と絵をリンクさせてイメージしてくださいね。

 さて、最後になりますが、きちんと大筋から把握していくと、

筋肉は横紋筋に分かれていてその中の骨格筋が随意的に動かせる。つまり腹筋、大胸筋等々、筋トレ出来る筋肉は自分の意思で動かせるから全部骨格筋に分類される!平滑筋は自分で動かせないから内臓系!

というふうに、「腹筋は?大胸筋は?血管は?何筋?」と迷子にならず、カテゴリーごとに理解出来て非常に効率的です。

お疲れ様でした。次回は③皮膚です。

 筋肉編がわかりやすかった! 勉強法がわかりやすかった! 次回も楽しみ!など感じてもらえたら、「いいね」 や周りの友達への共有を お願いします!

いいなと思ったら応援しよう!