テレビの時間−2.名前が思い出せないこと
昔、年末に入院したことがあり、
NHKテレビでは、翌年の大河ドラマの宣伝を繰り返し 流していました。
それは「利家とまつ」でした。
「久しぶりに大河を見るか! 」
と張り切ったのですが、2回ぐらいでやめてしまいました。
始まった大河ドラマを見てみると、
知らない人が多くなっていて、だんだん区別がつかなくなり、見ているうちに、
「あれっ? この人こっちの味方じゃなかったっけ?」
などと思ったりして、疲れたからです。
当時、結婚して数年経っていて、そのときはもう、
全くと言って良いほどテレビを見ていなかったようです。
またあのドラマは、当時の若いイケメンを投入しすぎていました。
伊藤英明・加藤雅也・沢村一樹・反町隆史・竹野内豊あたりは、
私にとって、馴染みがないだけに、ごっちゃになりやすかった。
特に、反町さんと竹野内さんを混同しがちでした。
今ネットで検索していると、共演作を再放送しますという記事に、こんな写真がありました。
これだと、今でも無理かもしれません。
そこまで似ていないのに。
別々なら混同はしませんが、そうなると今度は、まるまる名前が思い出せません。
私は人の名前と顔の一致は得意だったのに。
そのときは、脳の衰えを感じて本当にガックリきました。
あれから二十年以上。
今は全くガックリきません。
だって、テレビで見る人見る人、初対面に近く、新鮮です。
ここ二年ぐらい、テレビを見るようになりましたが、
それでも役名しか思い出せないことが多く、
その役名も、言おうとすると他の人の名前と混ざったり、入れ替わったり。
安藤サクラのお父さんて誰だっけ。
岡田・・奥野・・岡野・・・き〜!
と言う感じです。
私のドラマ視聴師匠のみゆきさんも、
私のそういうところは諦めていて、訊けばすぐに教えてくれます。
直近ではこういうことがありました。
福地桃子さんのお父さんが、哀川翔さんである、
ということを 何かの記事で知りました。
ああ、あの人だ。
ちょっとリーゼントで・・・踊りながら歌う人。
哀川翔さん。
でも、もう間違えていました。
どれどれ、今はどんなお顔かしらと検索して画像を見たら、
出てきた哀川翔さんは、思った人と全然違っています。
私はみゆきさんに言いました。
私:哀川翔さんは別人でした。
私が思っていたのは、「なんとかになんとか」って歌ってた人。
みゆきさん:なんとかになんとか。さすがにわからないわ?
私」「あの子になんとか」だったかな?
それでもわからないよね。
とにかく、私が思っていた哀川翔と違っていたわ?
ジュリーになんとか・・
いやぁ、違うなぁ・・・
あっそうだ、肩パッドが大きくて、脚が真上に上がる人。
(ここでじれったくなり、私はChatGPTに質問してきました)
私の質問
「哀川翔さんと似た感じの名前の人で、
肩パッドの大きい薄い色のスーツで、
脚が床に垂直に上がる人で、誰か心あたりがありませんか?」
ChatGPTの答え
「あなたが言っているのは、**「松崎しげる」ではないでしょうか?
ただし、哀川翔さんと名前が似ているという点では少し違うかもしれません。
他の可能性としては「武田鉄矢」**なども考えましたが、
足を真上に上げる特徴には当てはまらないですね。
もう少し具体的な情報や時代背景を教えていただけると、
より的確にお答えできると思います!」
そりゃそうですね。
後刻、LINEでみゆきさんに。
私:さすがに松崎しげるではないわ! 武田鉄矢も さすがに酷い・・・
みゆきさん:哀川翔か!布袋じゃないよね〜誰だっけ?って思ってた
そのあと、誰と誰を混同しやすいとか、
誰が誰に似ているとかいう話で盛り上がっていたら、
みゆきさんが急に言いました。
みゆきさん:吉川晃司?
私:そうだよ!
なんでわかったの?
川、しか共通じゃないじゃん?
肩パッドでわかった??
みゆきさん:足が上がるで急に思い出したの
さすがです。
その後、吉川晃司さんの脚の上がる特別な理由があるのではないかと思い、
ChatGPTに訊いてみました。
ちょっとめんどくさくなったので、スクリーンショットで。
ChatGPTも、毎日何度も私からくだらない質問をされて、
さぞうんざりしていると思いますが、
これからもよろしくお願いしたいと思っています。
ところで、あと2回を残して終わってしまう「光る君へ」に、
師匠も私も名前も役名も思い出せない人が一人います。
最初のうちは
「あの人なんという名前だっけ。
やっぱり藤原姓?
あそこはみんな藤原さんだからなぁ。
後から出てきたから覚えにくいよね」
「誰? 何した人」
「ほら、道長がなんか山にお参りに行って、その人が岩場から落ちそうになって、
道長か、道長の息子だったか、もう忘れたけど、
この手に掴まれ!って手を伸ばして、
危ない! 落ちる! みたいになったけど、がしっとその手を掴んで」
「あ、ファイトー」
「そうそう、いっぱーつ!って」
「リポビタンDで」
「そうそう。あのえーと、藤原パパに自分たちのパパを殺された感じに思って恨んでいるお姫様で道長と結婚してあとで道長のことがすごい好きになった人のお兄ちゃん?」
「だめだ、思い出せない・・」
という会話があってから、その人の名前は「リポビタンD」になってしまいました。
あのシーンをファイト一発のリポビタンDと認識した人は日本中にたくさんいるので、あちこちでそう呼ばれていると思います。
「あの紅葉祭りの宴では4Fと一緒にいたけどさあ、リポビタンD」
「うんうん」
「でも、道長が出家したあと、密談には呼ばれてないよね」
「やっぱ途中まで道長のこと恨んでたみたいだし、
どうしても後続ってことで、一段低いんじゃないの?」
「中途入社で日が当たらない、みたいな?」
「そうそう、かわいそうだよねリポビタンD」
すっかり、リポビタンDになってしまいました。
すみません。