【美髪研究所式】 シャンプーの謎
Q.美容室で購入したシャンプー剤は市販のものに比べて泡立ちが悪い気がします。
どうしてですか?
A.本来、地肌を洗浄する、という目的だけでしたら泡は特に必要ありません。
ただ、泡がないと髪がこすれてキューティクルが傷ついてしまい、髪の毛にダメージを与えてしまう恐れがあります。 ある程度、泡があった方が汚れも優しく分離すると言えます。
シャンプー剤は髪を守る為、ある程度、泡が立つように設計されているので、髪には皮脂やホコリなどの汚れの他、スタイリング剤など油系の成分が付着しており、この量が多いと泡が立ちにくいことがあります。
最初にお湯でしっかりすすぎ、それでも泡が立ちにくい場合はシャンプー剤を少なめにつけて軽く洗ったあと、本洗いをしてください。
泡がよくたつようになります。
一方、どんな髪の状態でもいつもと同じように泡がしっかり立つ場合、成分が過剰かもしれません。
一般的に市販品はマーケティング調査を行い、商品を作っています。
しっかりと洗った感じがしてさっぱりする。
このニーズを満たすため、泡が良く立つ“エーテルサルフェート系”の比較的刺激の強い活性剤が使われています。さっぱりはしますが、油分を落としすぎることがありますので、髪のコンディションのあったシャンプー剤を選んでください。