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エッセイ419.3週間の帰省の旅(4) Day 3. クライストチャーチ
10月24日水曜日 今日はクライストチャーチを観光します。
朝ごはんを食べずに車で出かけ、クライストチャーチ市中心まで行って駐車しました。
目の前が「カテドラル・スクエア」です。地震で崩壊してしまってから、クライストチャーチの大聖堂は再建途上です。
美しい囲いに、かつての石壁が貼られて、「触れてみて、感じてみてください」と。
「あの鐘を早く聞きませんか」とあって、寄付を募るなど、ゆっくり時間の流れる国であることを感じました。
一旦伐採したら、それきりになってしまう樹々を、目の前の利潤でばっさりやろうとしている某国との違いを感じました。
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工事中のために建てまわされた外壁の周りを見て回ってから、目の前の図書館のカフェで、朝ごはんを食べました。
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その後、トラム(市街電車)の切符売り場で一日券を買います。いろいろなデザインの路面電車が、次々とやって来ます。私たちの乗ったのは、中央部分がガラス張りの観光仕様です。
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そう広くない通りを、電車はときどき、カンカンと鐘を鳴らしながら進みます。運転士さんが丁寧に観光案内をしてくれます。10番の停車場で、パンティングのために一度下車しました。
パンティングというのは、平たいボートで、市中を流れるエイボン川を下るものです。カンカン帽の舟人さんの説明を聞きながら、たくさんの橋をくぐり、川を上り下りします。水藻がそよいでいるのがよく見える水の清らかさです。乗客は六人乗りのボートに、私たち家族三人だけです。船頭さんの説明も面白く、いろいろな種類の鴨を間近に見たり、枝垂れ柳に頭を擦られながら通過したり。午後2時の日差しは暖かく、眠ってしまいそうな静かな短い船旅でした。
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またトラムに乗りまして、カンタベリー大学と向かいの植物園に行きました。古いけれどよく管理されたカンタベリー大学の建物には、ギャラリーやワインカフェ、市の施設が入っていて、その一部は音楽大学として使われていたり、マニアックな映画を上映しているシネマも入っています。
大学の建物の向かいの植物園はとても広いです。どこまで行っても、どこで道を変えても、いろいろな草木や花が広がっていて、とてものんびりできました。
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再び乗ったトラムは、午後6時まででしたが、5時半のものに乗って始発まで戻ると、あとは帰ってくるトラムが車庫に入っていくばかりです。
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宿に戻る前に、スーパーでいろいろ買い込みました。チキンとアボカドの海苔巻き。ほうれんそう入りラップ・白ワイン・クラフトビール・ロティサリーチキンは、袋から出そうとするとどんどん崩れてしまう柔らかさ。チーズ・オリーブ・そのまま食べられるシーザーサラダ。モテルの部屋で食べ終わると、疲れがどっと出て、午後の9時には消灯となりました。
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