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我々に時代を教えるロンドンのバンドBlack Country, New Road


2022年、私たちにとって一番最初の大きなレコードといえば来週の金曜日2月4日発売のBlack Country, New Roadの昨年のデビュー・アルバム「For the first time」に続く2ndアルバム「Ants From Up There(アンツ・フロム・アップ・ゼア)」です。

ロンドンの7人組の若者たちである彼らの音楽は2010年代後半から台頭した1970年代後半から1983年頃までのポスト・パンクから影響を受けたシーンから直接的ではなくともロックの歴史のセオリーとしてその感性を引き継ぎそしてまたそのカウンターとして彼らは登場したのだと私は感じたのですが、その前身バンドNervous Conditionsのボーカルであった人物の過去のセクシャルな問題によりデビュー寸前で解散。7インチの発売まで1ヶ月だった時期でとても悔やまれましたが(そのレコードは処分され入手できなかったのが何より悔しい)ギタリストのIsaac Woodがボーカルも担当し新たにBlack Country, New Roadとして始動したのが2018年です(ひえ、もう4年前)。当初その音楽性はNervous Conditionsから引き継がれたものと感じていましたが改めてNervous Conditionsの音楽を確認すると私が思っていたよりも変化していた感じ。Nervous Conditionsの方は前述したニューヨークやコペンハーゲンで生まれた新たなポスト・パンク・シーンと呼応する趣味がより見え隠れしいたしそれは当時のボーカリストの攻撃的な世界観によるものかもしれませんが、でも単純にたった数年であってもそれは時代感みたいなものかもしれません。

このようにやはり時代は動いているのだとはロック・ミュージックを介しても感じることが出来るのは素晴らしいことですが、しかし誰もがやがて大人となりそこを感じられなくなってしまいます。それはとても大変です。たとえば「Black Country, New RoadなんてSlintの焼き直し」と言ってしまうような音楽評論家気取りは「ENHYPENもSEVENTEENも一緒やないか」と女子高生に言ってしまうオッサンと同じなはずです。私もなるべくそんな老害と言われないように新しいロック・ミュージックをなんとかわかったふりを続けるだけですが、その証拠にはとにかく新譜のレコードを買い続けるのが有効です(おわかりのように只今から宣伝タイムです)。


2ndアルバム「Ants From Up There(アンツ・フロム・アップ・ゼア)」の日本盤仕様のレコードは限定で帯付き、しかも日本盤限定のクリスタルクリア・ローズ・ヴァイナル仕様です。こちらすでに受注分は完売している模様。現在コロナなオミクロンで海外からのお客様が少ないのは皆様にとってラッキーかもしれません。マストでお願いします。



そしてこちらも欲しいボックスセットには22Pのブックレットやアートプリントとともにクイーン・エリザベス・ホールで行ったライブの模様が収録されたボーナス盤が入った4枚組。このライブ音源は単体リリースがないようで、うーんみんなさっきの帯付きのと2種買いで行きましょう。

ライブ音源はたぶんコチラの楽曲含むフルアルバム・ヴァージョン。



さらにBIG LOVE RECORDSにはこちらの(たぶん)ブルー・マーブル盤にサインが入った特別仕様が入荷します。こちらいつものようにウチがくれくれと言ったわけではありませんが前作同様にサイン入りを送ってくれました。ありがとう。というわけで、3種買いかな。

あと通常のブラック・ヴァイナルとカセットもあります。すべてBIG LOVEはいつものように予約は受け付けておりませんのでご注意を。


イギリスのバンドはコロナ禍でもヨーロッパ・ツアーまでやって強いなー。



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