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エッセイ537. 家庭内のあれとあれ(駄)ー2.炭酸水

続きです。
くだらないので急いで書いて、寝ます。

以下は、前回のトイレットペーパーの件と同じように聞こえますが、
実は違います。

その話です。

うちにはソーダストリームという、中にガスボンベ? が入っていて、
ボトルに入れた水をセットしてボタンを二度押すと、
シュー!と5、6回音を立てて、炭酸水を作ってくれる機械があります。

10万円ぐらいするんだろう!

と思って遠くから恐る恐る見ていましたが、よく見ると1万円ぐらいだったので、思い切って買いました。
いつでも飲みたいだけ炭酸水が飲めるので、とても気に入っている家電です。

さて、それ用の大きなボトルが2本、冷蔵庫のドアポケットに並んでいます。
我が家のルールでは、マヨネーズに近い方のボトルから飲みきって行くことになっています。
そして、自分がボトルを取り出して飲むとき、ボトルの中身が無くなったら、
新しく炭酸水をつくり、新しい方はマヨネーズから遠い方に置く。
それが、1本を飲み切った人の責任なのである。
そういう決まりがあります。

ボトルを取り出したとき、ほんの少し水が残っているとどういうことになるでしょうか。
迷惑します。
そのちょっぴりを、すっかり注いでも、飲みたい量には足りないのです。
でも、空にしたボトルは、新しくフルボトルで炭酸水を作らなければいけません。
ため息をつきながら冷蔵庫に残っていたボトルも取り出します。
1本目の空に近いボトルを空け、2本目のボトルから継ぎ足し、
また新しく炭酸水を作り、2本を冷蔵庫に戻します。

そこで私は訴えたい。
炭酸水を飲む人は、自分の飲みたいだけ水をグラスに注いだときに、
ボトルにそれでもちょびっとだけ残っていたら、
無理をしてでも、飲み切ってほしい。
飲んで空にして、新しくフルボトルを作っていただきたい。

でも私はそれを夫に言うことはしません。

なぜなら、夫がそうやってほんの少ししか残っていなくても、
冷蔵庫に戻すのは、ちゃんと理由があるのです。

彼は、新しいのを作るのが面倒で、ちょっぴり残すわけではないのです。
純粋に、飲みたいだけを飲むということに集中して、
(あ、ちょっぴりあるから飲んじゃうか)
と思って、グラスに注いだ方をゴキュゴキュ飲んで、ボトルに残ったのを足して飲んで終わりにする、という発想がないのです。

夫は、食べる前・飲む前に、どうやって食べ・飲み進み、どこでやめるかというのを計算しているのだそうです。
おかずとパン、おかずとご飯も真剣に兼ね合いを見ながら食べているそうですし、そこに汁物なんか絡むと複雑なことになって、大変なのだそうです。

だから例えば私が、彼がほぼご飯を食べ終わりそうな時に

あっ、肉もっとあるよ。
出そうか?

とか言うのが、すごく嫌なのです。

あ〜・・
そういうことを言わないでくださいよ。
私は最初からずっと計算しながら食べているんですから。

と必ず言います。

要らないの?
おいしいよ?

と追い詰めると、しばらく葛藤してから、

・・・・・・いただきます・・・・・・

結局食べますが。

フランス人になぜ肥満がいないかという話がありますよね。
フランス人は自分の適量がわかっていて、そこまで食べたら、もう食べないのだそうです。
私みたいに、鍋に残ったものを、あとで通りすがりに食べるとか、
ほろ酔いになるとお腹がいっぱいなはずなのに、オムライスを0から作るとか、
そう言う人が肥満になる。

夫は、食べる。飲むと決めただけ摂取したら、やめられるし、やめます。
すごいなと思います。

でもさ、言うてもお水でしょ?
炭酸水だけは無理して飲んで、フルボトルを作ってくれないかしら。

ちなみに、フランス人の生徒に上記のことをこの前聞いてみたら、

えっ?
誰かそんなこと言うんですか?
そんなこと全然ないですよ🤣

と言っていました。

続きます。


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ガラパゴス諸島から来た日本語教師 tamadoca
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