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組織人が根本的に向いていないと気付いた

私はずっと会社員という選択だけ考えて、高みを目指すという意識で仕事をし続けてきました。

しかし行き詰まりを感じて、キャリアに関する本を読み漁って考えてみたら、実は組織の一員として働くことが全く向いていなと気付きました。

おそらく少数派ながら組織人が向いていない人がいると思います。個性や自己主張が強い人などは該当するかもしれません。

頑張っても仕事が上手く行かないと言う方に参考にしていただければと思って書きます。


みんなと一緒が大嫌い

私はみんなと一緒が大嫌いです。趣味の機材は人があまり使っていなそうなものを選びますし、お土産は定番よりも珍しいものを選びます。

これにはちゃんと理由があると思っています。子供の頃から親や先生の言うことを聞けと怒られ、会社に入ったら今度はみんなと一緒じゃないといけないと怒られたからです。

特に会社には、同質性・同調圧力が強い会社もあります。なぜみんなと違うことをやっているんだ!と怒られ、自分の意見を主張するな!言われたことだけやれ!黙って言うことを聞け!と何度も怒られました。

会社という場所はこれが普通で、どこに行ってもこういうものかもしれません。社会人ならいちいち口答えせずに、黙って働けよという話なのでしょう。

しかし私にとっては全く我慢できないストレスフルなことでした。そして何度もケンカしてしまいました。ある会社では部長と口論になって、頭に来て部長をぶん殴ろうとしたこともありましたが、未遂に終わりました。

私にとってはそれくらい、みんなと一緒とか黙って言うことを聞けが我慢できないのです。

ある会社ではこれが理由で会社を辞めさせられました。トラブルになるからダメだという話です。問題児扱いでした。

自分がやりたいことが優先

仕事とは普通は会社がやってほしいことをやるものです。しかし私は自分がやりたいと思えないとやれません。会社からやれと言われても、やってられないとなってしまいます。

いくら会社の命令でも、自分が嫌ならやらないという考えなのです。

また会社や上司、商流が上の会社が指示するやり方よりも、自分がこうしたいというやり方を優先してしまいます。だから勝手なことばかりして指示を守れない問題児とされてしまいます。

でも他人の指示とか他人が考えたやり方が正しいと思えないのです。根性論に基づいていたり、場当たり的だったりして、結果的に残業や休日出勤が沢山発生しているからです。

社会人なら立場が上の人を立てて、立場が上の人に忠実に従うのが常識でしょう。しかし私にはそれができません。社会人失格なのです。

会社という場所にいれば、どうしても上司の指示・命令とか商流が上の会社の人の指示があります。これに従えないと問題になります。

会社に合わせるより会社が合わせろという考え

私は自分が正しいと思うやり方で仕事をしたいです。

先ほども書いたように、世の中には根性論に基づいたやり方や、場当たり的なやり方が溢れています。また慣習だからという理由で続けている非効率なやり方も沢山あります。

しかし会社という場所、社会人の常識では、やり方はどうであれ、上の命令には絶対です。そうでないと問題児とされ、程度によっては会社を追放されます。

それが嫌なら非効率なやり方を強制され、沢山残業させられます。

私が残業しないマネジメントにこだわっているのも、おかしなやり方で残業三昧のプロジェクトが多すぎるからです。

私は正しいやり方で仕事をする。だから私の好きなようにやらせろ。つまりこういう考え方であり、これを聞いてくれる会社でしか仕事したくないのです。

あるべき論が大好き

先ほども会社ように、会社という場所では上の命令が絶対です。逆らうなんてクビになる気か?という話です。

そういう理由でクビにしたら波風が立つかもしれませんが、評価は下げられ給料に響くくらいは全然ありえるでしょう。

ここで疑問に思うことは、立場が上の人に忠実になれというのなら、権力さえあれば何でも正当化できるのか?ということです。

歴史を見ての通り、権力で何でもやれば反発が起きて国がひっくり返るでしょと。

とまぁこういう風に知識を振りかざして話を大きくして、何でもかんでもダメ出しするからケンカになるのでしょうね。そして面倒な人扱いされるのでしょう。

この会社ではこれがルールだからとか、偉い人が言っているから、会社や上司の命令だからという話はよくあります。しかし私は本来はこうあるべきだろうという考え方ばかりしてしまいます。

私のようなこういう人は典型的な面倒くさがられる人です。

スキルより人間性で評価を得ようとする

私は人間性重視です。自分で言うのもなんですが、採用面接で人柄が良いという評価を頂くことが少なくありません。

絶対に嘘はつきませんし、人のせいにすることもありません。後輩に対して高圧的な態度を取ることもしませんし、顧客や協力会社に対してもお願いしますという態度で、仕事だからやれなんて言いません。

しかし会社という場所では、従業員の役割は与えられた課題をこなすことです。そして与えられた課題をこなす上手さで評価されます。

つまり会社が従業員に求めているのは、役割に応じた課題をこなすのに必要なスキルなのです。スキルがある人が偉いのです。人柄が良くてもスキルが低ければ使えないのです。

逆にスキルが高くても性格に難があると面倒くさい人になりますが、人間性ではなくスキルが大事なのです。

ところが私は人間性で顧客から評価を得ます。裏表なく顧客の事情を理解し、顧客側の視点で仕事するように心がけているからです。

言われたことだけしかやらない、言わなきゃならない業者と、自分たちの事情を理解して協力的に仕事してくれる業者、どちらに仕事を頼みたいですか?

いつもケンカ腰で、平気で嘘をつき、何かあれば他人のせいにして保身に走る人と、正直で協力的で自分の非を認められる人、どちらに仕事を頼みたいですか?

後者の方がよくないですか?だから私は人間性を大事にしています。

仕事という世界ではお金やステータスばかりが重要視され、人間性がないがしろにされていると感じているからです。

終わりに

まとめてみると、下記のような特徴がある人は、会社にとって面倒くさい人になるということです。

  • みんなと一緒が嫌い

  • 自分の考えが強すぎる

  • 仕事を仕事と割り切れない

  • 上の命令に忠実に従えない

  • あるべき論を振りかざす

  • 周りに合わせられない

会社という場所は、一人ではできない仕事を集団でやる場所です。だから上の命令に従い、周りに合わせることを求められます。

仕事が上手く行かない、会社に馴染めないという方は、案外上記のような理由が見つからないでしょうか?

もしそうであれば、自分の裁量でできる仕事が向いているかもしれません。独立はハードルが高くても、役割分担というより、自分の裁量で完結できる仕事が向いている可能性があります。

ちなみに私は裁量と責任に応じてモチベーションとパフォーマンスが上がります。だからマネジメントの仕事しかしたくないです。

同時にマネジメントの仕事しかしたくない理由が、古臭い慣習やみんなと一緒という世間一般のルールに従いたくないからです。自分のやり方で、人間性重視で仕事したいからです。

会社や社会が自分に合わせろなんてわがままは通用しません。だから自分のやり方でやれる仕事を選ぶしかないですね。


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