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Beat Saber 譜面作成 トライアングルパターンとは?

マッピング中級者向けの説明になります。
自分で譜面を作っていて「DDではないのに、なぜか切りにくい、なぜか気持ちよく切れない」といったことがありませんか? そんなときはトライアングルパターンが含まれているかもしれません。この記事をよんでトライアングルパターンを理解し、トライアングルパターンの無い譜面を目指してみましょう。

トライアングルパターンはDD(ダブルディレクション)と同じ!?

トライアングルパターンを切る際のセイバーの動かし方は、DDを切る際の動かし方にとても似ています(後で説明します)。理解が浅いうちは「トライアングルパターンはDDと同じ!」と思っていてください。
譜面作成時にはDDを含まないようにするのと同じ感覚で、トライアングルパターンも含まないようにする必要があります。

※すべての場合においてトライアングルパターンがダメだというわけではありません。DDにも言えることですが、低難易度の譜面、ダンス譜面、特殊譜面には良いアクセントとして機能する場合もあります。

トライアングルパターンを理解するために、まず一般的な切り方を確認する

トライアングルパターンを理解するには一般的な切り方を理解する必要があります。その切り方とは、片手ごとにフォアハンドとバックハンドを必ず交互に使って切る方法です。(フォアハンド、バックハンドは下で説明します)
「この切り方が一般的とは納得できない」といった方もいるかもしれませんが、最近の譜面(最近のランク譜面含む)はこの切り方を前提として作成されています。

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上画像の配置を取る切り方をここでは「フォアハンド」とします。(画面の前で手を動かして、上の配置を切ってみてください。それがフォアハンドです)
別の表現では「手の平で切る」「手首をまげて切る」などと言ったりします。

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フォアハンドとは逆に上画像の配置を取る切り方を「バックハンド」とします。(画面の前で手を動かして、上の配置を切ってみてください。それがバックハンドです)
別の表現では「手の甲で切る」「手首を返して切る」などと言ったりします。

トライアングルパターンとは

上記の切り方でフォアとバックを必ず交互に使うとありましたが、この切り方で切れない配置がトライアングルパターンとなります

画像3

例えば上記画像の場合、右手フォアからスタートして「フォア」→「バック」→「バック」→「フォア」となりバックが2回連続になるのでトライアングルパターンになります。(画像のパターンを無理やりフォアバック交互に切ろうとすると手がねじ切れますw。想像してみてください、3個目をフォアハンドで切るのはだいぶきついですよね。4個目をバックハンドでき切ろうとするとケガするかもしれませんw)
トライアングルパターンでは、フォアハンドまたはバックハンドを2回連続して振らなければいけません。DDを切る際も同じ振り方をします。そのため、トライアングルパターンを切る動きはDDと同じになります。

トライアングルパターンを避けるマッピングのコツ

「フォア」か「バック」どちらで切らせるノーツなのかを常に意識して配置するのがコツです。あとからトライアングルパターンを修正するのは、DDを修正するのと同じ労力が必要になります。そのため、DDに気を付けるの同様に、常に気を付けておくのがおすすめです。

おまけ

ボムリセットを使うことで、「フォア」→(ボム避ける動作)→「フォア」のように、合法的に2回連続フォアで切らせる方法もあります。ただ、プレイヤーが思った通りにボムを避けてくれるとは限らないので、なかなか高等テクニックになります。

多くの古いランク譜面にはトライアングルパターンが含まれています。古いランク譜面が切りにくい理由の一つとなっています。

https://beatsaver.com/maps/1751e
具体例として、私が昔作った譜面を紹介しておきます。Normal(PPV1)にはトライアングルパターンがたくさん含まれています。Hard(PPV2)、Expert(PPV3)にはトライアングルパターンが含まれていません。
Expert(PPV3)はテック配置になっています。一見「配置やばくない?」と思うかもしれませんが、フォアバック交互に使うことでちゃんと切れるようになっています。

手首をぶん回せばDDじゃない例

上のパターンはフォアハンドからじめて、フォア・バック交互に切ることができるのでトライアングルパターンではありません。見た目的にはDDに見えますが、切り方・切った感触はDDにはなりません。


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