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15年前とは随分変わった僕らレコード店と流通会社とその関係



昨日は火曜日でしたが入荷がありアップしました。実はずっと飛ばすのを忘れていた欧羅巴もの。パンデミック前は発売日に間に合わせ入荷させるかは大切なことでしたが、今は遅れてもかなり影響なしとなっていて本当にありがたいし嬉しい。そもそも音は先に聴ける時代となっていたわけで徐々にそのような傾向はありましたが、なにがなんでも発売日に売りたいといった姿勢が過ぎるととどのつまり同業他社対策となるのであまり好みじゃありませんでした。

もちろん発売日に商品を発売することは疎かにしてはいけない部分だとは理解していますが、意識しすぎると我々がすべきもっと大事なことを忘れがちになります。しかし今回入荷した業者の荷物はさすがに飛ばすのずっと忘れすぎで反省。

ここ1年くらい欧米のかなり大きな流通会社からも取引に関してメールをもらうようになりましたが、それはレコードブームと言われる影に隠れているだけで皆かなり厳しい現実の証拠です。そりゃこの前までゴミだったようなレコードの再発盤ばかり作っていたら作ったレコードは残るに決まっています。といったわけでこれまで相手しなかったくせに今更よくもしゃーしゃーと返事はせずもちろん全無視ですが、しかしその中に最近また良さそうだなと思っていたところからのメールが来ていて返信。その後取引きが始まり春前くらいにいくつか注文していたのが今回の入荷分。忘れてて改めてマジごめん!といったメールに向こうも全然気にしていない緩さ。向こうも発売日とかはもう気にしてないね。

実はそことは15年くらい前に取引していてエレクトロとかディープハウスとか結構仕入れていた時期。以前は完全なるエレクトロニック〜ダンス流通会社だったのだけど、今のカタログみるとかなりウチっぽいのでビックリ。半分以上ダンスものじゃなくなってる。「昔、エスカレーターという名前でキミのとこと取引してたんだよね」と伝えると「えっ、覚えてる。BIG LOVEってあのエスカレーターなんだ!」とお互い変化しながらも存在し続けていることに喜びを分かち合う。

前述したように特にダンス流通会社はマジ厳しくなっていると思うけど彼らみたいに時代とともに変化し進化しそして好きなものを取り扱えば生き残れるはず。そんなわけで今回の入荷分は最近なかったかなり私好みのものばかり。限定でバチコーンってなレコードが多かったのでコメントもおとなしくなってましたが久々馬鹿みたいに書けて嬉しい。変なのばかりでこっちもおかしくなりそうでしたけど。

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