正攻法じゃなくてもいいという話
なんだかとてもありがたいようなタイトルをつけてしまったが、何を隠そうこれは私が今プレイしているゲームに関する話だ。「なーんだ」と思った方も多いかと思うが、それでも読んでやってもいいという方は読んでくれると嬉しい。
私がいまプレイしているゲームとはフロム・ソフトウェアから発売されている「DARK SOULS III」である。
今回この記事を書くに至った動機は、とあるボスを倒した喜びを文章として言語化させておきたいと思ったからなのだ。
私はもともとゲームを「プレイする」よりも実況動画などを「見る」ことを好んでおり、自発的にゲームを購入して遊んだのは7年ぶりくらいになる。
そんな私が一般的に難しいといわれる「DARK SOULS」シリーズを始めたのは、ゲーム実況者の存在があるのだが今回は話が長くなってしまうので割愛しよう。
私が「DARK SOULS」シリーズを始めるにあたってまず「どのシリーズを買うべきか」兄に相談したところ「DARK SOULS III」を勧められ、「攻略を見ず自分の力で進める」という意志を持ちプレイし始めた。
ここから先はゲームの攻略法に関する内容を書いていくので、ネタバレされたくないという方はブラウザバックを推奨する。
今回私が倒したボスというのは「巨人ヨーム」だ。(ボス戦中は一切余裕がなくスクショは撮れなかった。)
巨人ヨームとは「罪の都」に君臨するボスである。(ネタバレなどや攻略は一切見ていないためボスの詳細などについては把握していないためご容赦願いたい。)
このヨームのまあ強いこと。ここまでの旅路を共に歩んできた信頼と実績の「熟練のロングソード+7」を持ってしても、ミジンコのようなダメージしか与えられず、体力を半分削るのがやっとだった。
そこでレベルが足りていないのではないかと考え、道中の敵をなぎ倒してソウルを稼いでレベル上げを行った。それなりにステータスを積み再挑戦するもあっけなくやられる。
気分転換がてら武器を変えようと思い、いままでほとんど使ってこなかった特大剣「グレートソード」を使って再戦を挑む。するといままで攻撃を当てられなかったヨームの頭部にダメージを与えられるようになったのだ。
これまでもヨームの頭部にロックオンできることを把握していたものの深く考えてこなかったが、頭部のダメージ率が高いことがわかってからは狙いを頭部に集中させるような立ち回りに切り替えた。
ヨームが両手で大剣をギロチンのように振り下ろす攻撃をよけ、その隙に頭部を攻撃するというパターンを形成し、手に汗握る攻防を繰り広げる中、ヨームが立膝を付き崩れた。そして近づき攻撃することで致命を与えられることに気が付いたのだ。
私の中でヨームに対する『攻略法』ができ、何度も命を落としながらもギリギリのところで巨人ヨームを倒した。正確には覚えていないが40~50回は戦ったのではないだろうか。
とてつもない達成感を感じ、兄にヨームを倒したことを報告した。(「DARK SOULS III」に関する話題ができる友人がいないため、既プレイの兄に度々報告するのが習慣となっている。)
「ダクソ3ヨームやっと倒した!何回死んだかわからんくらい死んだ笑」
「おめでとう」や「やるじゃん」といった返信が返ってくると思っていた私は兄の返信に驚かされる。
「えーヨーム弱くない?」
である。なんと私が苦労して、様々な手段を使い何度も挑んだボス「巨人ヨーム」は兄にとって「弱い」存在だったのだ。
しかし、話を続けるとどうやら私の闘い方にどうやら問題があったということがわかってくるのだ。
どうやら兄によるとヨームはボス部屋の玉座の前にある武器『ストームルーラー』の戦技を使うというのが『正攻法』なのだそうだ。(ここまでDARK SOULS III既プレイの方はもう気付いていたかと思うが)
私が見つけた「頭部を狙い致命をとる」という攻略法は兄によると
「全然正攻法じゃない笑」そうなのだ。
しかし、「この方法で倒したこと」や「攻略法を調べなかったこと」に関してはお褒めの言葉をいただけた。
今回のヨーム戦を通して、改めて「DARK SOULS 」シリーズの面白さを感じられた。その一つが「正攻法」じゃなくても勝てるという点だ。おそらく私が知らないだけで、これまで戦ったボスたちにもプレイした人の数だけ「攻略法」があるのだろう。
私のDARK SOULS IIIがどこまで進んでいるのか、終わりが近いのか、まだまだ先が長いのかはわからないが、これからも自分なりの『攻略法』を見つけながら遊んでいきたいと思う。