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Porridge Radioのニュー・アルバム「Waterslide, Diving Board, Ladder To The Sky」



マスクについてようやく日本も政府が言及しましたが原宿の街を歩いているとマスク率99%超えの現場からは以上です状態です。


恐らくコロナ禍によく言われた同調圧力といった以上に日本人が持つ気遣いからこの光景は来てると思うのですが、日本人ほどコロナ禍初期からマスクをしていた人種はおらずまたこの私でさえ今更マスクはずせと言われてもズボンと上着の次にはずしにくいのが現状であります。

コロナ初期から『外ですれ違ったくらいで伝染するならば人類もう終わりだろ』と言っていた私でさえも日本人の気遣いから屋外でもマスクはしっかりしていましたが、しかし今いざマスクをはずそうとするとなんというか小っ恥ずかしいもの。それは絶対にさっき言ったように同調圧力といった類ではないのですが(私みたいな趣味と職業はそれともっとも遠いところにいるので)うーん政府さん、これはちょっと我々マスクに慣れ過ぎちゃってるよ。



年寄りの私でさえそんなのだから若者はこりゃもうマスクはずせません。

だってもし中学3年の3学期からコロナ禍が始まったとしたら彼らは今高校3年生の1学期。私で言えばおニャン子クラブの国生さゆりの「バレンタイン・キッス」の7インチの初回イエローカラー盤を予約特典の国生及びおニャン子メンバーのトークが収録されたソノシートともにゲットした瞬間におニャンコ熱が何故かバカ下がりしてしまったこニャン子CLUB会員番号988番仲真史だった頃です。

同時に聴いていたYMOや今で言うシティ・ポップ(山下達郎や竹内まりやはその類にはなくただのバカ売れしてる大人の歌謡曲扱いだったと思います)からも卒業し、マドンナやプリンスなどのビルボード・ヒット・チャートな洋楽もあまり聴かなくなった頃。変わりにラフィン・ノーズやウィラードなど日本のインディーズ・パンク・バンドそしてエコー・アンド・ザ・バニーメンやジーザス・アンド・メリー・チェインなどイギリスのロックを聴き始めた高校の入学式あたりを思い出します。

高校に入学すると日本のインディーズと呼ばれたものからいつの間にか非常階段やハナタラシなどのノイズ・ミュージック、さらにそれらに並行してC86などのUKのインディペンデント・ギター・バンドに夢中になっていった私(つまりただのフールズメイト影響下)。同時にファッションに目覚めデプトなどのセレクトショップや古着屋を巡り、そこで出会った大人の人と仲良くなり親に友人のところに泊まりに行くと嘘つきライブハウスやクラブに行き始めます。たばこやお酒を覚え「君はナチュラル系のみ?」とドラッグを手渡されたりトイレに一緒に行こうとゲイのお兄さんに襲われたりします。そんなこんなな長い時間を経て現在と同じ趣味同じ思考なる半分完全体の仲真史へと近づくそれは高校3年生の春。つまりそんな長い期間、私はずっとマスクをしていたことになります。


レコード屋にも古着屋にもライブハウスにもクラブにもマスクをしていったことでしょう。たばこもお酒もマスクをしながら覚えたことでしょう。マスクをしたヤバそうなお兄さんにドラッグしようと誘われマスクをしたゲイのお兄さんに私の後ろの出口が入口になるのをなんとか裂けずに避けた時もマスクをしていたことでしょう。いやもしかしたらいやたぶんいや絶対に17歳の私はそのような場所には全く行かず自分の部屋と学校を往復するだけで高校3年生の春になっていたに違いありません。 UKのギターバンドにもファッションにも夢中になっていないかもしれません。そして今の私はいないかもしれません。

そんな高校3年生の春の僕がめちゃくちゃ強力そうなマスクをした大臣に外でマスクしなくていいと言われてもマスクはずすわけありません。今よりきっともっと恥ずかしい気がするし(思春期です)あの頃の2年数ヶ月は今月52歳になってしまう私が過ごしたこの2年数ヶ月と比べれば今の私だってこのコロナ禍まあまあがんばったつもりだけどマジ10倍くらい濃いはずなのです。つまり今の私が20年以上マスクし続けるのと彼ら若者たちがこの期間マスクをしていたのは同じなのです。たとえマスクをすることは義務でなかったとしても大人や日本政府はそれらを考慮し「外でマスクはずしていいよ」声明をもっと彼らに届くように出さないと彼らは一生マスク人生になっちゃうよ。




さてさりげなく先ほど私が今月52歳になってしまうことを話しましたが、今週の27日は私の誕生日らしいです。らしいというのも誕生日なんてものどうでもよくなっている、というかそんなもんくるなというお年頃です。なのに今年はやたら私の誕生日について話しかけてくれる方が多い。な、なんで?52歳って何かあるの?とか考えたのですが、たぶんこのnoteの影響じゃないかとみんなにご指摘をいただきました。


コロナ禍に於いてnoteに限らずInstagramでのライブ配信やTwitterやSpotifyでのラジオなどがビジネス面でもBIG LOVE RECORDSを大きく支えたことは本当に皆様のおかげです。ありがとうございます。またそれにより皆様との距離も近づいた結果の誕生日話であればとても嬉しく思いまた時代の変化も感じます。


そして先日、あるお客様から「仲さんの欲しいものリスト作ってください」と言われました。ほ、欲しいものリスト!? ツイッターとかでチラチラ出てきてもどういう意味なのかと思っていたものですがAmazonとかに自分の欲しいものを挙げて他人に購入してもらうものと最近知ったやつです。なるほど時代は変化します。


せっかくそんなこと言ってもらっても、はて自分の欲しいものを考えると全く思い浮かびません。若い頃はレコード欲しいとか服欲しいとかそれこそ金欲しいとかなんでも欲しがったけれどこの歳になると全くなし。さらにもともと車や時計など高級品といったものには全く興味なしの人間で、今ももう少し大きい部屋に引っ越そうかなと考えたりするけれど面倒なのでまあいいやと止めているほどだから住まいにも興味なし。服も入った店では必ず購入すると決めているくらいでコレが欲しいというものもなし。


うーん…何かあるかなあ…オーガニック製のパンツ?確かにパンツはノーパン主義以外は必要だしオーガニック製と言ってるのはSDGs派の私だからというわけでなく1回何気なしに買ったらこれが意外に良くてそれ以来オーガニックしているだけ。ただオーガニック製のパンツを『欲しいものリスト』に入れるにはひとつ問題がありそれは私がオーガニック製のパンツをもらったとしても別に大喜びはしないということです。だってそうでしょ、そりゃ気持ちは嬉しいけれど52歳のおっさんがオーガニック製のパンツもらって大喜びしたら逆に変でしょ。あと確かに私が欲しいものと今挙げたには違いないけれどオーガニック製のパンツ私に買ってあげたとしたらあなた、私が履いてるところもしかして想像するんじゃない?それはそれでちょっとコッチも色々と考えちゃうかもしれない。オーガニック製のパンツなんて私にくれるなんてちょっとなにか意味ありげ。男女フリー問わずパンツのプレゼントしかもオーガニック製。全く、考えちゃうわ。今後の関係も微妙になるかもしれないわよ。


なぜ後半の私がおねえ言葉になったのか全くワケワカメですが、1990年代no
我々が本当にワケワカメ(訳わかめ)と言っていたか否かといえば答えはノー、言ってませんです。調べてみるとワケワカメは2011年に若者たちの間で再ブームし流行語大賞にもなったという事実は逆にその時すでにおっさんになっていたので気づきもしませんでしたが、私がヤングだった1980年代や90年代初頭にワケワカメと言っている人も実は見たことがありません。TVだけしか言っていなかったような一瞬の流行語だったのでしょう。あの時代はあっという間に時代が過ぎていき人気アイドルの賞味期限だって1年とか普通でした。

さてなんの話をしていたのかワケワカメ(2回目)。そんなわけで私の『欲しいものリスト』は全く思い浮かびません。ぜひ皆様BIG LOVEにて通販のご利用、よろしくお願いします🤣





本国発売日からは1週間遅れましたがPorridge Radioのニュー・アルバム「Waterslide, Diving Board, Ladder To The Sky」の日本特別盤、そんな私の誕生日である27日金曜日から販売開始です。


巻き帯+グリーン・ヴァイナル+ボーカルのDanaのサインが入ったカード+メンバーのアーティスト写真が載ったインナーシートが特別に封入されたゲートフォールドジャケット仕様。実はまだ到着してなくて明日から我々が帯巻きをしなければならない。ゲートフォールドの帯巻きはめちゃ難しくて明後日の金曜日まで間に合わせる自信ないんですけど。でも花のレコード発売日な金曜日となっている昨今なんでがんばります(大和那南が)。



Porridge RadioはSecretly Canadianとサインし発表された前作もさりげなく帯(巻帯ではない)+7インチ付きカラー盤をエクスクリューシブでした。ちょうどコロナ禍が始まった2020年の3月だったけどあの頃はまだこのような企画が頻繁に行なっていなくてなんというかコロナの副産物というか我々のレコード販売のビジネス形態もずいぶんと変化したものです。



以下は有料記事です。たいしたことは書いてないので買うと損です。それでもという方は定額マガジンの購入のみをオススメします。

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