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Jenny Hval のニューアルバム「Classic Objects」
おはようございます。1週間ぶりとなってしまいましたが文字数が少し多くなっているので定額マガジン購読者の皆様にはお許しいただきたい。
私が鼻くそほじくり寝転び競馬をしているその間にも戦争は起きています。寄付が正しいかという議論もありますが私は断然やってから後悔した方が良いタイプなのでひとまず戦争が起きて1週間の売り上げからウクライナ大使館へ寄付。
この1週間の売り上げからウクライナ大使館の方へ寄付させていただきました。皆様レコード買っていただきありがとうございます!次はもっと細かいところへ出来ればと思います。 https://t.co/55tVZ4pGJN pic.twitter.com/KCKkiPcaqE
— 仲真史 BIG LOVE RECORDS (@Naka_Biglove) March 8, 2022
また寄付をすべき相手はどこが正しいかといった議論も身内でもあります。もちろん健全に寄付を使用してくれる方へ渡った19万3千円がひとりの少女の安全と安定した生活そしてその先の幸せな未来への助けに繋がればとても嬉しいです。しかしその代わり不健全に寄付を使用をする者に渡らなかった19万3千円のうちもし19万2980円がその者の懐に入ったとしても残りの20円でひとりの少女が一粒の飴玉を口にすることが昨日出来たかもしれません。どちらが正解なのか僕にはまだわかりません。
戦争の間にやっていたアニマルウェルフェアのニュース。
フランスではペット店で犬猫販売禁止が法案可決された話。だいたいこういったニュースが欧米から届くと、さすが欧米は意識が進んでるそれに比べ日本人は的な声がSNS活動家などから聞こえてくるパターンだと思うのですが、フランスでは人口の半分ほどがペットを飼っておりそして年間に捨てられるペットが10万匹とのこと。では日本ではどうなのでしょうか。調べてみました。
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犬・猫合計で約72,433頭(2020年)。こちらがフランスのニュースが言う「捨てられた」が日本と同じものを指すのかはわかりませんし戦争と同じでどちらかが嘘を言っているかもしれません。しかしそんなこと言い始めたら全てがフェイクニュースなので話を進めると日本の人口はフランスの倍なのでだいたい1/3といった数となります。それでも多いですけど。ただ日本では約15年前までは年間約27万6千頭の殺処分が行われていたという記事もあります。それはヒドイ。しかしということは殺処分数はこの15年余りで約26万頭以上も減少していることにもなります。その主な理由は民間の動物愛護団体が増加したため保健所が引取るペット数が減少、さらに2012年に動物愛護法の改正が行われたことにより保健所は安易な理由の引取りのを拒否できるようになったためのようですが。
日本人に於いても気軽に飼って面倒でペットを捨てる人が多いのは街の散歩の様子を見ても明らかですが、30年以上前の日本では地元の名古屋では犬を家の中で飼っている人は圧倒的に少なかったし猫も外に出して放置でした。サザエさんのタマもその辺にいます。お魚くわえたドラ猫も追っかけなければいけません。都会の東京は違ったかもしれません。
私は前述の殺処分の大幅な減少に通じる時代の変化などは社会の進化として多少どこかが誤っていようが積極的に受け入れるタイプなのですが(エコとかSDGsとか)また日本人もフランス人も欧米人も結局人間は似たようなものと思うのでどっちがどうという話ではありません。ただニュースを観ていていてフランス人がペットを捨てる理由が『長いバカンスに行きたいから』にすげ〜と思った話です。パワーが違う。
そんな話は有料記事に少し続きますがひとまず入荷した新譜レコードの紹介。こちらが本題です。
くー、アルバム到着して聴いてみたらクソ良かったーといった私の熱いコメントが効いたのか一瞬で売り切れてしまった。買えなかったので再入荷期待。Jenny Hvalは来日公演も縁があって主催した過去があるのですが、そんな縁も忘れて少し抑えてしまった。まあ、といっても日本で1番取った気はするけど。
ちなみに我々が過去に主催してきた来日公演は当方から企画して行ったことはほぼありません。そもそも私はライブ企画に興味がなし。ただしやるならば宿と飯とギャラはしっかり満足いくものにあと滞在も明らかに長い。1週間面倒みたりすることもあります。ですのでどれだけマーチャンを販売しても儲けが出たことがありません。コロナ終わってももうやらないぞ。
にしてもこの曲の素晴らしさ。派手なドラムが途中から登場しますがタイミングといいバランスといい少しずれると恥ずかしいものになりがちなパターンを見事素晴らしい楽曲へと仕上げています。
アルバム・オブ・ザ・イヤー、ベスト10入りな作品がまたカウンターしてきやがった。
TONE 'SO I CAN SEE YOU -LTD.TRANSPARENT VIOLET PURPLE VINYL-' LP
Mica Leviはもう全作コンプリートしたいアーティストですが、Micachu名義(というかコッチがメイン)そしてそこから派生したGood Sad Happy Badと改名したバンド作品も傑作で彼女が手がけた映画「Under The Skin」と 「Jackie」も完璧(「Under The Skin」はEuropean Film Award受賞)。そんな彼女とその仲間Coby SeyらとのCurl Recordingsに存在したアーティストToneのいきなり出た1stソロ・アルバムはもろハウスながら4年くらい前から個人的にも一推ししていたレーベルRhythm Sectionから。
最近とくにこういうことになってるけれどダンスやエレクトロニックでわかっている人は必ずこうなります。なにがこうでこうなってるのかなに言ってるのかわからない方も多いと思いますが、本当にこんなことになってきてビビるという方も多いはず。と、自信を持っているところでもあるのですが、このようにその辺りの感覚を理解し実行できるかどうかでエレクトロニック勢、ダンス勢の未来は大きく分かれます。インダストリアル勢には散々言ってきた部分もあったのですがやはり間違えた選択を選んだ者が多かったのは残念です。何年も前からブログなどで発言していたのでそれを覚えていてくれ理解してくれる人にはわかってもらえると思いますが、現在ではインターネットが存在し昔と違って多くのことに気づくことができます。それに気づかない場合、消費者からただの怠慢かただセンスが悪い者とみなされます。カルチャーも同じでアートや映画や本や諸々の表現の仕方や作品の作り方は随分と変化しており例えば過去に重宝された「こだわり」はそれらを邪魔しているもののひとつとなっています。
「こだわり」が旧式だとアートもカルチャーもとてもつまらなくなりますがこちらのToneのアルバムはもちろんそれが現代仕様でよって最高です。
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サポート!とんでもない人だな!