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IT業界には業界の発展にボランティアで貢献するエンジニアが少なくない

IT業界は業界の発展にボランティア、つまり無償で貢献するエンジニアが少なくないと感じます。

なぜかというとオープンソースというものがあるからです。

また技術や製品のコミュニティも存在します。こういうコミュニティも有志がボランティアで運営しています。

社外でプライベートの時間を使って、ボランティアに励んでいるのです。

お金をもらえないのによくやるなと思う人もいるかもしれません。

でもこういうエンジニアたちがいるから、無償で使える便利な製品が増えたり、特定の技術や製品が普及したりします。業界の発展に貢献してると思うのです。

こういう活動をするエンジニアは、割合でいえば少ないでしょうけど、人数でいえば軽く万単位(日本だけなら千単位かもしれませんが)はいるでしょう。

ちょっと考えてみたいと思います。


オープンソースというボランティアによる製品が業界を支えている

オープンソースとは

オープンソースとはソースコードが開示されているソフトウェア製品のことです。開示されているからオープンなのです。

開示されているがゆえに、機能追加や機能改善をすることが可能です。実際に有志がボランティアでオープンソースの機能改善や機能追加を行っています。

普通の有償の製品は、複製防止のためにソースコードは開示されていません。また逆コンパイルという製品からソースコードに変換する行為も禁止されています。

オープンソースは一般的な言葉でいえばフリーソフトに近いです。基本的に無償で利用できます。中にはオープンソースを使って機能追加して有償にした製品もあるようです。

フリーソフトのお世話になっている方は少なくないでしょう。

オープンソースはシステム開発の現場を支えている

実はシステム開発の現場でもオープンソースの製品がよく使われます。あらゆるツールを有償で揃えたら開発費が大変なことになるからです。

そしてオープンソースは無償ながらも大企業のシステムに使えるような優秀な製品があるのです。

もちろん企業が提供している有償の製品の方が使いやすかったり、機能が豊富だったりすることはあります。

さすがに人を雇って仕事で開発するのと、有志がボランティアで開発するのは違いますから。

とはいえシステム開発の現場をオープンソースが支えていることは間違いないです。そしてオープンソースは企業が開発しているものもありますが、多くは有志がボランティアで開発しているのです。

よってIT業界はボランティアの開発者が陰ながら大きく支えていたりするのです。

とはいえいつまでもボランティアで支えていくには限界があるようです。企業のシステムに大きく貢献しているなら、多少なりとも報酬が欲しいところですよね。

https://codezine.jp/article/detail/15093

ちなみにオープンソースは主にソフトウェアを指しますが、MAKERSという書籍ではハードウェアの設計データにもオープンソースがあるとこのとです。

このケースでは製品の設計データが開示されているということになります。

有志による技術や製品のコミュニティが存在する

IT業界には有志による技術や製品のコミュニティが存在します。もっとも私は大して詳しくなく、周りにそういうコミュニティで活動している人がいるといったところですが。

Javaコミュニティなどは大きいようですし、Tableauのエンジニアたちも積極的に活動しているようです。アジャイル系の人たちもかな。

この辺は探せば沢山ありそうです。

時にはこういうコミュニティが大きなカンファレンスを開催したりします。

当然ながら特定の技術や製品のコミュニティを運営しても、給料はもらえません。有志がボランティアで運営しています。

でもこういう人たちが技術や製品の普及のために頑張っているということです。

詳しく知りたい技術や製品があれば、こういうコミュニティに入ってみるのもいいでしょう。

自分はどうしたいか?

このようにボランティアに励んで業界の発展に貢献するエンジニアがいるのなら、自分も何かしてみたいと思います。

手っ取り早くやるなら、ITエンジニアにマネジメントや顧客との調整のやり方を教えることでしょうか。

マネジメントを教えるということも、IT業界の発展のためには重要です。なにせシステム開発プロジェクトはマネジメントが難しく、残業が多くなりがちです。

マネジメントの知識を身に付け、仕事を上手く回せるようになれば、健全な働き方ができる人が増えます。

おわりに

ITエンジニアが取り組むボランティアを見てきました。

これら以外にも、IT業界には社会課題に焦点を当てたボランティアも存在します。それがCode for XXXという活動です。子どもたちにプログラミングを教えたり、地域の人達の不便を解消するアプリを開発したりしています。

IT業界の発展とはずれますので、今回の記事では軽い紹介だけにしておきます。

いずれにせよIT業界にはボランティア精神のあるエンジニアが沢山いることが凄いですね。

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