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【23歳】カウンセリングと出会う

私のオタク人生に最も大きな影響を与えた体験の一つに、
『カウンセリング』


があります。


20代前半、対人ストレスに自力で対処する事に限界を感じた私は、精神科の門戸を叩き、そこでカウンセリングを受ける事になりました。


私が受けたのは、臨床心理士さんによる施術で、
初日にいくつか問診や心理テストを受けた後は、
ひたすら自分のしたい話をして、肯定的レスポンスを返してもらう、というものでした。


《私が受けたカウンセリング》
・時間(約45〜50分)と場所と料金が決まっている
・2週間に1回のペース
・クライアントは自分のしたい話を自由に話す
・セラピストはあいづち、オウム返し、要約、時々質問を返す
・セラピストは自分の考えは言わない
・時間が来たら、クライアントが話した事を要約して、
「またお話を聞かせてください」
でさようなら👋


上記の私が受けたカウンセリング手法は、
心理療法家・河合隼雄さん著書の、カウンセリング関連の本に書かれている事とほぼ一致していると思います。

当時、自身がカウンセリングを受けながら、カウンセリングについて、河合隼雄さんの著書を読み漁っていました🌳


著書の中で、クライアントが癒されたり、人格変容する様を想像する事で、私自身大変癒され、希望を持てましたし、また、
『話を聞いているだけで、クライアントの人格変容が起こり、こころの問題が解決する』
という現象に、強い好奇心を抱きもしました。


私の経験から考えるのは、
普段日常生活の中で、自分のしたい話を約1時間、自分のペースでさせてもらって、それを全て肯定してもらう事って、ほぼないです。(少なくとも私はそうでした。)


しかし、話を聞いてもらいたい、溜め込んでいる気持ちを吐き出したいと言う気持ちは持っていて、それが許される、批判を受けない守られた空間を与えて貰える事は非常にありがたく、癒されるものです🐌🌿

(これは前記事の『日記に書きたい事を何でも書く』という行為に似ていますね。)


セラピーにより、これまで抑圧していた気持ちを認める作業をして行くことで、最初の半年は、どんどん苦しくなっていきました😱


カウンセリング開始後、半年過ぎた辺りが最も辛く、その時、ストレスの原因となっていた人に対し、我慢していた思いを爆発させました。
これまで聞く耳を持たなかった相手の方に少し、影響を与えられたように感じられ、少しの安心感と希望を得た私は、その後、徐々に回復していきました❤️‍🩹🌿


カウンセリング治療からの卒業を自分で決めるまで、5年程、月2回のペースで通っていました🐾


この時受けたカウンセリングと経験により、人の話を聞くことがいかに大切で有意義であるのか、そしてカウンセリング技術について、私の価値観にしっかりと刻まれる事になりました✏️

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