1冊の本が、人を集める。
11/16(土)にenspaceをお借りし、『編集思考』読書会をABD形式で実施。参加者は自分を含めて6名で、年齢は20〜50代、職業もバラバラの人達が集まった。
ABDは、手を動かす読書スタイル
ABDとは
アクティブ・ブック・ダイアローグ®️
1冊の本を分担して読んでまとめる、発表・共有化する、気づきを深めるという対話を通じて、著者の伝えようとすることを深く理解でき、能動的な学びや気づきを得ることができます。
引用元:http://www.abd-abd.com/
『編集思考』を裁断し、編集思考の概要が書かれている第2章と第5章を分担(第1章と第6章は「編集思考×日本」 , 第3章と第4章は「編集思考×具体例」だったため、今回は省略)。
それぞれの担当箇所を時間内に読み、何が書かれていたかをまとめ、順にそれぞれ発表していく。担当箇所さえまとめておけば、相手の担当箇所と繋がっていき、一人で読むよりも内容の定着度が高まる。
今回は時間の都合上、『編集思考』をまとめて発表のみで終了したが、それぞれの仕事や取り組みで悩んでいることを持ち合ってディスカッションすることもできる。
そもそも企画した理由
数ヶ月前にNewsPicksイベントに参加したとき、そこで初めて仙台にもNewsPicksのコミュニティがあることを知る。
また、NewsPicksPUBLISHINGで本が出ると分かり、以下3つの感情なるものが芽生えてきた。
●<年齢>×<職業>が違う人と話したい
2019年度は「半径5mに関わる人達に貢献する」目標なるものを掲げて実行するあまり、2年前と比較して関わる人が同じになってきた。関わる人が偏ってしまうと、ふとしたときの違和感や閃きが生まれてこなくなる。
●オフラインで読書企画をやってみたい
昨今、SkypeやZOOMを繋げばいくらでも繋がることができる。しかし、現状はオフラインで実施するからこそ、熱量が生まれてくる。
また、1冊の本をきっかけとして、他の人達がどういう感想や意見を持つか知りたかった。
●フィードバックを通じて自己理解を深めたい
『編集思考』にも書いてあったが、昨今の環境だと真摯なフィードバックを得られる環境が少なくなり、フィードバックそのものの価値が高まってきている。
自分で「自分」を認識するのは本当に難しいし、ある種の思い込みも必要だと思っている。その思い込みを作るきっかけとして、他者からの真摯なフィードバックは必要不可欠。実際、自分もフィードバックを通じて、自分では気づかなかった側面に気づけたこともある。
これら3つの感情に対し、コミュニティでアウトプットする場を設ければ、自分も必然と読むようになる。また、『編集思考』は、参加者全員に転用しやすいから、会話も盛り上がってくるだろう、そう思い企画に至った。
所感と今後に向けて
参加していただいた方からは好評だったので嬉しい。ABD自体は今後も継続的にやっていきたいし、例えば月に1度の定例会なら、年に最低でも12冊の本をアウトプットしたことになる。
ただ、参加者の方から「今後もやっていくなら、ビジョンや行動指針を決めないとね」と意見が出た。
たしかに、安心・安全でアウトプットする場所があっても、何かしらのビジョンがないと、持続的に進まない可能性が高い。
また、東京圏でやっているものをそのまま転用しても、人は動かないと思う。1年くらい考えながらやってみないと正直分からない。
学びと課題の多い時間だった。
以上です。