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end feel

みなさん、こんばんは。

始めたばかりなので、短くても書けるときに書いていこうと思います。

今日はend feelについてです。この言葉を知らないセラピストはおそらくいないと思います!実習に来る学生も大体知っています。

しかし、言葉ばかりが先行して理解を深めず臨床でも生かせず・・・になっていませんか?今日はそんなend feelについて書いてみます。

end  feel(運動終末感)とは、自動運動最終域で制限方向に他動運動を加えた際に感じられる感覚のことです。

感覚だから共有するのがとても難しい・・・バスケットでシュートを打った時に入ったかどうかの感覚ってなかなか共有できませんよね。僕はよくそう例えます。

ちなみにend  feelの種類は何がある?と尋ねると「軟部組織性」と「骨性」という答えが返ってくることが多いです。間違ってないと思うし、僕も就職して数年はこの2つだと思っていました。

海外では20項目以上に細分化している徒手療法協会があるそうです。ちなみに僕が講習会に参加している日本臨床徒手医学協会では以下のように簡潔に分類されています。

筋肉性:柔らかくて弾力がある。例:肘屈曲

関節周囲組織性:やや硬くて弾力がある。例:膝伸展

骨性:硬くて弾力がない。例:肘伸展

筋スパズム性:硬くて弾力がなく、痛みを伴う。

臨床で使い分けるには簡潔でいいかなと。ただ「筋スパズム性」の感覚や表現が難しく、やはり他者との共有は難しいなと感じています。

ちなみに日本でもポピュラーな徒手療法協会の一つのOMPTでは正常なend  feelが4つ、病的なend  feelが6つに分類されており、細かく感じるのが大変ですが治療方針がより明確になりそうですね。

また、end  feelは感じようとして触らなければ一生上手に感じることができないと思っています。だから、実習生や新人にも必ず関節を動かすたびにend  feelを感じながら患者さんに触れてもらうことにしています。

みなさんも分類はともかく、運動がどんな感覚で止まっているのかを改めて感じてみるといいのではないでしょうか。

オススメの分類などあったら教えて欲しいです!

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