私淑のすヽめ
私淑とは、尊敬する人に直接には教えが受けられないが、その人を模範として慕い、学ぶこと。
有名な人たちだと、予定が詰まりすぎていて「自分と会うことで得られるメリット」がないと会うことは難しい。んまぁ、会って一緒に仕事等できなければ、会うことそれ自体にはあまり価値がない気がするからね。(とりあえず会ってください!は、学生の特権?だからいいのか…?)
会えなくても、今は本やwebでの記事を隅々まで読むことができるので、それらを隅々まで毛穴に浸透させるくらいの気持ちで読めば、その人の考えていること(以下:「脳のかけら」)を自分の脳に共有することができる。
だから、有名な人に会おうとする努力よりも、脳のかけらが付きやすいように自分の脳を柔軟にしたり、「自分が何者か」明らかになるようにしたりする方が大事。または、いろんな著者の「脳のかけら」を自分の脳に取り入れて、自分脳をアップデートしていった方がいいのでは?って思った。
ちなみに僕は、藤原和博さんを私淑している。きっかけは、2015年に東北大に編入してから偶々『本を読む人だけが手にするもの』を読んだとき、それまで生きてきた20年間を全否定するくらいの衝撃を味わったからである。
成功している人はごまんといるが、一人に絞って私淑し続けていれば、身につけた方が良い能力等分かってくる。藤原さんが言っていることを3つにまとめるなら、
●一人ひとり「編集者」として生きていきましょう
1990年代後半を機に、日本は成長社会から成熟社会へと移行している。成熟社会だと、一人ひとりが自ら世界観(例えば自分にとっての幸福とは何か?)を紡いでいく必要がある。 日本で自殺者が毎年3万人近く出ているのは、それを築けていないからだと著者は言っている。
そこで、消費する側だけでなく生産する側に回ろう。具体的には、ジグゾーパズル型からレゴ型思考へと頭の中をスイッチしていくことで柔軟に対応できる。
(https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/jjkaigou/dai26/siryou6.pdf より引用)
●1万時間を3つの分野に投下すれば、100万人に1人の人材になれる
著者は、営業×リクルート流マネジメント×教育で一気に希少価値の高い人材(レアカード)になった。特に、土台の2分野ができたら3歩目は畑違いの所に飛び出すと良い。教育分野以外にも、不動産や医療業界はどうか?と試していた。人は、無謀な挑戦をしているときほど応援してくれるらしい。
(ログミーより引用)
僕の場合だと、1歩目がブレているから焦っているのかも。
●複数のコミュニティに所属して、複数の生き方を経験する
学校や会社以外のコミュニティに所属すると、先輩や同期(縦と横)じゃなくて、ナナメの関係を持つことができる。「依存しすぎるのではなく依存先を増やす」でも書いた通り、依存先(コミュニティ)が複数あると、1つ上手くいかなくても、他でカバーすることができる。
まだまだ書けるけど、一旦ここで止める。でもそれくらい、藤原さんの人生における濃度はとても濃いものなんだなと改めて認識した。また著書を読んでから、多種多様の本を読んで各著者(ざっと300人くらい)の脳のかけらを取り入れ過ぎて、自分の価値観がブレブレになっちゃったし、いろんな人に迷惑かけまくってる…
藤原さんの本で特に良かった本は、以下の3つだね。
最後まで読んでくれてありがとう。